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ふじもり まさゆき
藤守 真之弁護士
弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ 岸和田オフィス
岸和田駅
大阪府岸和田市宮本町27番1号泉州ビル2階202号
対応体制
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インタビュー | 藤守 真之弁護士 弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ 岸和田オフィス

地元・岸和田で築いた約13年のキャリアと経験。相続と不動産に強く、複雑な事案も円満解決へ

難波、堺、岸和田と大阪府内に3つのオフィスを構える弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ。
岸和田オフィスに在籍する藤守 真之(ふじもり まさゆき)弁護士は、約13年に上るキャリアを生まれ育った岸和田で積み上げてきました(2023年7月現在)。
離婚事件、交通事件、刑事事件、借金問題など一般的な事件も取り扱いますが、とくに相続や不動産問題に詳しく、愛する地域住民を支えています。
これまでの実績や、事件解決への思いを熱く語っていただきました。

01 弁護士としての歩み

岸和田で生まれ育ち、市内の事務所に約13年勤務。地元一筋のキャリア

ーーこれまでのキャリアの足跡を教えてください。

現事務所に入所する前に、同じ岸和田市内にある法律事務所に約13年勤めました。

岸和田は、大阪中心部に比べると弁護士の数が少ないエリアです。
地域に根を張り、離婚や交通事故、刑事事件、借金問題など住民のみなさんから幅広いご相談を受けてきました。
前事務所の所長が不動産問題に強かったため、賃料回収や建物明け渡し案件なども多かったですね。


ーーそもそも、岸和田は出身地でもあるようですね。

そうなんです。
司法修習の際に埼玉にいた時期を除けば、ずっと地元で暮らしています。

派手な「だんじり祭り」で知られる岸和田に、少々荒っぽい印象をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
でも、私からすると裏表のない素直な方が多く、とても親しみやすい土地柄です。
私自身も普段の相談対応では、依頼者さまをアットホームな雰囲気で迎え入れるようにしています。

大阪府内には難波と堺にもオフィスがあり、所属弁護士の多くが大阪出身です。
大阪の地理や文化、考え方を熟知している点は、当事務所の強みのひとつだと思いますね。

02 得意分野と強み①

認知症の親を介護、寄与分が認定。法定相続分を超える遺産を獲得

ーー現在の事務所はおもにどんな事件を扱っているんですか?

不貞の慰謝料をはじめとする離婚・男女問題、債務整理、刑事事件、労働問題など、おもに個人案件を幅広く扱っています。
毎年2,000人を超える方々からお問い合わせをいただいている状況です。

ここでは、私がとくに得意とする分野を2つ、重点的にご紹介させてください。
相続と不動産問題です。

なかでも相続は、当事者間の感情のもつれが激しくなりがちなため、解決は一筋縄ではいきません。
事案ごとに異なる事情を踏まえ、柔軟に対処する必要があります。


ーーどんな事案を解決してきたのか。過去の解決事例を教えてください。

相続には「寄与分」という制度があります。
亡くなられた方の介護に携わっていたり、事業を手伝っていたりと、被相続人の財産の維持・増加に寄与した場合に認められるものです。
入念な調査によって、調停の場でそれが認められた事案がありました。

依頼者さまは、親御さんを亡くなる直前まで献身的に介護されていた方です。
ただ、その方には兄弟がおり、その間で遺産分割をめぐる争いが生じてしまったんです。

依頼者さまが介護を担うことになったのは、兄弟で話し合った末に決めたことでした。
そして、ほかの兄弟は「面倒をかけるから、遺産はすべて譲る」と口々に発したそうです。

ただ、いざ亡くなると一転して、「法定相続分通りに分けたい」と要求してきたんです。


ーー依頼者にとっては寝耳に水だったと。

最初の約束は何だったのか、介護に費やした日々は何だったのか。
依頼者さまにとっては、到底納得できませんよね。

ですから、寄与分を主張したんです。
その結果、財産の維持に寄与したと認められ、法定相続分を超える財産を手にすることができました。


ーー「財産の維持に寄与した」と、どう立証したんですか?

