小林 正樹弁護士のアイコン画像
こばやし まさき
小林 正樹弁護士
弁護士法人やがしら 船橋リバティ法律事務所
船橋駅
千葉県船橋市湊町2-1-2 Y・M・Aオフィスビル3階
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
注意補足

※夜間休日面談は事前予約にて対応しております。電話に出られなかった際は090番号から折り返しご連絡いたします。

インタビュー | 小林 正樹弁護士 弁護士法人やがしら 船橋リバティ法律事務所

弁護士に必要なのは法律だけじゃない。依頼者の気持ちを汲み取り早期解決を目指す街弁

弁護士と聞くとやや近寄りがたい存在という印象を受けるかもしれません。
しかし実際は、冷静に法律論を語りながらも依頼者の気持ちをきちんと理解する弁護士もいます。

弁護士法人やがしら船橋リバティ法律事務所に勤める小林 正樹(こばやし まさき)弁護士は、まさにそのような弁護士です。

離婚事件では依頼者の辛い訴えに対してきちんと耳を傾けています。
また、交通事故では過失割合を考慮しつつも依頼者(遺族)の気持ちも汲み取っています。

小林先生はなぜ弁護士になり、なぜ依頼者を救ってこれたのか?
その理由をお聞きしました。

01 原点とキャリア

きっかけは母が遭った被害。交通事故と家事事件に注力する

――なぜ、弁護士になろうと思ったのですか?

私がまだ学生のころ、母が「業務提供誘引販売取引」という消費者被害にあいました。
仕事の紹介を条件に高額なテキストを購入させられたものの、そのテキストでの学習が完了しても一向に仕事を紹介してもらえませんでした。

弁護士に相談しようという話にもなりましたが、なかなか相談しやすい弁護士の先生が身近にいません。
結局、母は泣き寝入りするしかなく2年以上かけて、別の仕事をして被害額と同程度のお金を稼いでいたのです。

母がテキストを購入しようと思ったきっかけは「家計や学費の足しになれば」という思いからでした。
母のそういった気持ちを踏みにじった相手方に憤りを感じるとともに、相談しやすい弁護士が身近にいれば……と思って弁護士を目指しました。


――これまでのキャリアと扱ってきた事件の分野を教えてください。

以前勤務していた事務所は損害保険会社の顧問だったため、交通事故をメインに扱っていました。
今の事務所に移ってからは交通事故に加えて、離婚・男女問題、遺産相続、債務整理、そして不動産を扱っています。

この中では交通事故が最も経験豊富で、的確なアドバイスや先の見通しを立てるのが得意です。
しかし、今後は離婚・男女問題や遺産相続にも力を入れていきたいと思っています。

02 解決事例①

モラハラ夫との離婚。1,000万円の財産分与を受け新しい人生へ

――印象に残っている事件はありますか。

「旦那のモラハラに困っていて離婚したい」と女性の依頼者さまから相談を受けました。

話を聞くと旦那さまは「いかにも昭和」という感じで、依頼者さまは虐げられて生活してきたようです。
しかし、大きくなったお子さまからの応援もあり、離婚の相談に来たとのことでした。


――それはかわいそうですね。

相手方は代理人をつけておらず、私は直接旦那さまと交渉しなければなりませんでした。
はじめは「部外者が俺たち夫婦の話に首を突っ込むんじゃない」と、なかなか話を聞いてもらえなかったのです。

しかし、そこは毅然とした態度で「あなたの気持ちは分かりますが、法律に照らし合わせるとこのような解釈が妥当です」というように話をしました。

ここで感情的になればまとまる話もまとまりません。
そのため、相手の立場を尊重しつつ冷静に対応しました。


――最終的にどうなったのですか?

