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くろだ たかし
黒田 隆史弁護士
黒田特許法律事務所
新潟県長岡市今朝白3-3-1
対応体制
  • 分割払い利用可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

債務整理のみ初回相談無料で承っております。

インタビュー | 黒田 隆史弁護士 黒田特許法律事務所

人生の再建をオーダーメイドで支援。離婚問題や多重債務、刑事弁護で型に囚われない解決を目指す

話していると、なぜか安心する。
そんな温かい雰囲気を身にまとっているのは、黒田隆史(くろだたかし)弁護士です。
地元長岡で、離婚や多重債務、刑事事件など、地域住民の多様な法的課題に向き合い続けています。

依頼者との徹底的な対話と、精神面でのサポートにも尽力。
離婚事件や少年事件では自ら家庭訪問に行くなど、型にとらわれない弁護スタイルも強みです。

そして、LGBTの当事者でもある黒田弁護士。
公表の理由を聞くと、「私、嘘をつくのが下手なので(笑)。こんな弁護士もいるんだと、安心してもらえたら嬉しいです」と笑顔で語ってくれました。

依頼者の人生に、明かりを灯す。
黒田弁護士のキャリアや熱意に迫ります。

01 これまでの歩み

「家栽の人」で司法に興味。法学研究の道から、現場で戦う弁護士に

――先生はもともと、法学研究者を目指されていたとか。

そうなんです。
中学生の頃から法律学に興味があり、大学は法学部に進学しました。
その後大学院では、家族に関する法律を研究していました。


――数ある法律の中で、なぜ家族法だったのでしょうか。

私の主観ではありますが、刑法は理屈ばかりで、憲法は抽象的で分かりにくいなと(笑)
あと財産法は、お金の話になりがちですしね。

家族法は、解釈次第で人生が変わる、人生を動かせる分野でもあります。
さまざまな感情も絡み、奥が深く、学ぶ意味があると思いました。


――では研究者の道から、なぜ弁護士に?

法律の理論的な話や研究も興味深かったのですが、やっぱり現場で働きたくなったんです。
もともと「家栽の人」という漫画が好きだったので、その影響もあるかもしれません。

法律問題から一定の距離を置き、観察するのが研究者です。
一方弁護士は、依頼者さまと近い距離で、共に問題解決に取り組むことができます。
まさに現場で、リアルタイムに誰かを助けることができる。その点に魅力を感じて方向転換を決めました。


――現在は地元の長岡で、黒田特許法律事務所を構えています。

勤務弁護士を経て、父が弁理士として開業した事務所を引き継ぎました。
現在は多重債務や離婚問題、刑事弁護など幅広く対応しております。

刑事弁護に関しては、国選弁護人として150件を超える事件に携わってまいりました。
家族が突然逮捕された、わが子が事件を起こしてしまったなど、困ったときにいつでも相談できる体制は整っています。
依頼者さまのために戦う弁護人として、これからも熱意を持って取り組む所存です。

02 弁護士としての強み

徹底的に対話する。弱音を受け止め、精神的なケアも欠かさない

――先生の強みを、教えてください。

ひとつは、密なコミュニケーションです。

たとえば刑事弁護だと、弁護人は公判という限られた時間で、被告人の想いを代弁しなければなりません。
単に「反省しています」だけでは、説得力に欠けます。
なぜ罪を犯したのか、今後は何を改めるべきなのか。
具体的な話を裁判官に伝えるには、被告人の人生を知る必要があるんです。
そのためにも被告人とよく対話して、事件の背景を明らかにすることを心がけています。


――しっかり向き合う姿勢、非常に安心感があります。

離婚のご相談でも同様です。
特に男性の離婚問題は、成果が非常に見えにくいという傾向にあります。


――成果が見えにくい?

女性だと、養育費や財産分与を受ける側になるケースがほとんどでしょう。
成果を測る単位が「お金」なので、分かりやすいんですよね。
一方男性側は、慰謝料を払う、養育費を払う、財産分与を渡すという立場になります。
目に見える成果が得にくいからこそ、不満を抱える方も多いんです。

その不満を少しでも解消するためにも、やはり依頼者さまとのコミュニケーションは欠かせません。
対面はもちろん、メールやオンラインミーティングも活用し、常に傾聴の姿勢を意識しています。


――離婚の悩みは人に言い辛いですし、話すだけでも心が軽くなりそうです。

男は強くなければならない、弱音を吐いてはならないという価値観に囚われていては、苦しいですよね。
男性だからといって、困難をひとりで乗り越えられるわけではありません。
不安や不満を吐き出す場所を提供するのも、私の役割だと考えています。


――では、多重債務ではいかがでしょう?

