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さえき けいすけ
佐伯 圭佑弁護士
弁護士法人日栄法律事務所 目黒支店
目黒駅
東京都目黒区目黒1-4-16 目黒Gビル7階
対応体制
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インタビュー | 佐伯 圭佑弁護士 弁護士法人日栄法律事務所 目黒支店

製薬会社、特許事務所を経て法曹界へ。離婚や相続に強い理系出身の弁護士、知的財産もカバー

製薬会社、特許事務所などを経て法曹界へーー。
異色のキャリアが光る弁護士法人日栄法律事務所目黒支店の佐伯 圭佑(さえき けいすけ)弁護士。
とくに離婚や相続などの家事事件に力を入れており、不動産など多額の財産が絡む複雑な事件を何度も解決してきました。
どこに、どんな財産が潜んでいるのか。
限られた情報から、財産を正確に突き止める執念の調査に迫ります。

01 これまでのキャリア

製薬会社、特許事務所を経て弁護士に。大手事務所の同僚と開業

ーー弁護士になる前にいろんな仕事をされてきたそうですね。

大学で応用生物学を学び、新卒で製薬会社に入社したのがキャリアの始まりです。
それから大学院に入って知的財産について学び、卒業後は特許事務所などで働くことに。
在職中に弁理士資格を取得した後、今度は司法試験にチャレンジしようと勉強熱が高ぶったんです。

特許事務所で働きながら、夜間のロースクールに通う日々。
勉強時間を捻出するのに苦労しましたが、法律の講義は目から鱗の連続でとてもおもしろかったですね。


ーーそして、遂に弁護士としてのキャリアが幕を開けました。

最初の勤務先は、大手の法律事務所でした。
債務整理や離婚・男女問題、相続、労働事件、交通事故など満遍なく事件処理の経験を積み、その後同僚と現事務所を設立しました。

現在はおもに個人の方々から身近な法律相談を幅広くお受けしていますが、とくに多いのは離婚や相続などの家事事件です。
また、知的財産にも詳しいのでその関連のご依頼もいただいています。

02 得意分野と強み①

離婚の財産分与で2,000万円。「非開示」を打破した調査と戦術

ーー家事事件で揉めがちなポイント、解決のカギはどんな点にあるんでしょう?

離婚であれば慰謝料や養育費、親権などいろんな課題が連なりますが、なかでも複雑になりがちな問題のひとつが財産分与です。
相続も同様、不動産などの資産が多いほど争いが泥沼化する傾向にありますね。

離婚の財産分与でも遺産相続でも、大切なのは争う相手や被相続人の財産状況を入念に調査することです。
そこを把握できれなければ、本来得られるべきものを手にすることができなくなってしまうからです。


ーーそうはいっても、どこにどんな財産があるのか、調査は一筋縄ではいかなそうです。

ですから、そこは状況に応じて作戦を練る必要があるんです。

たとえば、ある女性から離婚のご相談をいただいたときのことです。
ご夫婦は一定額ずつ生活費を入れる方式で家計を管理していたため、依頼者さまは夫の財産状況を把握できていない状況だったんですよ。

それをいいことに、夫は当初、財産の開示を頑なに拒否してきました。
それでも、最終的には全財産を明らかにし、2,000万円ほどの財産を獲得できたんです。


ーーなぜ夫は折れて全財産を開示したんですか?

そこがまさに戦術です。
まずは離婚を切り出す前に奥さまから探りを入れていただき、財産の状況をある程度つかむようにしたんです。

弁護士が介入すると、相手は途端に警戒します。
そうなれば、情報を引き出すことが難しくなる恐れがありますよね。
それを回避するために、事前に奥さまに調査のポイントをお伝えし、相手の警戒心が薄いうちに財産を把握するようにしたんです。

それをもとにすべての財産の開示を迫ったことで、「もう隠しきれない」とあきらめ、白旗を上げたんだと思います。

03 得意分野と強み②

子どもと後妻の複雑な遺産相続。当初の提示額から約6倍に増額

ーー相続でも財産調査が難航することはよくあるんですか?

相続もそこは苦労するポイントですね。
とくに亡くなった被相続人が多額の資産を持っている場合は顕著で、ご本人だけでは調査に限界があるはずです。

私が過去に担当した事案では、こんなケースがありました。

依頼者さまは亡くなった方のお子さん、相手は後妻という構図です。
両者は絶縁状態にあったうえ、依頼者さまは被相続人とは長く別々の生活を送っていらっしゃいました。
どこにどんな財産があるのか、限られた情報から調べなければいけない状況だったんです。


ーーそのときはどうやって財産を調べたんですか?

依頼者さまからお聞きした断片的な情報をつなぎ合わせ、財産のありかを地道に探り当てましたね。
被相続人の当時の暮らしぶりや、金融機関の出入金履歴。
数少ないルートから「ここに隠されているかもしれない」「ほかにもあるはずだ」と勘を働かせながらです。

すると、土地や建物などかなりの財産を所有していることが判明しました。
しかも、それを自身の会社所有にするなど土地の権利関係が複雑で、不動産の評価も一筋縄ではいかない。
そんな状態で問題が山積みだったんです。

そこをひとつずつクリアし、依頼者さまが受け取る金額を最初の提示額から約6倍へと大幅に増やすことができたんです。


ーー財産状況をつかめるか否かで、そんなに金額が変わってくるんですね。

財産分与などで争いになる場合、相手は少しでも自身の手元に残そうと財産を隠したがります。

たとえ情報が限られていても、わずかな手がかりから風穴を開けていく。
そうやって徹底的に調査することで、正当な財産を手にすることができるんです。

離婚や相続については、当事務所は離婚協議書や遺産分割協議書、遺言書の作成など紛争になる前の準備や対応もカバーしています。
また、司法書士事務所とも提携しているので不動産の登記手続もスムーズに行えます。
手厚くサポートさせていただきますので、困ったことがあればご相談いただきたいですね。

04 依頼者への思い

壁をつくらず、同じ目線で。感謝を活力に「絶対に結果を出す」

ーー対相手ではなく、依頼者対応の面で心がけていることはありますか?

依頼者さまとは壁をつくらず、フランクにお話いただけるような雰囲気づくりを心がけています。

私には一般企業での営業経験もあり、人当たりのよさは持ち味のひとつです。
威張らず、偉ぶらず、決めつけず、どんなときも依頼者さまと同じ目線に立つこと。
そこには非常にこだわっていますね。

また、電話やファックス、事件の記録などはオフィスだけでなく、自宅でもすぐに確認できるようにもしています。
依頼者さまからの疑問や質問にすぐにお答えするためです。


ーーいろんな仕事を経験されてきましたが、弁護士になって正解でしたか?

もちろんです。
弁護士になって以来、毎日のように大きなやりがいを感じています。

依頼者さまにとって、法律相談は人生を左右する一大事です。
そんな重大な局面で頼っていただけるのは、とても光栄なことですよね。
その分、絶対にご満足いただける結果を出さないといけません。

私の活力は、「先生に依頼してよかった」という依頼者さまの感謝のお言葉、そして笑顔で次の人生を歩んでいかれる姿です。

私たちは、家事事件のほかにも債務整理や不動産、企業法務、刑事事件などにも幅広く対応しています。
また、目黒以外に本店の町田市と池袋にも拠点があるので、アクセスしやすい場所からお気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
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