同棲中の彼氏に浮気された場合の慰謝料請求と証拠まとめ方について

Question

半年前にはなりますが、同棲中の彼氏に2回浮気されました。
浮気の証拠は残念ながら消してしまいましたが、数点であれば見つけられる可能性があります。（浮気相手との2ショットなど）
その際既に互いの両親、家族に挨拶を済ませ、お互いに結婚前提での同棲をしていると報告していました。
現在も同棲は解消していませんが、当初と異なり生活費は全額私の負担となっています。
また、入居時の初期費用も全額私が払っており、貯蓄も無いため同棲解消かつ引越しということが出来ずでいます。
また、私は社会人一年目ですが相手は学生でバイトも週1しか出来ていないため生活費を私が出している状況です。
しかも相手は前の住所の賃貸契約の未払いで裁判を起こされ敗訴しており、ブラックリストに乗っていると思われるため支払い能力がないとみています。
以前、

そこで3点気になる点があります。

1）結婚前の破局の場合、慰謝料のような請求はできるのか？

2）もし出来るのであればどのような証拠、証言をまとめるべきか

3）請求する相手に支払い能力が無い場合、相手の親に請求をすることが可能か（既に相手の親には請求をした場合の支払いを代行してもらえることを了承得ています。）

宜しくお願い致します。

鈴木 祥平 弁護士 · Accepted Answer

（1）結婚前の破局の場合、慰謝料のような請求はできるのか？

まず、婚姻予約が成立しているかどうかが重要になります。婚約をする前のカップルは法的には保護されていないからです。婚姻予約が成立するためには、”真摯かつ具体的に将来結婚をする旨の合意が成立していることが必要になります。プロポーズの意思表示があって、それを相手方が受け入れるということが必要になってきます。お互いの両親・家族に挨拶をしているということは、上記の合意があったことを推認する事実としてよく使われますが、今回の事案では、婚姻予約といえるまでの関係であったのかという点については疑念が残ります（通常のカップルであっても両親に挨拶をすることはよくあることだからです。）。ですから、慰謝料が請求できるかどうかについては、少々疑問が残ります。

（2）もし出来るのであればどのような証拠、証言をまとめるべきか

不貞行為は、パートナー以外の人とセックスをすることを意味しますから、なかなか直接的な証拠を得ることはできません。よく証拠になるのは、LINEやカカオトークやメール等のやり取り、InstagramやTwitter（X）のDMのやり取りなどです。そのやり取りの中で不貞行為があったと思われるようなやり取りがあれば、不貞行為の立証はできることになります。

（3）請求する相手に支払い能力が無い場合、相手の親に請求をすることが可能か（既に相手の親には請求をした場合の支払いを代行してもらえることを了承得ています。）

基本的には、不貞行為をしたのは、相手方本人ですから相手方本人が責任を負うべき者であり、相手方の親には請求できません。ただ、相手方の親が本人に代わって支払うということを言っているのであれば、支払ってもらうことは可能でしょう。

内藤 政信 弁護士 · Answer

１，婚約していると考えられるので、慰謝料請求できます。
２，不倫の証拠があればいいですね。
また、本人の自白を記録しておくといいでしょう。
３，支払い代行の承諾を得ているなら、請求可能です。