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ながた じゅんこ
永田 順子弁護士
弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ
難波駅
大阪府大阪市浪速区難波中1-13-17 ナンバ辻本ビル4階
対応体制
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インタビュー | 永田 順子弁護士 弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ

大手企業の法務部から大阪の町弁に。出産・育児を経て、離婚や相続などの家事事件にも傾注する今

年間2,000人超から問い合わせを受けている、弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ。
難波オフィスに所属する永田 順子(ながた じゅんこ)弁護士は、かつては大手電機メーカーの法務部員として活躍していました。
出産を機に弁護士に転身し、現在は企業法務のみならず、離婚・男女問題や相続、刑事事件を中心に悩める人々のSOSに耳を傾けています。
依頼者の悲痛な叫びを受け止め、再出発を後押しする日々に迫ります。

01 これまでのキャリア

大手電機メーカーで国際法務などを担当。出産、海外移住を経て法曹界へ

ーー以前は一般企業に勤めていらっしゃったようですね。

上場企業でもある大手電機メーカーに入社し、約10年間、法務の仕事に従事しました。
法学部卒だったことから知的財産渉外部や法務部に配属され、おもに海外企業との知的財産に関する紛争や契約交渉などを任されてきました。

転機は、結婚と出産でした。
それを機に退社し、また新たなキャリアを築いていこうと。
それで今度は弁護士になろうと決めたんです。


ーーそして、見事に司法試験をクリアしたと。

あれは子どもが5歳の頃でした。
子育てしながらの試験勉強は大変でしたが、それ以上に充実していましたね。
仕事から一度離れた分、勉強できるありがたみを痛感する日々だったんです。

その後、夫の海外赴任に付き添い、家族でイギリスロンドンに約5年在住。
帰国後に司法修習を経て、弁護士としてのキャリアをスタートさせました。
最初に企業法務や国際法務を扱う事務所に就職し、それから現事務所に移籍しました。

最大の理由は、個人の方の案件を扱いたかったからです。
当事務所は企業法務のみならず、離婚・男女問題や債務整理、交通事故、刑事事件、労働問題、相続など幅広い分野をカバーしており、年間2,000人以上の方々からお問い合わせをいただいています。
また、入所当時はまだ子どもが小さかったので、時短勤務や柔軟な勤務形態を認めてくれたことも心強く、入所の決め手になりました。

02 得意分野と実績①

ダブル不倫を4者協議で「ゼロ和解」に。貞操権侵害の慰謝料請求も

ーー民間企業勤務に出産、育児。そうした経験は、弁護士業務に役立つ面がありそうです。

真っ先に浮かぶのは、夫婦や男女トラブルですね。
結婚して20年以上経ち、高校生と小学生の子どもがいます。
結婚生活や育児がどういうものか、私自身の経験を踏まえてアドバイスさせていただくことができます。

実際、離婚・男女問題のご相談は非常に多いんです。
難しいのは、合理性だけでは解決できないところ。
一人ひとりの感情や人生にも寄り添い、うまく解決策を見つけ出す必要があります。


ーーこれまでにどんな事件を解決してきたんでしょうか?

既婚者同士の不倫をめぐる「ダブル不倫」をうまく和解で解決できた事案がありました。

依頼者さまは、既婚男性と不倫関係にあった女性です。
相手の奥さまにそのことを知られ、弁護士から内容証明が自宅に届いたためご自身の旦那さまにもバレてしまったんです。

不倫中は「何があっても守る」と口にしていた不倫相手の男性は、いざ奥さまが慰謝料を請求すると態度を豹変させ、依頼者さまを追及する側に。
対する依頼者さまの旦那さまも、その不誠実な対応に怒り、相手の男性に慰謝料を請求したいとおっしゃっていたそうです。


ーーお互い、かなりヒートアップしていたと。

ただ、依頼者さまも相手方夫婦も、離婚は考えていなかったんです。
ですから、今後の夫婦関係を元通りに立て直すためにも、お互い慰謝料を請求せずに和解を図るほうが早く解決できると判断しました。

慰謝料などが生じない、いわゆる「ゼロ和解」です。
それで4者間でじっくり協議し、相手方夫婦の理解も得られて和解を成立させられた事案でした。


ーー男女トラブルでは、ほかにどんな相談がよくありますか?

