【同意のない行為による精神的苦痛と、慰謝料の交渉について】

知人男性から、私の意思に反して無理やり抱きしめられキスや服の上から胸やお尻を触られました。それ以前は相手を嫌っていたわけではありませんが、行為に同意したわけではありません。数十分に及び、何とか逃げ帰りました。

その出来事で傷つき、相手に会うことにも怖さを感じています。しかし、その後も相手から会いたいという連絡があり、私が傷ついたことを伝えても、「仲直りしたい」「食事やカラオケ代は自分が出す」といった返答で、話がかみ合いません。

慰謝料という形で償ってほしいと明確に伝えましたが、それについての回答はなく、「受け入れてくれていると思っていた」「僕も悲しい」「僕は消える方がいい」と逃げました。
これ以上、自分で交渉を続けることに精神的な負担を感じています。相手とのLINEのやり取りは残っています。

以下について相談したいです。

・このようなケースで慰謝料を請求できる可能性
・必要な証拠や、今から整理しておくべき情報
・弁護士に交渉を依頼できるか、その場合の費用の目安
・相手が今後返信しなくなった場合の対応

ご質問いただいた点について、順に回答いたします。

①慰謝料請求の可能性について
ご相談いただいた状況を考慮すると、相手の行為は不同意わいせつ罪(刑法176条)に該当する違法な行為であると考えられ、これによって精神的苦痛を受けた場合、慰謝料を請求できる可能性があります。

②必要な証拠や今から整理しておくべき情報について
LINEのやり取りは重要な証拠になり得ます。相手が明確に事実を認めていない場合でも、被害を伝えた時期や内容、その後の反応などが、ほかの証拠、被害当時の状況と合わせて違法であると評価される可能性があります。
また、被害当日の状況(日時、場所、会うことになった経緯、行為の具体的な内容、自身や相手の発言、第三者への相談の有無等)について、記憶が薄れる前にメモに残すなどして整理しておくことや、警察に相談することも推奨いたします。
被害後の影響(相手に会うことや連絡を受けることへの恐怖、仕事や日常生活への影響等)についてもメモを残すなどしておくことを推奨いたします。恐怖や精神的苦痛は、慰謝料の検討に関わる重要な事情です。

③弁護士に交渉を依頼できるか、費用の目安
ご自身での交渉がご負担である場合、弁護士に依頼することは勿論可能です。費用の目安については、慰謝料の金額をいくらで請求するかによって変わってきますが、交渉段階であれば着手金10~20万円(税別)、成功報酬は慰謝料として支払われた金額によりますが、例えば200万円の慰謝料が支払われた場合、概ね40万円程度の報酬になることが一般的かと思います。

④相手が今後返信しなくなった場合の対応
相手の所在について情報があるようであれば、まずはそこに慰謝料を請求する旨の内容証明を送るのが一般的です。それでも反応がない場合は調停や訴訟などの法的手続きに移行せざるを得ないかと思います。
相手の所在が分からない場合であっても、弁護士会の照会を通じて所在を突き止めることができる可能性もあります。

ありがとうございます。
アドバイスいただいたことを参考に、動いていきたいと思います。