不貞相手への慰謝料請求と証拠について

結婚26年目
子供2人(うち未成年1人)

夫は会社経営で、私も一応その会社に在籍しています。
1年半前、夫から「価値観が違う、自由になりたい」と言われて離婚を切り出されました。話し合いの中で精神的に追い詰められ、私の方が家を出る形となりました。
しかし今年4月、夫の車のドライブレコーダーの記録から、離婚を切り出される以前から特定の女性と不貞関係があったことが判明しました。夫はその女性に対し「私(妻)と別れる」ことを条件に付き合い始めており、現在もほぼ毎日会っています。
現在の証拠としてもっているのは
・探偵の調査報告:2人で会っている場面の撮影 (ラブホテルへの出入り写真は撮れなかった)
・ドラレコの音声データ(複数回分)
複数回ラブホテルに入降する様子や、肉体関係があったことが明白な会話。
・出張や接待への同行。
・私(妻)への悪口や、離婚が進まないことに対 して女性が夫に促している会話。
・日中からの肉体関係を示す会話。
・私自身で撮影した写真 2人が実際に滞在して いるラブホテルの部屋および現地の車の写真

現在の状況
不貞相手の女性に対して不貞行為に基づく慰謝料請求をしたいと考えております。
しかし、数件の弁護士事務所に直接相談に行ったところ、「決定的なホテル出入りの写真(ツーショットでの出入り)がないと証拠として弱い」「ドラレコの音声だけでは証拠が薄い」と言われてしまいました。
探偵に再依頼する資金的余裕はなく、今後の弁護士費用を考えるとこれ以上探偵に頼む選択肢はありません。当初の離婚理由とは全く異なる嘘をつかれていたこともあり、現在はすぐに離婚に応じるつもりはなく、気持ちが整理でき話がまとまってから離婚したいと考えています。
内容的には非常に悪質性が高いと感じており、現状の証拠でなんとか請求を進められないかと精神的に大変追い詰められております。

先生方へのご質問
1. 現在の証拠(ドラレコ音声+自身で撮った滞在部屋・車の写真+探偵の接触報告)の組み合わせでも、相手女性への慰料請求や交渉を進めることは本当に難しいでしょうか?
2. 「決定的な写真」がない場合、これらの証拠で不貞行為を認めさせる、あるいは裁判で有利に運ぶための具体的な工夫はありますでしょうか?
3. このような状況下で、今できる最善の対応策やアドバイスを教えていただけますと幸いです。

現在の証拠だけで「不貞を立証できない」と直ちに諦める必要はありません。

不貞行為は通常密室で行われるため、性交渉そのものやラブホテルへの出入りを撮影した写真がなくても、複数の間接証拠を組み合わせて認定されることがあります。

今回特に重要なのはドラレコの音声です。単に親密な会話をしている程度なのか、肉体関係やホテル利用を具体的にうかがわせる内容なのかによって証拠価値は大きく変わります。ホテルや車の写真についても、撮影日時・場所、夫や相手女性との結び付きが確認できれば、音声等と組み合わせて有力な証拠となる可能性があります。

まず、ドラレコ音声の原データと文字起こし、写真、探偵の調査資料、LINE等を時系列に整理し、「いつ、どこで、どのような行動・会話があったのか」を一体として検討することが重要です。

また、現時点で離婚を希望していないのであれば、慌てて離婚に同意する必要はありません。夫が不貞を行い、婚姻関係の破綻について主として責任を負う有責配偶者に当たる場合、夫からの離婚請求には一定の制約があります。

相手女性への慰謝料請求についても十分検討の余地がありますが、最終的な見通しは証拠の具体的内容によります。「決定的な写真がない」という一点だけで判断するのではなく、音声や写真等を実際に確認してもらい、不貞をどこまで立証できるかを弁護士に精査してもらうことをお勧めします。