不同意性交等罪・大阪府青少年健全育成条例違反に関する刑事弁護のご相談
突然のご連絡失礼いたします。
現在、刑事事件について警察から事情聴取を受けており、今後の対応についてご相談したくご連絡いたしました。
私は28歳の男性で、大阪府内に住んでおります。
SNSで知り合った17歳の女性とホテルで性行為をしました。金銭の要求は一切しておりません。
ホテルに入る前、女性本人から「誕生日を迎えて18歳になった」と説明されていたため、当時は18歳だと認識していました。
ホテルに入る予定はなかったのですがホテルの前を通った時に足が疲れたと言われたためホテル入る?ときいたら入ると言われました。ホテルを入る前後は手を繋いだりとかはなく自分から入られました。
性行為後は車で1時間くらいの場所に友達がおり泊まりに行くとのことで送ろうか?ときくとうんと返事をもらい行く途中に女性の交際相手が位置情報アプリからホテル前にいたため警察が介入し、11月6日に事情聴取を受けました。
性行為については双方の同意があったと認識しており、無理やり行ったという認識はありません。
警察には性行為があったことを認め、18歳だと説明されていた経緯についても供述調書に記載していただき、署名しました。
現在は逮捕されておらず、警察から「また連絡する」と言われて帰宅しています。
大阪府青少年健全育成条例違反について言及されたと思いますが、正式な容疑は確認できていません。
また、警察からホテルに入る前後に手を繋いでいたかを繰り返し質問されたため、不同意性交等罪についても捜査されているのではないかと心配しています。
私は現在、看護師として勤務しており、刑事処分による看護師免許への影響も懸念しています。
以下についてご相談したいと考えています。
不起訴になるパーセンテージを知りたいです。
費用よりも不起訴に向けた適切な弁護活動を優先したいと考えております。
可能であれば早急にご相談のお時間をいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
元警察官の弁護士です。
【想定される罪名】
お相手が17歳であるため、大阪府青少年健全育成条例違反が中心になると考えられます。
手を繋いでいたかを繰り返し聞かれたのは、お二人の関係性や同意の状況を確かめるためです。もしかすると相手が無理やり部屋に連れ込まれたと述べているからなのかもしれません。というのも、「返事をもらい行く途中に女性の交際相手が位置情報アプリからホテル前にいたため警察が介入し、」とあるので、女性が不同意だったと述べている可能性があるためです。
そのため、不同意性交等罪の成否も念のため確認しているのかもしれません。
とはいえ、警察官もホテルの入室前後やエレベーターなどのカメラは確認していると思いますので、女性の説明には疑問を持っているかもしれません。
【不起訴の見込み】
初犯で金銭のやり取りがなく、相手が18歳と述べていて年齢を誤って信じた事情もある場合、不起訴となる可能性は十分にあります。
年齢の誤信については「どこまで確認したか」が問われます。ここが一つポイントになる事案かと思います。
上記の事実関係を前提とすると
17歳と、平穏に性行為したことになって、不同意性交罪・不同意わいせつ罪は成立せず、
青少年条例違反が検討されることになります。
もっとも、青少年条例違反は過失でも処罰されるので、上記の弁解では、完全に罪を逃れることはできません。
(対償供与約束がある場合には、過失は処罰されないので、罪になりません)
大阪府条例
第五十九条 第二十六条第一項若しくは第二項第一号、第二十七条(第三号を除く。)、第三十九条、第四十二条第二号若しくは第三号又は第四十三条第一号、第三号若しくは第四号の規定に違反した者は、当該青少年の年齢を知らないことを理由として、第五十二条、第五十四条、第五十五条又は第五十六条第一号の規定による処罰を免れることができない。ただし、過失のないときは、この限りでない。
不起訴を目指す方針としては
青少年条例違反という前提で、知らなかったという弁解を十分尽くして
可能であれば示談して
さらに、だいたい、(児童買春行為には年齢確認義務がないのに)一回性の軽い淫行に重い年齢確認義務を負わせるのは、国法違反だ・不当だという弁護士の意見を添えることでしょう。