詐欺・消費者問題の事例紹介 | 稲田 遼太弁護士 インテアス法律事務所

取扱事例1

• 高齢者の詐欺被害

高齢な母が詐欺に引っかかった

依頼者：40代（女性）

【相談前】
いきなり母から連絡があった。
聞けば、お金がたくさん増えるとの説明を信じた母が怪しげな会社に対し、巨額のお金を払ったようだ。
インターネットで検索してみると、その会社の代表者についてはよくない話があった。
母は、それが詐欺だとは信じられない様子だった。
集金は母の自宅に直接訪れて行っていたところ、次回の集金日も分かった。
これは捕まえるチャンスなのではないかと思った。

【相談後】
母に対して、弁護士と一緒に、粘り強く詐欺であることを説明した。
集金に来た人に対しては、事前に弁護士と警察とが連携し、任意同行をしてもらうことが出来た。
その後、弁護士と詐欺業者との長い交渉を経て、数百万円のお金は返ってきた。

【先生のコメント】
詐欺に合われた自分を認められず、また、老後資金を取り崩してしまった事実に苦しむお母様をそのご子女とともに長い時間をかけて支えた事案で記憶に残っています。
相手方の会社は登記している所在地に行っても活動の実態がないことが明らかであり、なかなか詐欺の被害回復が難しい事案でしたが、警察とも協力しつつ、丁寧で粘り強い交渉を続けることで、一定程度の金銭の返還に成功することが出来ました。