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ひぐち しょうま
樋口 翔馬弁護士
樋口法律事務所
水族館口駅
鹿児島県鹿児島市山下町17-9
対応体制
  • 法テラス利用可

インタビュー | 樋口 翔馬弁護士 樋口法律事務所

依頼者の「よきパートナー」として。ひとりひとりに誠実に向き合い“気持ちの解消”を目指す若き弁護士のこだわり

「自ら困難を乗り越えようとしている依頼者さまにとって、弁護士は伴走者のような存在にならないといけないと思っています。私は、依頼者のよきパートナーとして、二人三脚でゴールを目指したいんです」
そう語るのは樋口翔馬弁護士。
現在は鹿児島に「樋口法律事務所」を構え、一般民事や刑事事件などで幅広く活躍しています。

生まれも育ちも鹿児島県。
南国の温かな空気をまとう朗らかな印象の樋口弁護士ですが、弁護活動にかける想いは熱血そのもの。
今回はそんな樋口弁護士の弁護士業、そして依頼者に対する想いを掘り下げます。

01 弁護士を目指したきっかけ

刑事法廷に立つ弁護人の姿に感動。検察官志望だった青年が弁護士に

――なぜ弁護士になろうと思ったのですか?

もともとは検察官を目指していたんです。
とある出来事がきっかけになり、弁護士へ方向転換しました。
それは、司法修習中に傍聴した刑事裁判です。

その時の弁護人の先生が、とても人間味のある方で。
被告人の更生のために熱心に弁護される姿に感銘を受けたんです。
淡々と事務的な弁護をするのではなく、「被告人に人生をやり直してもらいたいんだ」という想いがこちらにも伝わってきて…。
私も誰かの明るい人生を取り戻すような、そんなサポートができる弁護士になりたいなと。


――弁護士になってからの歩みを教えてください

初めは鹿児島県内の法律事務所で5年間、勤務弁護士をしていました。
当時は、私が法曹を目指したきっかけでもある刑事事件、そして交通事故や債務整理、離婚、相続など一般民事事件も幅広く経験させていただきました。

そして6年目に独立し、「樋口法律事務所」を開業。
その後も勤務弁護士時代と同様、分野問わずどんな事件でも対応しています。

弁護士をしていると、時に未知の事件に巡り合うこともあります。
そのときも諦めずに、過去の経験を土台に試行錯誤し、依頼者さまにとってのベストな方針を導き出さなければなりません…。
そのためには、自戒の念を込めますが、日々の自己研鑽が欠かせないのだと思います。

02 弁護士としての信念

“解決”だけでなく気持ちの“解消”を。人にしかできない安心感を提供

――弁護士としての信念を教えてください

一つあげるとすれば、依頼者さまに安心を提供できる存在でいることです。
そして問題を解決するのはもちろんですが、依頼者さまご自身の“気持ちの解消”ができる弁護士でありたいと思っています。

「法律ではこのように決められています。だからどうにもなりません」「今の法律でできるのはここまで。これが最適解です」…こういうことは、そのうちAIでもできるようになるのではないかと思っていて・・・

依頼者さまに安心してもらう、気持ちを解消してもらうには、解決までのプロセスで弁護士と依頼者さまがどのようなコミュニケーションをとったか、ということがとても重要なことではないかと。

私は少年事件の弁護も対応することがありますが、少年事件は、「たくさん接見に行くこと」を、特に意識する分野です。
非行に走ってしまう少年は、大人の言うことなんて信頼していないことが多いです。
だからこそ、とにかくたくさん会いに行って、対話するんです。
最初は心を開いてくれなかった少年が、段々自分のことを話してくれるようになるには、根気強く会いに行き、少年と同じ目線で話す…。
信頼関係を築くには、これが唯一の方法であると思っています。

事件の弁護が終わってから、少年が、私に会いに来てくれたり、連絡をくれたりすることもあるんです。
その事件がきっかけとなり更生してくれれば、弁護士冥利に尽きますね。


――まさに“熱血”ですね

凄く優秀な弁護士に依頼したら、素晴らしい“解決”はできるでしょう。
でもプロセスの段階で、弁護士が話を聞いてくれない、態度が高圧的で怖いといった不満が生まれてしまったら、安心して任せられないですよね。
どんなにいい解決をしても、依頼者さまの中には不満が残り、“気持ちの解消”はできないんじゃないかなと。

もちろん、結果は出さないといけません。
でも、結果よければ全てよし!と、言い切ることはなかなかできないですね。
プロセスの段階から依頼者さまと信頼関係を構築し、心のわだかまりをなくせるような紛争解決をこれからも目指していきたいです。


