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かまだ けんじ
鎌田 健司弁護士
あすなろ法律事務所
青葉通一番町駅
宮城県仙台市青葉区一番町1-4-30 さのやビル5階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

※電話相談は初回限定で15分間無料で対応いたします。 ※ご予約時に「ココナラを見た」とお伝えいただいた方は、初回面談相談30分無料で対応いたします。

インタビュー | 鎌田 健司弁護士 あすなろ法律事務所

弱い立場の人に手を差し伸べる。消費者問題と子どもの権利問題に注力するやさしい町弁

宮城県仙台市にある、あすなろ法律事務所の代表を務める鎌田 健司(かまだ けんじ)弁護士。
法学部在学中に友人の相談に乗るうちに、弁護士になろうと思い司法試験に挑戦しました。

弁護士になったあとは、消費者問題や子どもの権利問題に注力しているとのこと。
大規模な消費者事件の弁護団の一員として活動したり、いじめに苦しむ子どもに寄り添ってきたりした豊富な経験があります。

なぜ、弱い人の立場に立った弁護活動を続けるのか?
これまでの解決事例と、弁護士として感じる率直な気持ちをお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

人の相談に乗るやさしい青年。それが天職だと思い弁護士に

――弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。

大学生のころ、友人からいろいろな相談を受けていました。
恋愛のことだったり、将来のことだったり、あとは今月の生活費が足りないみたいな他愛のない相談だったと思います。

そうやって相談に乗っているうちに、それまで悩んでいた友人が晴れやかな表情になるのをうれしく感じるようになったんです。
在籍していたのが法学部ということもあり、弁護士を目指そうと思いました。


――子どものころから面倒見のよい性格だったんですか?

自分ではあまりそういった自覚はありませんでした。
ただ、振り返ってみると人に何かを相談するより、相談される方が多かった気がします。
子どものころから、ちょっとお節介な性格だったのかもしれませんね。

02 弁護士としてのキャリア

弱い立場の人の力になる。消費者問題と子どもの権利問題の道へ

――これまで扱ってきた事件について教えてください。

私は弁護士になったあと、大ベテランの先生の事務所で1年間修行をさせていただきました。
その後、独立して今に至りますが、これまで債務整理や離婚、相続や交通事故、それに刑事事件など幅広く扱ってきました。

その中でも特に力を入れてきたのが、消費者被害の問題と子どもの権利の問題です。


――なぜ、そのふたつに注力しようと思ったのですか?

弁護士になったからには、弱い立場の人を守りたいという気持ちが強くありました。
私の中で特に弱い立場にあるなと感じていたのが、消費者と子どもだったんです。

私が弁護士になった平成8(1996)年ごろは、今より多重債務に悩む人が多かったんです。
ローンの金利に関する法律が改正される前だったので、年利30%以上のローンもありました。
あとは、若くてあまりお金がないのに、高額なローン(クレジット)を組まされるという被害もありましたね。


――子どもの権利問題にも、何か思い入れがあるのですか?

私にも子どもがいますが、もともと子どもと遊ぶのが好きだったんです。
でも、中には困っている子どもがいる。
そういった子どもたちに、何か法的な救済ができないかと思っていました。

03 強みを活かした解決事例①

消費者の大切なお金を取り返す。宝飾店倒産で発覚した大問題

――これまでどのような問題を解決してこられたのですか?

印象に残っているのは、平成9(1997)年に倒産したココ山岡宝飾店(以下、ココ山岡)の事件ですね。

当時、ココ山岡は20代前半など若い人に向けて粗悪なダイヤモンドを100万円くらいで売っていました。
もちろん、若い人はそのような大金を一括で払えないため、5年のクレジット(ローン)を組まされるんです。
クレジットの支払は、手数料を含め総額120万円程度になりました。

そして5年後に、ココ山岡が100万円で買い戻すという特約がついておりました。
つまり、差額の20万円でダイヤモンドを5年間使えるといった契約だったんです。


――どういった点が問題だったんですか?

ココ山岡は5年後に買い戻すという契約をしておきながら、結局倒産してしまったんです。
返済途中の人は「これまで払ったお金が返ってくるのか?」、これから返済する人は「返済しなくてはいけないのか?」と問題になりました。


――ただ、問題のココ山岡はすでに倒産していると。裁判の相手は誰だったんですか?

クレジットを組んでいたので、間に入っていたクレジット会社(信販会社)を相手に訴訟を起こしたんです。
結論としては、クレジット会社と和解が成立し、クレジット会社へ支払いの必要はなく、今まで払ってきたお金についても満額ではありませんが返還されることになりました。

この事件は全国規模の問題となり、全国で弁護団が組織されたんです。
私も宮城県の弁護団に所属して、被害者救済に奔走していました。

私にとってこの事件は、消費者問題を考えるうえで強烈に印象に残っていますね。

04 強みを活かした解決事例②

子どもの笑顔を守りたい。中学生のいじめ問題解決に奔走

――子どもに関する事件の解決事例を教えてください。

小学生のころにいじめにあったお子さんの事件を担当したことがあります。

中学校になって、ほかの子と同じように学校に通えず、不登校になってしまったんです。


――それは辛いですね。いじめの調査はどのように進めたのですか?

実は私が相談を受けた時点で、すでに第三者委員会による調査が終わっていたんです。
そのため、調査資料をもとに謝罪と慰謝料を求めることが私の仕事でした。

依頼者(お子さんの保護者)は学校や教育委員会の対応に納得できないとして、学校や教育委員会へ謝罪や慰謝料を求めていたんです。


――どのような結果になったのですか?

最終的に、教育委員会がいじめを認めて謝罪してくれました。
慰謝料についても満額ではありませんでしたが、依頼者家族が一応納得できる程度には獲得できました。


――その後、お子さんはどうなったのですか?

ちょうど高校受験の時期だったこともあり、訴訟を起こさず交渉で和解しました。
お子さんは無事高校に進学し、今では元気に学校に通っているようです。

以前と違い、すごく明るい表情になったのが印象的でしたね。
子どもの問題は非常にナイーブなので、私も慎重に進めるようにしています。

05 弁護士としての心がけ

困っている依頼者の力に。現状維持でなくスキルアップも

――弁護士として、どのような信念を持っていますか?

私が弁護士の仕事をしているのは、依頼者のためです。
依頼者が望んでいることに耳を傾け、しっかりサポートしたいと思っています。

法律用語や法律の解釈など、普段の生活で馴染みない言葉も出てきます。
その際は、丁寧に噛み砕いて分かりやすく説明するよう心がけていますね。

依頼者への報告をこまめにするようにもしています。
現在ではメールやLINEなど便利なツールがありますので、こまめな連絡が依頼者の安心につながると思うんです。


――今後、目指していく弁護士像を教えてください。

これまでの信念はそのままに、よりいっそう依頼者に寄り添っていきたいですね。

ただ、今までの知識や経験に頼っているだけでは時代に取り残されます。
法律や裁判例はどんどん更新され、業者の決済手段や勧誘方法も以前と違ってきているんです。

これからも多くの依頼者のお力になれるよう、私も日々勉強してスキルアップしていきたいですね。


――今まさに法律で困っている方に、メッセージをお願いします。

テレビに出演する弁護士が増えたことにより、弁護士は以前より身近な存在になっていると思います。
ただ、それでもまだ敷居が高いと感じる方がいらっしゃるのも事実です。

体の調子が悪くなれば、すぐに病院に行きますよね?
その感覚で、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

もちろん、中にはその場で解決して受任に至らないケースもあります。
でも、相談者の気持ちが軽くなるなら、まずはそれでいいんです。
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