貞操権の侵害に関するご相談も多いですね。

交際相手が、本来は既婚者なのに、独身と偽って、騙されて交際していたーー。
そんなご相談を受け、慰謝料を請求するお手伝いをさせていただいてます。
トラブルが増えているのは、マッチングアプリの普及も大きく影響しているのでしょう。

相談者のほとんどが女性です。
おそらく多くの人にとって「貞操権」という言葉は聞き馴染みがないでしょうし、独身同士の浮気や二股と同列視し、泣き寝入りしてしまっている方もいらっしゃるはずです。


ーーでも、決して泣き寝入りしないでほしいと。

慰謝料を手にできる可能性は十分あります。
「費やした年月を償ってほしい」。
そんな風に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。

女性の場合は離婚についても、特有の問題が横たわります。
収入を旦那さまに頼っていた際に、離婚後の生活をどう確保するかという問題です。
私はその点もしっかり見据えながら、手厚くサポートさせていただくようにしています。

03 得意分野と実績②

盗撮容疑で逮捕も、不起訴処分に。依頼者が流した涙と感謝の意味

ーー男女トラブル以外はどうでしょう?ほかに多く受けている分野を教えてください。

英文の契約書や企業法務、相続にも力を入れています。
契約書や企業法務や今までの経験を活かして、できる限りスピーディーに意見書をまとめ、企業活動に活かしていただくように心がけています。
他方で、相続は遺産分割協議や相続放棄,遺言書の作成などがあります。
相続も男女トラブルと同様に、合理性だけでは解決できない問題です。
ただ、私はそこにやりがいを感じるんですよね。

あとは、刑事事件も積極的にお受けしています。
たとえば、窃盗や横領、盗撮や痴漢などの性犯罪なども対応しています。

「今後、もう二度と繰り返しません」。
以前、不起訴処分が下ったときに、涙を流しながらそう決意と感謝を口にしてくれた方がいらっしゃいました。
盗撮容疑で逮捕されてしまったものの、被害者と示談を成立させられた事件のことです。


ーー被害者はトラウマを抱える方が多く、示談交渉は難航しそうですが。

私はあくまで加害者側の弁護人という立場ですが、示談交渉には被害者の気持ちにも十分配慮しなければいけません。
性犯罪において、被害者の多くは女性です。
私も女性として、また母親として、もし自分の娘が同じ目に遭ったらと思うと、想像するだけで胸が張り裂けそうなときもあります。

本件では、依頼者さまは、家族に誓って二度と犯罪しないと約束し、心療内科へ継続的に通院されていました。そして、幸いにも、示談に応じてもらうこともできました。
依頼者さまにとっても、前科がつくかつかないか、人生を左右する分岐点でした。
涙が頬をつたったのは、不起訴となって一安心し、感極まったのかもしれませんね。

04 依頼者への思い

「心の内をすべて打ち明けてほしい」。人生の再出発を後押しする

ーー穏やかな口調から感じるのは、何事もやさしく受け止める包容力です。依頼者ともそう接しているんですか?

依頼者さまには、心の内に抱えた思いを、すべて私にぶつけてほしいと思っています。
私たちの仕事は、そこから始まります。
そうやってじっくり話をお聞きしたうえで、ご希望に沿う解決策を探し出していくんです。

もちろん、現実的に叶えられないこともあります。
そういう場合は、納得いただけるまで丁寧にご説明します。
同時に、仮に困難なことがあっても、依頼者さまの理想や要望に少しでも近づけるように、あらゆる手を尽くすことも忘れてはなりません。


ーー弁護士という第2のキャリアと人生。その選択に後悔はないですか?

以前の会社もとてもよい会社で、出産後に復帰する選択肢もあったんです。
ただ、人生は一度きりですからね。
思い切ってこの世界に飛び込んで、本当によかったですよ。

そうでなければ、こんなにも多くの方々と出会うことはなかったはずです。
今の私がいるのは、頼っていただいた依頼者さまのおかげです。
これからも多くの方が新しい人生を気持ちよく踏み出していけるように、力一杯お手伝いさせていただきたいですね。
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