相続・遺言の事例紹介 | 吉田 英善弁護士 明誠法律事務所

取扱事例1

• 遺留分の請求・放棄

家業を継ぐ長男だけが遺産を取得し、他の兄弟との不公平が生じていたケースで、遺留分を主張し、高額な解決金を獲得した案件

依頼者：６０代　男性

【相談前】
代々、不動産収入で収益を上げてきた地主さんの次男さんからのご相談。親がなくなり、兄が家業を継ぐということで、家業の資産である不動産はすべて兄が相続し、依頼者には、いくばくかの金銭が支払われただけで、不公平だということでご相談に来られました。

【相談後】
依頼人に支払われた金額は、遺留分という残された家族が取得できる金額にも満たなかったことから、最低限度、保証されている遺留分を支払うように求めて交渉した結果、５０００万円を超える金額を支払ってもらうことができました。

【先生のコメント】
相続問題、特に家業が絡んで兄弟間で遺産の取り分が異なる、不公平な相続問題は、未だ多く存在しています。そして、身内の紛争は、他人の紛争とは異なり長期化しやすい特徴がありますが、この案件では、訴訟に至ることなく粘り強い交渉により、解決することができました。