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みずの あきこ
水野 彰子弁護士
法律事務所なぎ
烏丸駅
京都府京都市中京区天神山町280 石勘ビル4階-9
対応体制
  • 法テラス利用可
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

初回相談は1時間まで無料対応しておりますので、お気軽にご相談ください(無料相談は平日営業時間内のみです。分割払い、後払い、法テラス利用については、案件によっては対応できない場合がございます。 また、弊事務所の判断により、ご相談をお断りする場合がございます。)。

インタビュー | 水野 彰子弁護士 法律事務所なぎ

労働問題や「かぞく法務」に強い京都の代表弁護士。出産を経て、依頼者と歩んだ15年の軌跡

上場企業のインハウスローヤー(組織内弁護士)などを経て独立した、法律事務所なぎ の水野 彰子(みずの あきこ)弁護士。
約15年に及ぶキャリアを通して、労働問題や、離婚をはじめとする「かぞく法務」などに力を注いできました。
複数の弁護団に所属し、社会的な活動にも参画しています。モットーは、画一的な対応ではなく、1件ずつオーダーメイドの解決策を練ること。
その情熱やパワーは、どこから湧き上がってくるのでしょうか。

01 弁護士としてのキャリア

複数の事務所を経て独立。キャリア15年、上場企業のインハウスローヤーも

ーー約15年に上るキャリアの歩みをお聞きします(2023年9月現在)。

複数の法律事務所での勤務やインハウスローヤーを経て、独立して現在の事務所を立ち上げました。
その間、一貫して京都や大阪を拠点にキャリアを築いてきました。

以前勤めていた事務所時代は、とくに労働者の立場から労働問題に数多く携わりました。
過労死をはじめとする労災(労働災害)、未払い残業代の請求、ハラスメントなどです。


ーーインハウスローヤー時代は、どんな企業にお勤めだったんですか?

大阪市内にある上場企業で働いていました。
その仕事を経験してよかったのは、内部から組織のあり方や意思決定のプロセスを目の当たりにできたことです。
それは今、会社顧問をお任せいただくに当たって大いに役立っています。

企業法務では現在、個人事業主や家族経営の小規模事業者を中心にご相談をお受けしています。
私は必ずその会社を訪問し、従業員のみなさんの顔を見て、現場の動きや雰囲気をこの目で確かめるようにしているんです。

企業と一口に言っても、その内実はさまざまです。
法律を画一的に当てはめるだけでは不十分で、私はそれぞれの会社の風土に合わせた解決策を探すことにこだわっています。


ーー独立したのは、どんな思いからだったんですか?

1件ずつ時間をかけて、丁寧にやりたい。
常にクオリティの高い仕事をしたい。
そうした理想の弁護を追求するためです。

これまで、数多くの事件を受任し、途切れることなく次々と回していくスタイルで働いてきました。
多くの方々を手助けできる反面、どうしても画一的な対応をせざるを得ない部分があって。
若い頃は一気に経験を積めたのでよかったですが、知識を十分身につけた今、それをやり続ける必要があるのか自問したんです。

これからはそれ以上に、一人ひとりの依頼者さまとじっくり向き合う時間を大切にしようと考え、独立しました。

02 得意分野と強み①

労災や残業代、ハラスメントで労働者の盾に。アスベスト訴訟弁護団も

ーー個人案件も幅広く扱っておられます。どんな相談をメインに受けているのか教えてください。

柱に据えているのは労働問題と、離婚や相続などの家事事件です。

労働事件は新人時代に非正規雇用の問題に関心を持つようになってから、キャリアを通じて一貫して力を入れてきました。
労災や残業代、ハラスメントを中心に、交渉から労働審判(迅速な解決を目的とする裁判所での手続き)、訴訟まで山のように経験してきたんです。

それとは別に、アスベスト訴訟の弁護団の一員としても活動しています。
建材に含まれるアスベスト(石綿)が原因で病気を発症したとして、建設現場の作業員らが国と建材メーカーに損害賠償を求める訴訟のことです。
駆け出しの頃から15年近くにわたって、被害者への補償を訴え続けています。


ーー弁護団活動などにも熱心に動いているんですね。

ほかにも過去には、カネボウ美白化粧品による白斑(はくはん)被害救済弁護団にも加わっていました。

また、弁護士会では法教育や、高齢者・障害者の支援、犯罪被害者支援、男女共同参画を推進する活動に参加しています。
女性はどうしても妊娠や出産でキャリアを断絶せざるを得ず、復帰も茨の道です。
私自身が体験したので、よくわかるんです。
弁護士と、子を持つ母親。
その当事者として、仕事と生活の両立支援を進める制度づくりなどに関わっています。


