職場でのハラスメントに対する慰謝料請求と退職の対応方法
5日前の職場の飲み会で、上司から帰る意思を伝えたにもかかわらず、身体をつかまれたり、抱きつかれたり、キスを迫られたりしました。
その後、会社の社長には事実を伝えています。社長からは、上司を辞めさせるという話と、私には体調不良で休んでから退職する形がよいのではないかという話がありました。
私は現在、病院を受診し、PTSDと診断され、1ヶ月の休養が必要という診断書を受け取っています。なお、診断書の写真はすでに会社の社長へ送付しています。
行為を目撃していた可能性がある人は2人ほどいますが、証言してくれるかは分かりません。その他、明確な証拠はありません。
このような場合、上司本人や会社に対して示談金・慰謝料を請求できる可能性はありますか。証拠が少ない場合、どのように進めるのがよいでしょうか。また、会社から退職を提案されているように感じていますが、退職を急がずに対応した方がよいでしょうか。
上司から身体的拘束、抱きつき、キスを迫られるなどの被害を受け、PTSDと診断されているとのことですので、上司本人や会社に対して慰謝料等を請求できる可能性があります。
上司本人については、性的自由・人格権を侵害する不法行為として民法709条に基づく損害賠償責任が問題となります。また、職場の飲み会など業務との関連性が認められる場合には、会社についても民法715条の使用者責任や、ハラスメントへの対応を怠った場合の職場環境配慮義務違反等が問題となり得ます。PTSDとの因果関係が認められれば、慰謝料だけでなく、治療費や休業損害等も請求対象となる可能性があります。
録音・録画がなくても請求が直ちに困難になるわけではありません。被害日時・場所・具体的な行為を記録したメモ、診断書・カルテ、被害直後に家族や友人へ相談したLINE等、会社への申告記録などを保存してください。特に、社長が「上司を辞めさせる」などと発言している場合、その経緯や発言内容をメール等で記録化しておくことは重要です。目撃した同僚がいる場合には、その氏名や当時の状況も整理しておくとよいでしょう。
また、現時点では退職を急ぐ必要はありません。職場でのセクハラに起因するPTSDであれば労災認定の可能性もあり、健康保険の傷病手当金を利用できる場合もあります。まずは診断書に従って療養し、退職届や退職合意書への署名は慎重に判断すべきです。
今後の慰謝料請求、休業補償、労災申請、退職条件などを含め、一度弁護士に資料を見せて具体的な対応方針を相談されることをお勧めします。
精神的苦痛に対する慰謝料請求は可能かと思われます。
また、今回の行為でptsdとなった部分については、職場の飲み会での出来事ということですので、労災として認められる可能性もあるでしょう。
退職についてはご自身のお気持ち次第です。少なくとも今すぐ決めなければいけないものではないかと思われます。
会社や上司の方で、ハラスメントがあったことを認める書面等を出してもらうか、会社や上司が認めている証拠を保存しておくことが重要です。
一度個別に弁護士に相談をして、必要であれば弁護士をに依頼の上で対応を進めると良いでしょう。