うえだ こうじ
上田 孝治弁護士
神戸さきがけ法律事務所
元町駅
兵庫県神戸市中央区播磨町49 神戸旧居留地平和ビル7階
詐欺・消費者問題の事例紹介 | 上田 孝治弁護士 神戸さきがけ法律事務所
取扱事例1
- 証券・FX・先物取引被害
証券会社の損害賠償責任が認められた裁判事例
依頼者:80代 男性・女性
【相談前】
証券会社の担当者の交替に伴って、高齢のご夫婦が国内の現物株式を中心に取引を勧められた結果、夫が、半年あまりの間に約600万円の損害を、妻が、2年の間に約300万円の損害を被ったということで、ご夫婦の息子さんから相談がありました。
【相談後】
高齢のご夫婦の投資意向を無視した形で大量の取引を行ったことなどを理由に損害賠償請求訴訟を提起したところ、夫分については投資意向に関する適合性原則違反および過当取引を理由に請求が認められ(過失相殺約2割)、妻分については過当取引を理由に請求が認められました(過失相殺4割)。
【先生のコメント】
証券会社は手数料ビジネスですので、高齢者に対して、強引な勧誘を行い、ご本人がよく分からないまま大量の取引を繰り返させがちですが、まさにそのような事案でした。
このような場合、ご本人はそもそも取引の問題性に気づけないことがほとんどですが、身内の方が異変に気づき、事件化することも多くあります。
詐欺・消費者被害については、その予防も救済も、家族内でのコミュニケーションが非常に重要だと思います。
証券会社の担当者の交替に伴って、高齢のご夫婦が国内の現物株式を中心に取引を勧められた結果、夫が、半年あまりの間に約600万円の損害を、妻が、2年の間に約300万円の損害を被ったということで、ご夫婦の息子さんから相談がありました。
【相談後】
高齢のご夫婦の投資意向を無視した形で大量の取引を行ったことなどを理由に損害賠償請求訴訟を提起したところ、夫分については投資意向に関する適合性原則違反および過当取引を理由に請求が認められ(過失相殺約2割)、妻分については過当取引を理由に請求が認められました(過失相殺4割)。
【先生のコメント】
証券会社は手数料ビジネスですので、高齢者に対して、強引な勧誘を行い、ご本人がよく分からないまま大量の取引を繰り返させがちですが、まさにそのような事案でした。
このような場合、ご本人はそもそも取引の問題性に気づけないことがほとんどですが、身内の方が異変に気づき、事件化することも多くあります。
詐欺・消費者被害については、その予防も救済も、家族内でのコミュニケーションが非常に重要だと思います。