交通事故の事例紹介 | 大串 亮平弁護士 すみれ法律事務所

取扱事例1

• 自転車事故

各種保険制度の特徴を踏まえた対応

依頼者：30代（男性）

【相談前】
自転車で通勤途中に四輪車と接触して交通事故に遭われ，ご相談にいらっしゃいました。

【相談後】
依頼者さまの事案では，自賠責保険よりも労災保険で給付金の支払いを受けた方が依頼者さまにとって有利であることを丁寧に説明したうえで，依頼者さまが労災保険の申請をするにあたって手厚くサポートしました。
労災保険から給付を受けていたため，依頼者さまはご納得いかれるまで治療を受けることができ，後遺障害も依頼者さまの希望どおりの等級を獲得することができ，大変ご満足されていました。

【先生のコメント】
交通事故（ケガによる損害）では，自賠責保険，任意保険に加え，通勤中・業務中であれば労災保険により保険金等を受け取ることができます。依頼者の方の過失割合が大きい場合には人身傷害保険の利用に関する問題も出てきます。その他にも，健康保険，障害年金なども関連してくるため，これらの保険制度の特徴を理解したうえで，事案に応じて最適な方法を選択していく必要があります。

取扱事例2

• 保険会社との交渉

示談交渉による賠償金の増額

依頼者：20代（女性）

【相談前】
依頼者さまの幼い娘さんが交通事故に遭われ，相手方保険会社から賠償金を提示されたものの，その賠償金額が適正なのかどうか分からない為，当事務所に示談書をご持参されていらっしゃいました。

【相談後】
依頼者さまから委任を受け，相手方保険会社と示談交渉を行いました。相手方保険会社が認めていなかった付添看護料を認めさせることができ，慰謝料も大幅に増額できたため，相手方保険会社が提示していた賠償金額の3倍程度の額で示談をすることができました。

【先生のコメント】
示談交渉においては，裁判になった場合にどのような判決となるかを意識して交渉する必要があります。裁判を多く経験しますと，示談交渉において早期解決するにあたっての，事案に応じたおおよその相場観を持つことができますので，その中で，依頼者さまの利益を最大化できるよう交渉をしていきます。

取扱事例3

• 死亡事故

死亡事故に付随する法律問題の解決

依頼者：80代（男性）

【相談前】
長年連れ添った奥様を交通事故で亡くされてご相談にお見えになりました。

【相談後】
まず，依頼者さまはご自身のお気持ちを相手方に伝えたいとの強いご希望をお持ちでしたので，被害者参加制度に基づき，検察官と連携して，依頼者さまが相手方の刑事裁判に参加する手続を支援しました。
次に，相手方に損害賠償を求めて訴訟を提起し，高額の賠償金を受け取ることができました。
その後，亡くなった奥様には依頼者さま以外に他の相続人がいましたので，交通事故の賠償金も含めた遺産分割の交渉も行い，交通事故に関連するすべての法律的な問題を解決することができました。

【先生のコメント】
死亡事故では遺族のお気持ちが最優先となりますので，依頼者さまのペースで事案に取り組みました。また，死亡事故ではその結果の重大性から相手方が起訴されることが多く，刑事裁判に参加できることも丁寧に説明する必要があります。また，遺族年金や相続に関する問題（遺産分割・相続税）も生じますので，依頼者さまのお気持ちに寄り添いながら，必要な手続を着実に進めることも必要とされます。