ーー労働問題ではハラスメント被害が後を絶たず、連日ニュースを賑わせているのが気がかりです。

厄介なのは、被害を受けた証拠が乏しく、立証するのが難しいケースが少なくないことです。

上司から暴言を吐かれても即座に録音できるわけではないですし、セクハラも密室で起こりやすいからです。
それでも、私は数少ない証拠をつなぎ合わせ、ハラスメントを立証して慰謝料や解決金を何度も手にしてきました。

被害を訴えるのは、とても勇気のいることです。
それでも、泣き寝入りせずぜひ私を頼っていただきたいですね。


ーー同時に、会社側も働きやすい環境整備を進めてほしいところです。

会社の対策強化も待ったなしの課題です。
ですから、私は会社側からのご相談も積極的にお受けしています。

これまでハラスメントに限らず、労働組合とのハードな交渉などで場数を踏んできました。
顧問としてトラブルを未然に防ぐ手立てを講じること、労働者との間で問題が生じたときに交渉で円満解決を図ること。
その両面で、会社のみなさんのお役にも立てるはずです。

03 得意分野と強み②

「かぞく法務」と「終活法務」。一歩先のオーダーメイドの解決

ーーもうひとつの柱である家事事件についても詳しくうかがいます。

離婚や親権、養育費などの「かぞく法務」、遺言執行などの「終活法務」。
私は、とくにこの2つをテーマに据えて活動しています。

最もこだわっているのは、画一的な判断をせず、1件ずつ丹念に、オーダーメイドで解決することです。

似たような事案でも、年齢や家族構成も違えば、人間関係も複雑に絡み合います。
徹底的に争いたい方、早く決着させたい方、ゆっくり考えたい方。
人によって望む解決方法もさまざまです。
ひとつとして同じ事件はなく、杓子定規に法律を適用して済む問題ではないんです。


ーーただ、言葉にする以上に難しい作業ではないですか?

だからこそ、経験がモノをいう分野です。
場数を踏めば踏むほど、解決策の引き出しが増えるからです。

その点、私は京都で活動する弁護士のなかでも、相当な数の家事事件を扱ってきた自負があります。
とくに子育て世代の女性には親近感を抱いていただけているようで、同じ境遇の私も自然とグッと力が入るんですよね。


ーー家族の問題は、感情的な対立がネックになるとも言われます。ただ、心のケアは弁護士の管轄外でしょうか?

いいえ、私は心のケアまで踏み込んで、依頼者さまを精神的に支えることも大切にしています。

たとえば、DV(ドメスティックバイオレンス)被害者への対応です。
心に傷を負った方をどう支援すべきか、どんなコミュニケーションが求められるのか。
私は、そういったことを学ぶ研修を率先して受けてきましたし、現在は講師も務めています。
依頼者さまの心の声に耳を傾け、気持ちに寄り添うこと。
これは、私にとって決して欠かせないものです。

ただ、お気持ちに同調しすぎてはいけません。
依頼者さまと一緒に泣きたくなることも、腹が立つことも当然ありますよ。
でも、そこを乗り越えて、もう一歩先の目線で物事をとらえること。
そのうえで、冷静に指針を示すこと。
それこそが、私たち弁護士の役目ですからね。

04 依頼者への思い

「つらかったけど、今は幸せです」。依頼者から届いた一通の手紙

ーー出産などを経て、積み重ねたキャリア。それを支えた原動力は何だったのでしょうか?

一番は、困難な状況でも歯を食いしばり、懸命に前を向こうとする依頼者さまの姿ですよね。
その力強い姿を見ると、「なんとかしたい」と使命感が湧いてくるんです。

事件を終えてしばらく経ってから、近況報告のお手紙やメールをいただくこともよくあります。
たとえば、離婚を経てシングルマザーになった、ある女性です。
「あのときはつらかったけど、一緒に乗り越えられてよかった。今は幸せに暮らしています」と。
離婚後に専門学校に通い、資格を取って働いているとおっしゃっていました。


ーーそれはすばらしいですね。

そんな知らせをお聞きするたびに、私自身も飛び上がるほどうれしくなるんですよ。
力をいただいて、「またがんばろう」と奮い立たせてくれるんです。

依頼者さまが幸せになる手助けをさせていただけるのは、私にとってもこの上なく幸せなことです。
これからも、ひとりでも多くの方々の人生を明るく照らせるように、力を尽くしていきたいですね。
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