労働・雇用の事例紹介 | 髙松 佑維弁護士 惺和法律事務所

取扱事例1

• 未払い残業代請求

【裁判外での示談交渉】残業代や未払賃金等の請求に対して大幅に低い金額での和解が成立した事案

【概要】
退職した従業員が、在職中の残業代や一部賃金の未払等を主張し、会社に対して未払額等の支払いを請求しました。
会社側代理人として退職従業員の代理人弁護士と任意交渉を行い、最終的には当初請求額と比べて大幅に低い金額で和解が成立しました。

【コメント】
残業代請求においては、残業時間を根拠付ける証拠や実際の勤務実態等を踏まえて、適切な主張立証をする必要があります。
また、その他の賃金等の請求についても、請求根拠を十分に確認し、労働契約内容を踏まえた検討をしなければなりません。

勤務実態や各種資料等の情報収集と検討を行うだけでなく、相手の請求内容・証拠等の検討も十分に行った上で交渉した結果、上記内容で解決することができました。

未払賃金請求というテーマにおいて、このような勤務実態等を踏まえた請求内容の緻密な検討は、会社側・労働者側いずれの立場においても、大変重要なポイントです。
残業代請求訴訟等の豊富な経験をもとに、訴訟となった場合の状況も見越した上での検討や対応を行ってまいります。

取扱事例2

• 経営者・会社側

【労働審判】地位確認と未払賃金の請求に対して大幅に低い金額で調停が成立した事案

【概要】
元従業員が解雇無効等を主張して、会社に対して労働者としての地位確認と未払賃金の支払いを求める労働審判を申立てました。
会社側代理人として労働審判対応を行い、最終的には請求額と比べて大幅に低い金額で調停が成立しました。

【コメント】
地位確認（解雇や退職、労働契約自体に関する紛争等）事案においては、当初の合意内容から始まり、実際の勤務実態、途中の会社と労働者のやりとり、期間終盤の状況まで、事案に応じた分析を行い、自らの主張に検討内容を適切に反映していく必要があります。

事前検討や分析等を十分に行って労働審判に臨んだ結果、有利な心証を得ることができ、上記内容で解決することができました。

労働紛争では会社側・労働者側いずれの立場でも、事案に応じた情報収集や分析、双方の主張内容の詳細な検討が不可欠です。
上記のような地位確認等事案においても、豊富な経験をもとに対応してまいります。

取扱事例3

• 正社員・契約社員

【公的機関が関係する事案でのアドバイス】健康保険組合の対応について助言を行い問題が解決した事案

【概要】
健康保険組合の対応に疑問を抱いた労働者の方がご相談に来られました。
組合側の対応や主張について聞き取りをした上で、その内容に応じたアドバイスを行いました。
アドバイスを踏まえてご相談者の方がその後の対応を行った結果、無事に問題を解決することができました。

【コメント】
労働・雇用問題の中には、公的機関が関係する事案もあり、労働関係法以外に行政法の知識等を踏まえた検討が必要な場面も出てきます。
そのような事案では、かつて組織内で人事厚生業務を担当した経験や公的機関勤務の経験をもとにしたアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。