――せっかく弁護士に依頼したのなら、気持ちもスッキリさせたいと思いますもんね。

弁護士には法律の知識があります。その知識を持って、依頼者さまが困難を解決するための下支えをする。
そして、どうしたらより納得できるのかを一緒に考えていく…。
そのプロセスの中で、依頼者さまは、気持ちを解消し、困難を乗り越えてくれるのではないかと信じています。

訴訟で和解になりそうなとき、和解案を依頼者さまに説明しますよね。
その時、「ここまでやってくれた先生が言うんだから間違いないでしょう。」と、依頼者さまからおっしゃっていただくこともありますが、そういう時は、「この方は“気持ちの解消”ができたのではないか」と少し安堵する瞬間でもあります。

03 弁護士としての強み

当事者の気持ちを汲み取る。交渉をスムーズに進める秘訣とは

――先生の強みを教えてください

調停などを含めた話し合い、協議、交渉には自信があります。
交渉の場では、相手方も含め、当事者の気持ちを汲み取ることが大切だと思っています。
当然ですが、人によって性格や考え方はバラバラですから、同じ類型の事件であっても、解決が全く異なるということの方が自然なことです。
そのため、事件ごとに、当事者の気持ちを汲み取ることができなければ、イメージする解決に導けないということになると思うんです。
私は、今までの生きてきた中で、年相応には色々な方々と関わらせていただいた方だと思っています。
依頼者さまはもちろんのこと、目の前にいない相手方であっても、日常生活で人と接するときと同じように、「何を聞いて、どう考えるのか」という点を意識すれば、ある程度、その先の展開を想像してみることはできるのではないか。
意識しておきさえすれば、例えば、相手方に送る書面一つ取ってみても、「相手が読んで何を思うか」「どのような反応をするのか」などと、少し先読みして準備することができますから。
いつ何時も、人と人が争っていることを忘れないように心掛けています。
交渉をスムーズにまとめるには、人の気持ちを汲んだ対応が肝になるのではないでしょうか。


――依頼者の気持ちを整理する際に心がけていることを教えてください

話を聞くのはもちろん大切ですが、聞くだけではダメだと思います。
依頼者さまに少しでも、“気づき”をご提供できるよう心がけています。

誰しも、行き詰まると、どうしても視野が狭くなってしまいます。
そんなときに弁護士が一緒になって悲しんだり怒ったりしているだけでは、弁護士に相談する意味がありません。
少し距離をとって、事案を俯瞰して見ると、「視点を変えてこのように考えてみてはいかがですか?」と提案できることがあります。
人生経験もまだまだですので、偉そうなことは言えませんが・・・
さまざまな視点から事案を分析できるのが、弁護士に求められていることでもありますよね。
相談中におかけした言葉が、「そんな考え方もあったんだ」という依頼者さまの“気づき”につながることもあるのか、少し気持ちが軽くなったような表情をしていただけることもあるんです。

あとは、依頼者さまのこだわりを見極めることを、心掛けています。
相談にいらした方は、自分が何をしたらいいのか、何が正解かわからないという方がほとんどです。そんなときはいくつかの解決策、そして結果的に何が得られるのかを説明するようにしています。
様々な解決策を一緒に比較検討する過程で、依頼者さまが特に重きを置いていることや、こだわりを知ることができます。
離婚問題なら、「早く離婚したい」「金銭的な不安を失くしたい」「子どものことを最優先に考えたい」「生活環境をかえたくない」「気持ちを理解してほしい」など…。
その人によって、大事にしていることは全く異なります。
依頼者さまとの会話のなかで、こだわりを見極めるように努めております。

04 今後の展望

依頼者の頼れるパートナーとして。二人三脚でゴールを目指す

――先生が目指す弁護士像を教えてください

一人でも多くの依頼者さまに頼ってもらえる弁護士になりたいですね。

もともと独立したのも、自分の看板を見て相談にいらしてくださった方の力になりたいと考えたからでした。
数多いる弁護士の中から、自分を選び、頼ってくださった…。
大変ありがたいことですし、これからも、そんな皆様の期待に応えていきたいです。


――最後にメッセージをお願いします

冒頭でもお話しましたが、弁護士は依頼者さまのパートナーです。
お互いに手を取り合って、依頼者さまが納得できるゴールを一緒に目指したい…。
この想いで、日々の弁護活動に取り組んでいます。

司法修習時代の初心を忘れず、依頼者さまひとりひとりに誠実に向き合い、二人三脚で明るい未来を目指していく所存です。
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