職場が不起訴事件の弁護士に聞くことの法的妥当性は?
公務員です、痴漢を否認して不起訴になりました。しかし、職場はまだわざとやったのではないかと疑っています。私の弁護士に事件の話を聞きたいと言ってきました。
職場が不起訴になった刑事事件の懲戒処分の調査のためと本人の弁護士に事件の話を聞くことはよくあることなのでしょうか?
職場が本人の弁護士に話を聞くのは強制なのでしょうか?
私見を回答させていただきます。
不起訴処分になったとしても、それによって職場が懲戒処分のための調査を行えなくなるわけではありません。刑事事件と懲戒処分では判断の目的や基準が異なるため、職場が独自に事実関係を確認すること自体は問題ないように思います。そして、その調査の一環として、刑事事件を担当した弁護士に事情を確認したいと申し入れることも、特に違法なものではありませんし、不自然なことでもないと思います。
もっとも、弁護士には守秘義務がありますので、相談者様の許可なく、職場等の第三者に事件の内容を説明することは原則としてできません。また、職場から問い合わせがあったとしても、弁護士がこれに応じる法的義務も基本的にはありません。
そのため、まずは担当の弁護士に職場から問い合わせがあったことを伝え、どのような対応をするのが適切か相談されるとよいと思います。
私の弁護経験ではたまにありますが、弁護士には守秘義務がありますので依頼人の同意なく事件について職場に話すことはありません。職場に対して依頼人の依頼で経緯を説明して懲戒事由(本件であれば公務員の信用失墜行為)に該当しない意見書を書いたことはあります。また、強制でないです。ご参考にしてください。