借金・債務整理の事例紹介 | 藤掛 昂平弁護士 神戸湊川法律事務所

取扱事例1

• 個人再生

【ペアローン】夫婦で購入した自宅を残しつつ、８００万円の債務の８割をカットする個人再生が認められた事例

依頼者：４０代夫婦

【相談前】
共働きのご夫婦の方がペアローンによって自宅を購入して生活をしていたものの、子供が増えて生活費が増えたことや、つい収入に見合わない支出をしてしまったこと、
４０００万円の住宅ローンの他にカードローン等の借り入れが夫婦合わせて８００万円ほどに膨らんでいたことから、債務整理のご相談を受けました。
依頼者様からは、小さな子供もいる中せっかく購入した自宅をなんとか手放さずに債務整理する方法がないかというご要望がありました。

【相談後】
検討の結果、幸いにも住宅ローン特約を用いた個人再生をすることが可能であったため、ご夫婦とも個人再生の申立をすることで、住宅ローン以外の８００万円ほどの債務の８割ほどをカットし、住宅ローンを支払い続けながら、他の債務を３年間で返済するという無理のない返済計画を裁判所に認めてもらうことができました。

【先生のコメント】
破産や個人再生をすることで、自身の財産の全てを取り上げられてしまうと考えておられる方も多いですが、
条件さえ満たせば、このようにせっかく購入した自宅に住み続けながら、債務を減らすことも可能です。
弁済計画が認められ、ご自宅を残せることが決まったときのお二人の安心された表情が印象的でした。

取扱事例2

• 個人再生

【個人再生】ギャンブル・携帯ゲームへの課金で膨らんだ借り入れを個人再生によって大幅に減縮した事例

依頼者：４０代男性

【相談前】
依頼者は、一般企業にお勤めで一定の収入を得られている方でしたが、携帯ゲームへの課金やパチンコ等のギャンブルによって
カードローン等の借り入れが６００万円ほどまで膨らんだことで、債務整理のご相談に来られました。

【相談後】
ギャンブル・ゲーム課金の金額が大きく、破産は難しいということでしたが、一定の収入があったことから、債務を５分の１ほどに減縮し、３年間をかけて返済する小規模個人再生を利用しました。
結果としてこちらで作成した弁済計画が裁判所に認められ、約１２０万円となった債務を月に約３万３０００円ずつ返済することが可能となりました。

【先生のコメント】
ギャンブルやゲーム課金があるために、破産申立は難しいことを説明し、依頼者様と協議をした上で個人再生を選択しました。結果として大幅な債務の減縮が認められたことにとても満足していただきました。

取扱事例3

• 自己破産

【自己破産】住宅ローン１９００万円、キャッシング等の借り入れ３００万円の債務で同時廃止による破産が認められたケース

依頼者：４０代男性

【相談前】
住宅ローンの支払いに追われる中、ギャンブルによって借り入れを３００万円まで増やしてしまった事例でした。
ローンの支払も苦しく単身で住まれていたということで、自宅を手放して自己破産をすることを希望されておりました。

【相談後】
検討の結果、自己破産の申立をする方針となりましたが、借り入れを作った理由がギャンブルということであり、免責不許可事由となることから、最悪、破産が認められない可能性、破産が認められても管財事件となり追加費用がかかる可能性を十分にご説明致しました。
結果、幸いにも管財事件にも移行せず、同時廃止として当初の費用のみで破産を裁判所に認めてもらうことができました。

【コメント】
ギャンブルによる借り入れがあったため、少なくとも管財移行は覚悟していましたが、競売によって自宅を手放すことや破産までに借り入れに相当の返済をしていたこと等、様々な事情が考慮された結果、同時廃止になったのではないかと思います。
依頼者様も無事に破産が認められたことに非常に安堵しておられました。