同級生だからと安心してたら投資詐欺に遭いました

Question

今年に入り久しぶりに同級生と再開し、投資の話を持ち掛けられ2月に2回に分けて計61万円振り込みました。相手の個人名の口座です。
2月11日に配当と合わせて100万円渡すと言われて会う約束をしていましたが、当日に忙しいから日にちを変えてほしいと言われて、そこからズルズルと流されて2月21日に連絡を取ったのが最後でついにメールも電話も連絡がつかないようになりました。

あとから周りの子に聞いたら1人ですが同じ人物から同じような手口で被害に遭った子がいます。その子はやり取りも残っていないし手渡しだからと諦めています。

自分が浅はかだったのは承知ですが、何人も騙したり、私に子供がいるのも知っていて
大変だよねーと言ってきたのにお金を返さないその神経が信じられません。他にも被害者がいると思います。いろんな女の子を食い物にしているのが許せません。

同級生だからと詳しい投資話も聞いていないのでメールにもありません。
払い戻しと返金がどうのこうのとか
〇〇万円振り込んで、とか
〇〇日に100万円渡すね、とか
そういうメールは残っています。
あとは相手の口座に振り込んだ証明と実家の大体の住所は分かります。

警察か弁護士かどちらに相談したら良いのか分かりませんし、
証拠不十分でどうにもならないでしょうか？

お金が返ってこないとしても相手に何かしらの罰を受けてもらいたいです。

また、弁護士に相談するなら相談額と被害額で割に合わないでしょうか？

ご回答よろしくお願い致します。

匿名A 弁護士 · Accepted Answer

逆にその会話は返済の意思を示しているため、最初から騙す意思があったことを否定する方向の証拠にもなりかねないので、詐欺罪を立証する上ではマイナスの証拠になる可能性もあるように思われます。

いずれにせよ、警察に行かれる際は最初から騙す意思があったことを裏付けるような事情や証拠を強調して説明されるとよいと思います。投資の具体的な内容を確認していれば、そのような投資に回していないことを警察が調べれば、最初から騙す意思があったことを立証できる場合もあるように思いますが、詳しい内容を聞いていないということであれば、そのアプローチは取れないので、警察は詐欺罪での被害届の受理について難色を示すかもしれません。

なお、その会話の録音については、民事上、返済義務があることの証拠にはなり得ますが、先方の資力からして回収できる見込みがないのであれば、必ずしも役に立つわけではないかもしれません。

匿名A 弁護士 · Answer

証拠となりうるメール等をまとめて警察署に行って詐欺の被害届を受理してもらえるよう相談しに行かれると良いかと存じます。

最初から騙す意思があったことを立証する必要があるので、できればもう１人の被害者と共に相談に行った方がよいと思いますが、一緒に行けない場合であっても、その被害者からお金を支払った経緯や詐欺であったことに気づいた経緯等をメールで送ってもらって警察署でそれを見せることが考えられます。

弁護士に相談しても、相手にめぼしい資産がない場合、勝訴判決等を得ても回収できない可能性が高いので、まずは警察に被害届を受理してもらえるよう働きかけることをおすすめします。警察が動けば、先方が刑事処分を避けるため、任意に返してくる可能性もあるかと存じますので。

匿名A 弁護士 · Answer

できるだけ詐欺で検挙されないようにのらりくらりやり過ごすパターンの可能性も十分あり、返事が来ている以上、仮に約束された期日までに送金がなかったとしても詐欺で警察に動いてもらうのは厳しいように思われます。ただ、立証できるかどうか、あるいは警察が被害届を受理して動いてくれるかどうかはともかく、ご記載いただいた事情からすれば、最初から投資に回すつもりはなかったことはたしかなのではないかと思われますので、詐欺罪に該当する可能性は十分あります。その点で、警察に被害届を受理してもらえないかを含めて相談されること自体は問題ありません。

民事上できるだけ回収するための方策としては、口約束やLINEのやりとりだけではご心配でしたら、執行認諾文言付公正証書を作成することが考えられます。執行認諾文言付公正証書を適切に作成しておけば、訴訟を起こして判決をもらわなくても、強制執行手続をとれるので、回収の見込が上がります。なお、執行認諾文言付公正証書を作成するにあたっては、弁護士に作成を依頼した方が安心ですが、先方に強制執行手続で換価できるような資産がない場合は費用倒れになってしまうので、その旨ご留意ください。