刑事事件の事例紹介 | 米谷 尚起弁護士 Re-Start法律事務所

取扱事例1

• 加害者

不利になる証拠を徹底的に排除して執行猶予判決を獲得した事案

依頼者：２０代（男性）

【事件の内容】
会社のシステムへの不正アクセスおよび会社財産の不正取得が問題となった事案。

【弁護活動の結果】
本件では、検察から提出された数百枚に及ぶ証拠資料を徹底的に精査・分析いたしました。
起訴された不正アクセスの事実に関係のない財産的事実については、詳細な意見書を提出して証拠採用に異議を申し立て、裁判所に対しても判断に用いないよう法的観点から主張を行いました。
追加の経済犯罪での起訴、それに基づく判決を回避することが依頼者の更生にとって極めて重要であったため、公判においても、当初の起訴事実である不正アクセスの点に絞って審理が行われるよう、証拠調べの段階で適切に対応。
その結果、追起訴を回避し、依頼者様は執行猶予付判決を受けることができました。
現在は更生を誓い、真面目に就労されながら平穏な生活を送られています。

【備考】
刑事事件では、初期段階からの適切な弁護方針の確立と、証拠に基づく緻密な弁護活動が極めて重要となります。
特に複数の犯罪事実が絡む案件では、依頼者の将来を見据えた戦略的な弁護活動が必要です。
捜査機関から事情聴取等を受けた場合は、速やかにご相談ください。