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はら やすき
原 康樹弁護士
アポロ法律事務所
柏駅
千葉県柏市中央1-1-1 ちばぎん柏ビル4階
対応体制
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インタビュー | 原 康樹弁護士 アポロ法律事務所

弁護士としてあるべき姿を追求していく。依頼者との信頼関係を大切にする、正義感あふれる人情派

弁護活動と並行し、会務活動にも力を入れる、アポロ法律事務所の原 康樹(はら やすき)弁護士。

「弁護士としてあるべき姿を目指したい」との想いから、〈弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする〉とある『弁護士法一条』に則った高い志をもち、日々の弁護活動に取り組んでいます。

公平公正で道理にあっていることを大切にし、ときに、依頼者に自分の意見をぶつけることも厭わない原先生。
人間味にあふれる弁護スタイルに込められた想いに迫りながら、その弁護哲学を紐解きます。

01 弁護士になるまで

初めて六法全書を手にしたのは、ロースクール入学後

ーー初めて六法全書を手にしたのが、ロースクールの時だったとか。

そうなんです。
大学が政策学部学でしたので、法律とは直接的には縁がありませんでした。
といっても法律に全く興味がなかったわけではないんです。
いずれ学ぼうとは考えていました。
その前に日本や世界の将来に関わる「政策」を学ぶことで、広い視野を身につけておきたかったんです。

覚悟の上ではありましたが、法律の知識に乏しい状態では、やはりロースクールの授業は大変でした。
同級生のレベルに追いつくので精一杯で、もう必死に勉強に励む毎日でしたね。

02 これまでのキャリア

お金儲けより、弁護士としてあるべき姿の追求。弁護活動と並行し、会務活動にも注力

ーー事務所選びでもやはりこだわりはあったのですか。

2つの基準で探しました。
ひとつは企業相手ではなく、個人事件を軸にした、いわゆる町弁であること。
もうひとつは、弁護士会の活動にかかわる仕事に携わることにも寛容であることです。

弁護士という職業を、単にお金を稼ぐためと考えるのはどうも私にはしっくり来ないんです。
それよりも、「弁護士としてあるべき姿を追求したい」という思いが当初からありましたね。


ーー素晴らしい志ですね。


志を持ち、難しい試験を突破してたどり着いた職業です。
やっぱり「単なる仕事」とは思いたくないんです。

最初の事務所では、希望通りに会務活動にかなりの時間を費やすことができました。
メーデーのデモ行進に参加したり、講演をしたり、ビラ配りもしましたね。
いわゆる社会活動には数多く参加させていただきました。

弁護士業務としては、相続分野で後見の事案が多かったですね。
所長との距離がとても近い事務所でしたので、いろいろなことをみっちりご指導いただき、弁護士として多くのことを学ばせていただきました。

約3年お世話になった後、いまの事務所にちょうど5年前に入所させていただきました。


ーー弁護士として、よりステップアップを図ろうと。

そうですね。
前の事務所は会務活動のウエイトが大きめでしたので、今度はもう少し、弁護士として対応できる領域も広げていきたいなと。

いまの事務所は個人の裁量がとても大きいんです。
ですから、これまで未対応だった領域にも精力的に取り組むようにしました。
一般的な債務整理から離婚事件はもちろん、裁判員裁判もやりましたね。

会務活動の関連になりますが、「子どもの権利委員会」の支部の委員長もしているので、子どもの権利擁護にも力を入れるようにしています。


ーー事案に向き合うとき、こだわっていることはあるんですか?