中長期的な視点で、解決策を提案することを心がけています。

目の前の毎月の返済に追われている方にとって、5年後や10年後の自分の姿を想像することは難しいでしょう。
だからこそ私は、生活や意識をどう変えたらよいのか、未来に向けた改善策を一緒に考えるようにしています。

また借金は、デリケートな問題です。
依頼者さまの精神的なケアにも、細心の注意を払っています。


――ぜひ具体的に教えてください。

自己破産をすることで、「負けた」とか「だめな人間」だとか、ネガティブになる方もいるんです。
しかし、自己破産は経済的な再生の手段で、逃げではありません。
たとえば個人事業主の方には、「夜逃げせずに自分できちんと片付けた、大人の責任の取り方ですよ」など、ご自身を責めることのないように前向きな側面を伝えています。


――まさに、包括的なサポートです。

また私には、破産管財人の経験が豊富にございます。
申立て時の争点や必要な資料を的確に把握できるので、依頼者さまの負担を大幅に減らせるはずです。
不安なことは、お気軽にご相談ください。

03 解決事例

兄弟分離で親権を獲得。家庭訪問で子どもたちの想いに触れる

――特に印象的だった事例はありますか?

親権を激しく争った離婚事件です。
依頼者さまは男性で、3人の子どもがいらっしゃいました。
両親ともに親権を希望しており、折り合いをつけるのが非常に難しかったです。


――子どもが3人となると、確かに難航しそうです。

親権を決める要素のひとつは、お子さんの意向です。
もちろん、それだけで決まるわけではありませんが、裁判所にはお子さんの気持ちを正確に伝える必要があります。

そこで私は家庭訪問をおこない、まずはお子さんの様子や暮らしぶりを、この目で確かめることにしたんです。


――弁護士が家庭訪問をするのは、かなり珍しいのではないでしょうか?

暮らしぶりを実際に見ることで、私の主張に厚みが出ますし、信頼性も説得力も増すでしょう。
離婚事件に限らず少年事件でも、必ず家庭訪問を行うようにしています。


――非常にきめ細やかです。

更にお子さんから直接お話を聞いて、その様子を録画したものを、資料として裁判所に提出しました。
お子さんの意見を陳述書にまとめる方法もありますが、それだとニュアンスが変わる可能性があります。
気持ちを曲げることなくストレートに裁判所へ伝えるには、この方法がベストだと思ったんです。


――最終的に、どうなったのでしょうか。

依頼者さまとお子さんの意向が反映され、3人のうち1人の親権を依頼者さまが獲得することができました。

親権について争いがある場合、裁判所は原則として兄弟を分離すべきでないとの立場を採っています。
私の弁護士キャリアでも、本件のような兄弟分離が認められたのは非常に少ないです。
しかし、離婚後も兄弟の交流が維持されるよう取り決めをしたこと、子どもたちの主体性を重んじて、いつでも両親に会いに行ける状態を作ったことなども功を奏し、よい結果になったのだと思います。

04 信念、今後の展望

オーダーメイドの支援を。歯医者さんに行く感覚で、お気軽に

――先生の信念とは?

依頼者さまひとりひとりに、必要な支援を考えるということです。
決まった型にはめ込んで、手続きを進めることはありません。
オーダーメイドのようなイメージで、解決策を提案させていただきます。

弁護士の仕事は雇われガンマンなのか、聖職者なのかという議論がよくありますが、私はこのどちらか一方だけではないと考えているんです。
あるときは雇われガンマンとして、事件解決のために淡々と戦う。
またあるときは聖職者のように、依頼者さまの人生に深く関わる。
どちらの側面も意識しながら依頼者さまに向き合うのが、弁護士として大切なことです。


――では、今後の展望をお願いします。

弁護士は社会生活上の医師と表現されることもありますが、私としては歯医者さんぐらいの感覚で来てもらえるようになりたいですね。

ちょっと調子が悪いときに、気軽に予約を取って治療して、楽になるという成果を得られる。Lifeを改善できる。
法律事務所も、そんな存在でありたいです。


――最後にメッセージをどうぞ。

暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう。
私の好きな言葉です。
トラブルに巻き込まれたら先が見えずに不安で、文句も言いたくなるでしょう。
しかし、嘆いていても仕方ありません。
少しでも状況を好転させるためにも、弁護士を頼ってください。
相談いただければ、暗闇の中でロウソク一本の明かりを灯すことができるはずです。
いつでもご相談、お待ちしております。
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