依頼者さまがどれほど親身になって世話をしていたのか。
当時の介護の状況を徹底的に調べました。

親御さんは重い認知症を患い、要介護認定を受けていました。
普通に考えれば、介護サービスが必要な状態です。
ただ、依頼者さまは自力で必死に介護をされていたんです。
つまり、そのおかげで介護サービスの利用料を支払わずに済み、その分財産の目減りを防いだわけです。

それと、親御さんのために購入した買い物のレシートも保管されていたんですよ。
その量は、ダンボール1箱分。
それを1枚ずつすべて集計し、いかに献身的に支えていたか、そして財産を浪費していなかったかを訴えたんです。

法定相続分を要求されると、遺産を全額受け取ることは現実的に厳しい状況でした。
それでも、当初の約束に少しでも近づけられてよかったですよ。

03 得意分野と強み②

未払い家賃回収の落とし穴。早期退去を迫り、新入居者を迎える方法

ーー不動産はどうでしょうか?よくある相談などを教えてください。

とくに多いのは、賃貸物件の滞納家賃の回収や、建物明け渡しに関するご相談です。

家賃の未払いについては、大家さんからすれば全額回収したいと考えるのが当然です。
ただ、それに躍起になると思わぬダメージを被る危険があり、注意が必要です。
私はその点にも留意しながら、ベストな解決策がどこにあるのかを探すようにしています。


ーーどういうことですか?

滞納家賃を回収するには、まず支払いの督促から始めます。
ただ、すぐに支払ってくれる人ばかりではありません。
何度も督促し、ようやく数ヶ月前の一部が入ってきたとか、なかなか進展しないことがよくあるんです。
当てのない督促をずっと繰り返すだけでも、手間がかかりますよね。

何度督促しても応じない場合には、裁判を起こすことになります。
ただ、それで退去を認める判決が出ても、従わずに居座られるケースも散見されます。
そうなれば、今度は強制執行に踏み切ります。


ーー打ち手はあるものの、時間がかかりそうですね。

時間だけでなく、そこまでやるとなると、裁判費用も含めて多額のお金がかかります。
回収にこだわって長く争うことで生じるデメリットです。

では、どうすればいいか。
よくご提案するのは、借主自らの意思で早く退去してもらい、毎月しっかり支払ってくれる新しい入居者を迎え入れることです。


ーーでも、どうやって退去してもらうんですか?

滞納家賃の何割かを免除するなど、何らかのインセンティブをつけることで能動的な退去を促すんです。

それでは全額回収できないので、大家さんにとっては納得しがたく、難しい判断だと思います。
ただ私の経験上、長い目で見るとそのほうが損失を減らせる可能性が高いと感じています。


ーーいずれにしても、個々の事情に応じて最善の策を練る必要があると。

私は以前の事務所時代から、一貫して不動産問題に力を注いできました。
経験があるからこそ、依頼者さまの利益を最大化する方策を見つけ出せるはずです。

不動産に関しては、もうひとつお伝えしたいことがあります。
相続との密接な関わりです。
相続は、不動産が絡むと事態がこじれる傾向があります。
そうした複雑な事案にも、私ならきっとお役に立てると思います。

04 事件解決のスタンス

「不幸になる人をつくらない」。相手も納得の円満解決を目指して

ーー最後に、弁護士としての信念やこだわりを聞かせてください。

私たちの使命は、依頼者さまの要望をとことん追求することです。
同時に私は、争う相手を含め、事件に関わる人たち全員に納得いただけるような解決を目指すことも意識しています。
私が関わることで、少なくとも不幸になる人をつくりたくないんですよ。

もちろん、事件の内容や依頼者さまの強いご要望があれば別です。
そういうときは、最後まで徹底的に争います。
私自身も、「どうしても許せない」と思うような事件もありますしね。
そのあたりは、依頼者さまと十分話し合いながら進めるようにしています。


ーー温和な性格、人柄が伝わってきますね。

愛する岸和田のために、一つひとつの出会いを大切に、これからも地域に根ざした弁護活動を続けていきたいですね。
地域のみなさんの不安や心配を少しでも取り除けるよう、お気持ちに寄り添いながら全力でサポートさせていただきます。
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