いな なおふみ
井奈 尚史弁護士
井奈法律事務所
石川県金沢市橋場町1番29号 レジデンス兼六1階
インタビュー | 井奈 尚史弁護士 井奈法律事務所
話しやすい雰囲気・メールの即返信で相談者の不安を軽減。離婚問題では、判決後の生活設計まで見通す
離婚や相続、交通事故、企業法務にいたるまで、幅広い相談に応じてきた井奈法律事務所の井奈 尚史(いな なおふみ)弁護士。
解決までのスピードを重視し、依頼者からのメールに対してもレスポンスの速さを徹底することで、厚い信頼を獲得しています。
法律を用いて「社会の役に立てる仕事に就きたい」と願い、弁護士になった井奈先生ならではの弁護士哲学とは。
過去のキャリアや印象的だった事件などとともに、お話をうかがいました。
解決までのスピードを重視し、依頼者からのメールに対してもレスポンスの速さを徹底することで、厚い信頼を獲得しています。
法律を用いて「社会の役に立てる仕事に就きたい」と願い、弁護士になった井奈先生ならではの弁護士哲学とは。
過去のキャリアや印象的だった事件などとともに、お話をうかがいました。
01 新人時代の経験
社会の役に立てる仕事に―。裁量の広い事務所で基礎を学んだ
――井奈先生が弁護士を目指した理由を教えてください。
法律を用いて、社会の役に立てる仕事に就きたいとずっと考えていたからです。
検察官や裁判官も選択肢にはありましたが、人の悩みに幅広く応えられる仕事だと考え、弁護士を選びました。
――新人時代はどのような事務所で働いていたのでしょうか?
一人ひとりに比較的裁量がゆだねられている事務所で、弁護士としての基礎を学ばさせていただきました。
主に担当していたのは交通事故や相続、離婚、その他一般民事事件のです。
顧問先企業を多く抱えており、契約書のチェック、債権回収、労働事件など企業法務も担当していました。
02 独立から現在
慣れ親しんだ土地で開業。事件解決に向けた強いこだわり
――2022年4月に独立し、地元密着の井奈法律事務所を立ち上げられたのですね。
ずっと地元で過ごしてきましたし、慣れ親しんだ土地で悩みを抱える人たちを支えたかったんです。
以前所属していた事務所とは異なり、すべてを自分でやらなければならないので苦労はあります。
ただ、依頼者さまから「話してよかった」と言われたり、満足して帰られる姿を間近で見て、弁護士としてのやりがいを改めて感じることができています。
――現在はどういった分野を主に扱っているのでしょうか?
前事務所時代から継続して、交通事故や相続、離婚をメインにその他一般民事事件を扱っています。
企業法務にも引き続き関わっていますし、独立したことによって分野の幅もさらに広がりました。
――事件解決を目指すなかで、こだわりはありますか?
家事事件のなかでも離婚問題であれば、短期的な金額面というよりはもっと長期的な離婚後の生活設計までご提案するよう心がけています。
離婚後は生活環境ががらりと変わるわけですから、お子さまとの生活などで不安を感じる部分は多いと思うんです。
生活が立ち行かなくなる事態だけは避けなければなりません。金額面で争うばかりで解決まで長期的になるケースがたくさんありますが、それが依頼者の利益になるかは微妙だと考えております。
解決までのスピード×今後の生活設計を重視して取り組むようにしているんです。
企業法務では、ビジネスにおけるリスクの被害の大小・発生確率の大小を考慮しバランスをとりながら、契約書の作成・チェックなどに取り組んでいます。
企業ごとの事業内容を深く理解しておくことで、有事が発生したときでも迅速かつ的確な対応をすることができています。
――過去に印象的だった事件はありますか?
3年を費やした離婚に関する事件は今でもはっきりと覚えています。
守秘義務があるため詳しくは言えませんが、私が相談を受けたのは3人のお子さまを抱える女性でした。
夫側から「家を出て行ってくれ」と言われ、生活が立ち行かなくなってしまう不安を抱えた状態で事務所にいらっしゃったんです。
生活していた家は夫名義で「離婚後に家を売却する」と相手方は主張。
女性の居住権を勝ち取るまでは多くの困難がありました。
最終的には裁判を通じて、女性側に有利な内容で和解へ。
無事、お子様が高校卒業まで家に住み続けることができるようになり、依頼者さまも満足されていました。
03 弁護士としての心がまえ
メールには即返信。スピード感を武器にして抱える不安を解消
――事件解決に向けて、心がけていることはありますか?
レスポンスの速さと解決までのスピードですね。
解決までの道のりで何かしらの動きがあれば、すぐに依頼者さまへご報告しています。
また、事件と向き合う際もある程度の予測を立て、常に先を見越した判断・対応ができるよう心がけています。
――レスポンスの速さを保つためにどのような工夫をされていますか?
メールは見たタイミングで、その場ですぐに返信するようにしています。
レスポンスが遅いと、依頼者さまも不安を感じてしまうと思うんですよね。
ですので、熟慮しなければいけない内容であっても、まずは詳細な返信がいつになるのかを必ずお伝えするようにしています。
――解決までのスピードについては、何を重視していますか?
交渉や裁判段階での反論書面の提出をできる限りするよう心がけています。
新人時代に在籍した事務所でだいぶ叩き込まれました。
――お話ししやすい印象を受けますが、コミュニケーションをするうえでの工夫はありますか?
そうおっしゃっていただけると、ありがたいですし、とても嬉しいです。
具体的に何をしているかと聞かれると、答えるのは難しいのですが。
強いて言うならば、依頼者さまのお話を頭ごなしに否定しないことですね。
相談に来られる方は何かしらの不安を抱えていらっしゃるわけですから。
まずはお話をすべて受け入れることが大切だと思っています。
その後に、法律でどのように解決できるかを丁寧に分かりやすく説明し、ご納得いただけるよう心がけています。不利な結論を話すこともたくさんありますが、納得いく説明を心がけております。
04 今後の展望
身近なトラブルに幅広く対応。めざすのは相談しやすい事務所
――ちなみに、休日や仕事終わりの息抜きはありますか?
幼い娘がいて、一緒に図書館や公園へ行く時間は自分にとっての至福のひとときですね。
娘の習い事にも触発されて、私自身、ピアノを練習するようになりました。私が練習をしていると、「私もする!」と言って取り組んでくれるのがうれしいです。
――ありがとうございます。では最後に今後の展望を教えてください。
「相談しやすい事務所」を目指したいです。
分野を問わず、日常生活で起こりうる困りごとに幅広く対応していきたいと思っています。
トラブルは事態が深刻になる前に解決することが一番ですし、依頼者さまには、早い段階で相談に来ていただきたいですね。
何でも相談しやすい事務所が理想ですので、私自身も話しやすい環境づくりに努めながら、みなさまからのお問い合わせをお待ちしております。