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たんだ たかひろ
反田 貴博弁護士
たんだ法律事務所
大和西大寺駅
奈良県奈良市西大寺東町2-1-31 サンワ西大寺東町ビル305
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
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  • WEB面談可

インタビュー | 反田 貴博弁護士 たんだ法律事務所

「できることはすべてやる」。奈良在住30年、近鉄ファンの野球少年が地元で独立するまでの半生

奈良に暮らして約30年、念願だった地元での独立を果たした、たんだ法律事務所の反田 貴博(たんだ たかひろ)弁護士。
離婚や借金問題、刑事事件、相続などを中心に、地域住民のために昼夜奔走しています。
「逆境に立たされても、粘り強く闘い続ける」。
その信念を胸に、難航した離婚事件に終止符を打ったり、実刑濃厚と思われた刑事裁判で執行猶予をもぎ取ったりしてきました。
これまでのキャリアや地元への思いなどをお聞きしました。

01 キャリアと原点

奈良に暮らして約30年、念願だった地元での独立を果たした今

ーー現事務所を開業して間もないようですが(2024年6月現在)、なぜ奈良を選んだんですか?

私が生まれ育った大切な場所だからです。
もうかれこれ30年ほど、奈良で暮らしています。
これまで大阪と京都でキャリアを重ねてきましたが、いつか地元に事務所を構えることを夢見ていました。

当事務所は、近鉄奈良線・大和西大寺駅から徒歩1分の場所にあります。
近鉄有数のジャンクションで、多くの市民が行き交うエリアです。
困っている方々に、気軽に足を運んでいただくために開設しました。


ーー近くに地元出身の弁護士がいる。依頼者にとってその安心感は大きいはずです。

事務所をひとりで切り盛りするのは大変な面もありますが、融通が効くのは大きいですね。
依頼者さまのなかには、お仕事などの都合で土日祝日にしか時間が取れないという方もいらっしゃいます。
私はその点、土日祝日はもちろん、夜遅い時間帯でも十分調整できます。

一方で、もしかしたら弁護士がひとりであることに不安を抱く方がいらっしゃるかもしれません。
でも、そこは心配いりません。

大阪や京都時代の弁護士仲間、弁護士会の野球部のメンバーなどと、今でも太いパイプでつながっているんです。
案件によっては密に連携しながら、みなさまを強力にバックアップさせていただいています。


ーーちなみに、野球がお好きなんですか?

小学生の頃から、部活や草野球でプレーし続けています。
京都弁護士会の野球部では副キャプテンも任されていました。
私にとって憧れのヒーローは、大谷 翔平選手。
彼と同じ背番号「17」をつけているんです。

ずっと近鉄沿線に住んでいることもあって、小さい頃から「大阪近鉄バファローズ」の大ファンでもありました。
中村 紀洋選手やタフィ・ローズ選手らを擁した「いてまえ打線」は最高でしたね。

02 注力分野と強み①

相手に拒まれ、難航した離婚事件。財産分与や養育費を手にして終止符

ーー具体的な相談内容や取扱分野についても教えてください。

おもに個人の方々から、分野を問わず幅広いご相談をいただいています。
なかでも多いのは、離婚・男女トラブルや債務整理、刑事事件、相続、交通事故あたりですね。
いずれも、これまでキャリアを通じてみっちり経験を積んできた分野です。

どんなに厄介な状況でも、根気強く闘い続けるーー。
これが、私が大切にしているポリシーのひとつです。
つい最近も、こじれにこじれた離婚事件にようやく終止符を打つことができました。


ーーかなり難航した事案だったと。

離婚を望んでいた方からのご相談でした。
当初はご夫婦ふたりで話し合っていたそうですが、まったく埒(らち)が明かないため私を頼っていただいたんです。

それから私も相手にお会いしたんですが、こちらの話に一切聞く耳を持っていただけませんでした。
話し合いを調停の場に移しても激しく抵抗されたため、最後は裁判で白黒つけることにしたんです。


ーーそこから事態は一気に動き出したんですか?