調停の場で話し合うことになり、最終的には1,000万円ほどの財産分与を手にすることができました。

依頼者さまは離婚すると新しい住居や仕事を探さなければなりません。
しかし、この事例では財産分与をきちんと受け取れたため、それをもとに新しい人生をスタートさせることができました。


――現在では、かつてほど離婚のハードルは高くないという風潮もあるように感じます。

特に20代の方だと、そういった風潮は強いかもしれません。
たしかに、離婚は新しい人生をスタートさせるために必要なケースもあります。

しかし、特に女性の場合は一人で仕事をして子育てもしなければならないことが多々あります。
仕事と子育ての両立はいうまでもなく大変で、しかも女性は男性より賃金が低い傾向にあるんです。

お子さまが独立していたり、あるいは言語的・物理的な暴力を受けていたりする場合は別ですが、「離婚」という結論に至るまでに考えるべきことはたくさんあります。

最終的に決めるのはもちろん依頼者さまですが、慎重に検討してほしいと思っています。

03 解決事例②

はじめて担当した交通死亡事故。依頼者の気持ちと法律の間で

――ほかに印象に残っている事件はありますか?

私がはじめて経験した交通死亡事故の話をします。

被害者は高齢の女性で、依頼者は被害者の息子さんでした。
女性が道を渡っているときに、自動車にはねられてしまったのです。

横断歩道がすぐ近くにあったものの、実際に被害者が渡ったのは横断歩道のない場所。
そのため、自動車対歩行者の事故であるにもかかわらず、歩行者(被害者)側に2割ほどの過失が認定されてしまったのです。


――依頼者さまのお気持ちとしては、なかなか納得できないかもしれませんね。

そうですね。
正直、歩行者側の過失が認定されることに少し驚きましたが、法律に照らし合わせるとたしかにそのように判断されると私は理解できました。

ただ、被害者が高齢のため逸失利益(今後も生きていた場合の生涯年収)が低く見積もられました。
そのため、最終的に依頼者さまが受け取ったお金は1,000万円にも満たなかったんです。

依頼者さまからすると、大切な家族を事故で失った状態で現実をすんなり受け入れるのは難しいはず。
依頼者さまのお気持ちを汲みつつ、なるべく依頼者さまに納得していただけるように誠心誠意説明いたしました。

依頼者さまは悲しい気持ちと向き合いつつ、最終的には私の説明を聞いて納得してくださいました。

04 弁護士として心がけること

相談時はマイナスの情報も。有効な解決策提示のため

――弁護士としてどんなことを心がけていますか?

弁護士に相談しなければならない状況になるのは、一生に一度ある程度という方もいます。
また、相談に来られる方は、それなりの覚悟を持って来ています。

そのため、どのようなことで困っているのか、きちんとお話を聞くことが大切です。
無料の初回相談の段階で、困っている内容や周辺の事情など丁寧にヒアリングさせていただいています。

ただ、依頼者さまのご要望はお聞きするものの、それが最適な解決方法とは限りません。
弁護士らしく一歩引いた視点で冷静に判断し、依頼者さまの主張を取り入れつつ早期解決できる方法を提案しています。


――今後、どのような弁護士を目指しますか?

町医者のような、困ったときに気軽に頼れる弁護士を目指していきたいです。
都内では専門分野に特化した先生も多くいますが、私の事務所がある船橋はオールマイティにこなせる弁護士のほうが重宝されます。

もちろん、まったく知見のない分野について対応が難しい場合もありますが、基本的には広い分野に対応できる弁護士を目指したいと思っています。



――最後に小林先生から困っている人へメッセージをお願いいたします。

何か困ったことがあれば勇気をもって一歩踏み出し、相談に来ていただきたいと思います。
また、相談するときには、都合が悪いと思われる情報もすべて話していただきたいです。

たとえどのような状況にあっても、相談者さまにとって不利益になるようなことはしません。
後になって不利な情報が分かって方向転換をせざるを得ない状況になるのなら、はじめから最悪の状況を把握するほうが有効な解決策を提案できます。

まずはお気軽にご相談いただければと思います。
電話でお問い合わせ
050-7587-6418
受付中

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。