離婚・男女問題の事例紹介 | 小川 豊弁護士 溝の口テラス法律事務所

取扱事例1

• 調停

調停での相手弁護士との直接の討論でご依頼者様の望む調停合意を実現した事例

依頼者：30代(男性)

【相談前】
ご依頼者様は相手方と共にご依頼者様の親族所有の自宅で生活していたものの、相手方との生活に耐え兼ね別居。相手方は自宅に拘り何年も離婚が成立しない状況でした。


【相談後】
相手は現状維持に固執し離婚を断固拒否。
それでも和解をして前を向きたいというご依頼者様の希望を受けて
相手の弁護士と一対一の討論を申し出て説得し、離婚を実現しました。


【先生のコメント】
本件は、このままではお互いに疲弊し共倒れになるような状況である一方で、相手の態度から誰もがもう和解できず長引くと考える難しい事例でした。しかし、懸命に相手弁護士に関係解消をし、早期の自立を目指すことを説得し納得のうえ合意ができました。
周りが何と言うかでなく、最善の解決を目指し完遂できた事例と思います。

取扱事例2

• モラハラ

厳しい形勢を尋問で覆した事例

依頼者：40代(女性)

【相談前】
モラハラが原因で長期間別居中の夫から、離婚の裁判が提起されました。
ご依頼者様は、もはや夫への愛情はないが、自活のための準備期間が必要であると、夫の離婚請求を否定する裁判を希望されました。

【相談後】
裁判では、別居期間があまりに長期間で、また子どもさんもいないご夫婦であり他の裁判例と比較しても離婚が認められかねない事例であったことから、当方不利のまま尋問に臨みました。
しかし尋問で、相手は、こちらの準備した厳しい質問に黙ることしかできず、逆転勝訴を勝ち取りました。

【先生のコメント】
ご依頼者様には事前に厳しい結果になる可能性をお伝えしました。それでも当事者がお互いに譲って裁判を終了する「和解」はせず、戦いたいとの強いご希望を受けたため尋問に挑みました。
尋問は、徹底的に判例や文献を調査して、こちらに有利になるよう精密に組み上げました。
厳しい道も揺るがない覚悟と綿密な準備で踏破できるのだと学びをもって勝訴判決を得られた事件でした。

取扱事例3

• モラハラ

相手の主張の破綻を見破り多額の婚姻費用を勝ち取った事例

依頼者：50代(女性)

【相談前】
モラハラに苦しみ夫との離婚を希望され来所。
婚姻費用の支払いも求めて調停を申立てました。

【相談後】
婚姻費用の額は双方の年収を基準に決められますが、夫側は、傷病休職した等の様々な理由を付けて不当に安い年収を前提に婚姻費用を計算すべきことを主張しました。
しかし、判例や文献を調査し、夫側の主張を悉く退け、通常の収入を前提とし、また子どもさんの予備校代等まで上乗せした婚姻費用を勝ち取りました。

【先生のコメント】
婚姻費用は非常に高い等とよく言われます。
そのような事情もあってか夫側は婚姻費用の支払いを免れるため、もっともらしい主張をして来ます。
しかし、ご自身や子どもさんの生活・教育のための婚姻費用を簡単にまけるわけにはいきません。徹底的な判例・文献調査に支えられた揺るがない主張で、多額の婚姻費用を獲得できた事例のひとつとしてご紹介いたします。

取扱事例4

• 不倫・浮気

５００万円もの請求を５分の１以下まで減縮した事例

依頼者：２０代（男性）

【相談前】
夫の経済的DVや夫の家族ぐるみの嫌がらせにあう同僚の女性と関係を持ってしまい、夫から５００万円もの請求を受けた独身のお若い男性が困り果てご来所されました。

【相談後】
当方は、夫の経済的DV等により夫と女性の婚姻関係は既に破綻しており、女性とご依頼者との関係は法的に不貞とは評価できないことを毅然たる態度で主張しました。
長い交渉の末、訴訟をしても敗訴濃厚と見た夫側より５分の１以下の金額での和解の打診があり、ご依頼者も納得され早期解決を希望されたため合意をしました。

【先生のコメント】
配偶者の不当な行為に疲れ果て助けを求めて不倫と呼ばれる関係を持ってしまう方も少なからずおられます。
また、不貞をしてしまったから相手方の過剰な要求に応じたり法外な額の賠償をしなければならないわけでもありません。
間違いをしない人などいないのですから、お一人で悩まれず、ぜひ一度ご相談ください。