自分の意見をしっかりと持つことです。
弁護士は依頼者の方の代理人ですが、その前に一人の弁護士です。
もちろん寄り添いもしますが、入れ込みすぎて当事者化しないように心がけています。

依頼者の方が望むことであっても、「無理なものは無理」「違うものは違う」とハッキリ意見する。
そういう弁護士でありたいと思っています。

新人のころ、弁護士の師匠に指摘されたんです。
「あなたは裁判所の報告を右から左に伝えているだけ。それでは弁護士としての意味がない」と。
その言葉は常に噛み締めています。

まず依頼者の方の立場に立って事件を見る。
そのうえで俯瞰して、冷静に自分の頭で考える。
依頼者の方との距離感とバランスは、常に意識しています。

03 弁護哲学・信念

自分の意見をぶつけるからこそ強固になる。人間力で構築する依頼者との信頼関係

ーー社会正義の観点でいえば、世間一般の通念と照らして「正しいのか」の判断はとても大切です。

事件の種類によっては、社会通念から逸脱したことを望む依頼者の方も当然いるわけです。
だからこそ、事案に向き合う時は、常に客観的な視点を忘れないようにしています。

それでいうと、初めてやった裁判員裁判が印象に残っているんです。
性犯罪で、社会的にも容認できないような悪質な事件でした。
私は被疑者の弁護をしましたが、最終的に長い懲役がつきました。
被告人が罪を軽くすることしか考えていない節があったんです。
そうした被告人でしたが、真摯に向き合い、事件の本質を一緒に考えて行く事で、多くの学びがありました。

判決が出た後、面会したんです。
そのとき、とてもすっきりした顔をしていました。「更生していくんだ」という意思が見えたんです。それはとても嬉しかったですね。

もうひとつ、発達障害を持つ少年の弁護も紹介させてください。
ものすごい学力の持ち主なんですが、学校に馴染めず暴力事件を起こしたんです。
私は人間不信にもなっていた少年に、ひとりの人間として接しました。
怒ったりもしましたが、最後は私のことを信用してくれ、強い信頼関係が構築できたんです。
おこがましいですが、教科書には載っていない大切なことを、ほんの少しでも学んでもらえたのなら、もうそれだけでも担当した甲斐があったかなと。


ーー2つの事案とも、弁護士の原というより、人間・原だから辿り着いた結末という印象です。

相談や事件処理にあたってはできる限り相談者や依頼者に寄り添った対応を心がけています。
それが信頼関係構築への入口になると信じているからです。

自分の意見を持つといっても、信頼関係の構築なしには、「意見」はただ心を突き刺すだけです。
しっかりと依頼者の方に寄り添い、その心の声まで聞き取れるようにならないと、到底いい結果には辿り着けません。

逆に言うと、私は相談のプロセスでハッキリと意見します。
もしも私の考えを受け入れられないなら、一緒にやっても後々トラブルになるかもしれないとまで言うことも厭いません。

04 弁護士としての想い

幅広く、そして深く。目指すのはディープジェネラリスト。学び続け、より良いリーガルサービスを

ーー生半可な気持ちで依頼者と向き合っても、最善の結果は得られないということですね。

少なくともこちらが真剣でないと、依頼者が抱える問題の本質には辿り着けないでしょうね。

それからもうひとつ、より依頼者の方に寄り添えるよう、「ディープジェネラリスト」を目指しているんです。
教官の教えなんですが、ジェネラリストとして幅広い分野に対応し、それぞれに専門性を持つという意の造語です。

たとえば、離婚相談で私のところに来た依頼者の方が、その後、交通事故に遭ったら、それも一緒に対応する。
そういう幅の広い対応ができれば、弁護士としてより頼っていただけますし、より大きな満足感を与えることができると思うんです。


ーー信頼できる弁護士に違う分野などもいろいろ相談できれば安心です。

大事なことは、「単になんでもやりますというだけはない」ということ。
幅広く、そして深く。
それができて初めて、ディープジェネラリストといえると思っています。

そうあるためにも、弁護士は歩みを止めてはダメだと強く思っています。
経験年数を重ねるだけで、実力がアップする職業ではありません。
頻繁に更新される法律をキャッチアップしながら、人間としての幅も広げていかないと劣化します。

弁護士である限り、生涯勉強を続け、少しずつでもよりよいリーガルサービスを提供し続けられるよう、全力で走り続けたいと思います。
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