それが、決してそうではありませんでした。
それでも相手は理不尽な主張を突きつけてきて、なかなか議論が前に進まなかったんです。

難しかったのは、そこまで強引に進めにくい事情もあったことでした。
依頼者さまは、こちらが強硬な手段を取ることで相手をさらに不快にさせ、場合によっては何らかの報復に遭うのではないかと恐れていらっしゃったからです。


ーーそれはなかなか難しい状況ですね。

ただ、そうはいってもこのままでは一向に離婚できませんからね。
依頼者さまとじっくり話し合い、遂にある手段に出ることにしました。
詳しくは明かせませんが、相手に経済的な打撃を与えることで、裁判での議論にうまく誘い込もうとしたんです。

どうもそれが効いたようで、このままでは生活がどんどん苦しくなると考えたのではないでしょう。
狙い通りに、相手は次第に裁判に前向きに加わるようになったんです。

決着まで長い時間がかかりましたが、最後は離婚とともに十分な財産分与や、お子さまの養育費などをすべて受け取るかたちで終えることができました。
依頼者さまにはとても喜んでいただき、気持ちを新たに再スタートを切っていかれました。

03 注力分野と強み②

強盗や詐欺などで実刑濃厚とされるも執行猶予へ。借金も帳消しに

ーーほかにも、同じように執念で解決したような事件があれば教えていただけますか?

刑事事件でも、周囲から驚かれるような結果を出せたことがありました。

依頼者さまは振り込め詐欺の受け子や強盗など多くの罪を犯していたため、当初は実刑が濃厚と考えられていたんです。
それを、執行猶予をつけるところまで挽回しました。
あのときは、とにかくできることはすべてやり尽くそうという一心でしたね。
実際、最後は判決で裁判官から「やるべきことはすべてやった」と評価されたんです。


ーー具体的に、どんな風に手を尽くしたんですか?

そもそも、なぜ犯罪を繰り返してしまうのか。
根本原因を探っていくと、どうもある問題が浮かび上がってきたんです。

それまでの依頼者さまは、就職してもなかなか仕事が続かず、経済的な苦しさから詐欺や強盗に手を出してしまっているようでした。
実際、借金も多く抱えていらっしゃったんです。

そして、どうもそれには軽度の発達障がいを抱えていることが影響しているように見えたんです。
ただ、周囲からその可能性を指摘されることはなく、ご本人には自覚がなかったんです。


ーー依頼者もどこか生きづらさを抱えていた可能性があると。

まずは自分を知ることから始めようと、病院で診断していただきました。
すると、やはり発達障がいが疑われたんです。

仕事が続かない原因も、それが大きかったはずです。
ですから、まずは障がい者向けの作業所で働くところから始め、段階を踏んで一般企業の障害者雇用を目指そうと。
ご本人の深い反省とともに、そうした将来設計の部分が裁判官の心を動かしたんだと思います。

さらにこの事件では、借金をリセットするために破産の手続きも同時並行で進めるお手伝いもさせていただきました。


ーー破産の手続きまで、ずいぶん熱心にサポートされたんですね。

近年は、借金のご相談も非常に多いんです。
コロナ禍、円安、物価高騰。
相次ぐ逆風にさらされ、日々の暮らしに困窮されている方が増えているように思います。

ぜひお伝えしたいのは、なるべく早めにご相談いただきたいということです。
破産は後ろ向きなものではなく、借金をゼロにして再起を図るための制度です。
破産した途端に、人生が終わるわけではありません。

私はこれまでに、その後人生をやり直していく方々を何人も目にしてきました。
決して恥ずかしいことなどとは思わず、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。

04 依頼者への思い

弁護士選びで大切なのは「相性」。友人のように気軽に相談してほしい

ーー気さくに、率直にお話いただく姿も印象的です。

依頼者さまと接する際、私は包み隠さず自分をさらけ出し、どなたに対しても心を開くようにしています。

弁護士と依頼者さまとの関係は、相性がとても重要だと考えているからです。
事件によっては、長ければ何年もお付き合いさせていただくことになります。
依頼者さまが「話しにくい」「相談しにくい」と感じてしまうようなことがあれば、それは多大なストレスになるはずです。

友人に相談するような感覚で、なんでも気軽にお話いただきたいんです。
実際、事件とはあまり関係のないプライベートなご報告までいただくこともよくあるんですよ。


ーーこれからも長く地元に根を張って、という思いでいらっしゃいますか?

今こうして、地元・奈良をはじめ多くの方々の助けになれているのが本当にうれしいんです。
もちろん、ここに骨を埋める覚悟で、今後も一つひとつの事件に全力を注いでいく覚悟です。

目標は大きく、憧れの大谷 翔平選手のように、多くの人に希望や夢を与えられるような弁護士になりたいですね。
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