企業法務の事例紹介 | 藤掛 昂平弁護士 神戸湊川法律事務所

取扱事例1

• 不祥事対応・内部統制

問題行動が見られる社員への対応をアドバイスした事例

【相談前】
会社代表者の方から、他の従業員に対して暴言や嫌がらせといった行動が見られる従業員をどうにか退職させたいが、どのような手続を取るべきか、どのように進めるべきかとの相談を受けました。

【相談後】
当該従業員の嫌がらせや暴言を裏付けるメールやLINE等の証拠もいくつかある状況でしたが、類似ケースの裁判例を調査した結果、会社からの一方的解雇とするには事情として十分といえるか微妙なケースでした。
しかし、依頼者様からは他の従業員を守るためにもどうしても退職してもらいたいとの要望が強かったため、後々解雇の効力を争う訴訟をされてしまうリスクを十分に理解していただいた上で、合意退職に向けた相手従業員への働きかけや、想定される相手の反応に対する対応等をアドバイス致しました。
解雇の効力を争われたり、訴訟を提起された場合に正式に受任させていただく予定でしたが、結果的にはアドバイスに沿って対応していただいたことで、当該従業員と合意退職にこぎ着くことができたようでした。

【先生のコメント】
結果的には事件としてはお受けせず、何度かのご相談をお受けしたのみで事態としては収束したようでした。
しかし、解雇事例ではこのように上手く事態が収束するケースばかりではありませんので、従業員の解雇をお考えの方は、事前にその手続や適法性など十分に弁護士にご相談されることをおすすめ致します。

取扱事例2

• 契約作成・リーガルチェック

【契約書作成】運送会社の下請け企業との業務委託契約書を作成したケース

運送事業を営む会社から、会社の業務を下請け企業に委託する際の業務委託契約書を作成してほしいとのご相談を受けました。
この契約を元請け企業として締結するには、下請法や独占禁止法等の関係法令への配慮が必要ですので、依頼者様のニーズを盛り込みつつ、各法令に抵触しない内容の契約書を作成致しました。