よこやま れいいち
横山 令一弁護士
弁護士法人平松剛法律事務所 福岡事務所
博多駅
福岡県福岡市博多区博多駅中央街7-26 博多駅センタータワー8階
医療・介護問題の事例紹介 | 横山 令一弁護士 弁護士法人平松剛法律事務所 福岡事務所
取扱事例1
- B型肝炎給付金
古いカルテから肝炎発症を証明
【相談前】
依頼者様は、30年以上前にB型慢性肝炎を発症して入院したことがあるとして、当職にB型肝炎給付金の請求について相談されました。当職が詳しく事情を聴き取ったところ、入院先の病院は現在でも存在するものの、依頼者様はその病院を退院した後は全く受診しておらず、B型肝炎が再発することもなかったとのことでしたので、当時のカルテが残っていることはあまり期待できない状況でした。そのため、給付金がご申告どおりに支給されるとは限らないと助言せざるを得ませんでしたが、依頼者様はそれもあらかじめ承知されていたようで、当職に給付金の請求を委任されました。
【相談後】
各種検査によって依頼者様が集団予防接種での注射器の使い回しによってB型肝炎に感染したものと確認した後、診断書やカルテの収集に着手しました。最初に取り寄せたかかりつけ医の直近のカルテからは情報が乏しく、診断書も作成してもらえなかったので、依頼者様が30年前にかかったという病院に一縷の望みをかけて、カルテの開示を求めました。すると、しばらくして、古めかしい書式に手書きされたカルテが送られてきました。しかもそのカルテには、現在では使われなくなったB型慢性肝炎の治療法が複数試みられたことが書かれていました。この証拠を元に慢性肝炎の病態を主張したところ、難なく認められ、20年経過した場合の給付金のうち高いほうの300万円を受け取ることができました。依頼者様は、そのような結果までは予想されていなかったようで、大層喜ばれていました。
【コメント】
この事案では、予め目星を付けて医療記録の開示を依頼したことで、的確なカルテを手に入れることができました。
B型肝炎訴訟については、一般向けにも手引きが公開されてはいるものの、実際の資料の集め方など、手引きには書かれていない処理の手法が多くあります。それを心得ていることで円滑に給付金を受け取れる、ということが、豊富な経験がある弁護士の存在価値だと思う次第です。
依頼者様は、30年以上前にB型慢性肝炎を発症して入院したことがあるとして、当職にB型肝炎給付金の請求について相談されました。当職が詳しく事情を聴き取ったところ、入院先の病院は現在でも存在するものの、依頼者様はその病院を退院した後は全く受診しておらず、B型肝炎が再発することもなかったとのことでしたので、当時のカルテが残っていることはあまり期待できない状況でした。そのため、給付金がご申告どおりに支給されるとは限らないと助言せざるを得ませんでしたが、依頼者様はそれもあらかじめ承知されていたようで、当職に給付金の請求を委任されました。
【相談後】
各種検査によって依頼者様が集団予防接種での注射器の使い回しによってB型肝炎に感染したものと確認した後、診断書やカルテの収集に着手しました。最初に取り寄せたかかりつけ医の直近のカルテからは情報が乏しく、診断書も作成してもらえなかったので、依頼者様が30年前にかかったという病院に一縷の望みをかけて、カルテの開示を求めました。すると、しばらくして、古めかしい書式に手書きされたカルテが送られてきました。しかもそのカルテには、現在では使われなくなったB型慢性肝炎の治療法が複数試みられたことが書かれていました。この証拠を元に慢性肝炎の病態を主張したところ、難なく認められ、20年経過した場合の給付金のうち高いほうの300万円を受け取ることができました。依頼者様は、そのような結果までは予想されていなかったようで、大層喜ばれていました。
【コメント】
この事案では、予め目星を付けて医療記録の開示を依頼したことで、的確なカルテを手に入れることができました。
B型肝炎訴訟については、一般向けにも手引きが公開されてはいるものの、実際の資料の集め方など、手引きには書かれていない処理の手法が多くあります。それを心得ていることで円滑に給付金を受け取れる、ということが、豊富な経験がある弁護士の存在価値だと思う次第です。