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なかの きみよし
中野 公義弁護士
なかのきみよし法律事務所
下大利駅
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刑事事件の事例紹介 | 中野 公義弁護士 なかのきみよし法律事務所

取扱事例1
  • 痴漢・性犯罪
懲戒処分としての退職を免れた事案

依頼者:40代(男性)

【相談内容】
迷惑行為防止条例違反(痴漢)で逮捕されたという相談です。
そのまま起訴された場合、懲戒処分により、勤め先を退職する可能性が大きかったものです。

【ご依頼の内容と結果】
捜査弁護全般についてご依頼を受け、まずは、勾留請求が却下となり釈放されるに至りました。
その上で、示談を進めることとなりましたが、結果として示談はできなかったものの、不起訴処分となりました。また、勤務先の処分も出勤を停止するのにとどまり、退職を免れることができました。

【解決のポイントなど】
相談者は、当初、理由は色々とありましたが、逮捕された事実を認めていませんでした。
このような場合、認めるよう説得すべきだという弁護士もいますが(検察官は特にそうです)、冤罪が生じることを助長することにもなりかねませんのでそうしていません。相談者の意向を尊重して対応しました。
その結果、それが主たる理由となり、示談には至りませんでしたが、それ以外の手を尽くしたこともあり、不起訴処分となりました。また、検察庁の判断(不起訴処分)が出るまで、相当な期間またされましたので、検察内部でも処分をどうするか、かなり協議をしたものと思われます。

その上で、最終的に不起訴となりましたので、職場への対応をどうするかが問題として残りました。
最終的に、相談者は、懲戒処分が厳しいものとなることを覚悟で職場に対しても犯罪事実を認めるに至りましたが、今後の人生をどのように生きていくかを考えたときに、そうすべきだとの私からの勧めがあってのことでした。
相談者からは、結果として、このことを一番感謝されました。

【反省点等】
結果として、不起訴となり、ことなきを得ましたが、示談の進め方がこれで良かったのか、依頼者・相談者への対応がこれで良かったのか、いまでも自問自答を繰り返しています。
世の中に、同じ事件は二つとありません。今回うまくいったことが次回もうまくいくとは限りません。うまくいったことよりも、うまくいかなかったことの方が、経験値として残るものは大きいと思っています。
示談だけに限れば、これまでの事件の中で、最も厳しい状況で臨んだ事件であり、うまくいかなかったことは、とても良い経験となりました。
取扱事例2
  • 万引き・窃盗罪
控訴審での執行猶予

依頼者:30代(男性)

【相談内容】
万引きで逮捕された事件ですが、精神(知的)障害を有しながら、家族(親)がそれに気づかず、その年齢となるまで福祉の援助を受けることなく生活していた結果、万引きをするに至ったものです。

【依頼内容と結果】
公判での弁護活動の依頼を受け、今回の事件が執行猶予中(同じく万引きによるもの)であったため、再度の執行猶予を求めて活動しました。
結果として、一審では有罪となり執行猶予がつきませんでしたが、控訴審では、その間の弁護活動が評価され、再度の執行猶予となりました。

【解決のポイント】
依頼者に精神障害があることにすぐに気づき、卒業した高校の先生の協力を得て裁判に出廷してもらうとともに、公的に障害を有することを証明するために、両親の協力を得て手帳の申請をしました。
その上で、ソーシャルワーカーの支援を受けながら、保釈中に就職先を確保しました。
また、ソーシャルワーカーには、控訴審で出廷してもらい、障害による特性と、再犯を防止するための指導教育がされていることを説明してもらいました。
そのようなこともあり、控訴審で、再度の執行猶予を得るに至りました。特に、ソーシャルワーカーの供述に、裁判官が大きく反応していたのが目に見えてわかる事件でした。

障害を有することに気づき、それを出発点として弁護活動ができたことに意義があったものです。それがなければ、同じことを繰り返して、何度も刑務所を出入りすることになったかもしれません。多くの方の協力を得て、社会内での更正とそのための社会福祉に繋げられたことが一番の成果です。
取扱事例3
  • 少年犯罪(加害者側)
刑事事件と少年事件

依頼者:10代(男性)

【相談内容】
高校1年生が、暴行(事実上は痴漢)で逮捕されたという相談でした。逮捕されたのが金曜日であったため、勾留許可決定がされれば、週明け月曜日以降学校を欠席することが避けられず、事情によっては、学校を退学しなければならない可能性もあるものでした。

【ご依頼の内容と結果】
捜査弁護の依頼を受け、早期釈放を目指して活動しました。
しかし、勾留許可決定がなされてしまい、月曜日以降登校できない状況となりました。
そのため、準抗告を申し立て、勾留許可決定を争った結果、これが取り消され、月曜日は学校を欠席しましたが、火曜日からは、いつも通り学校に登校することができ、ことなきを得ました。

【解決のポイントとその後の経緯】
逮捕されたのが、夏休みの直前の時期ということでしたが、それまでに登校すべき日が1週間ほどありましたので、とにかく、勾留の取消しのためにご両親からの誓約書・身柄引受書等の取得など、可能な限りのことを行いました。
幸にして、勾留が取り消され、1学期の修了を無事に迎えられたと思っていた矢先、夏休みに入ってすぐ、家庭裁判所から監護措置が取られました。
ご両親から連絡を受け、受講中だった弁護士会の研修を抜け出して家庭裁判所まで出向き、そこで監護措置となったことを確認して、(少年事件の)付添人として、活動することとなりました。
少年は、夏休みのほとんどを少年鑑別書で過ごすこととなりましたが、処分は保留のまま試験観察となり、その間、カウンセリングを受けるなどして最終的には、少年院に行くことはなく、無事に高校も卒業することができました。

少年とは、高校卒業後、大学在学中に一度会う機会があり当時よりも生き生きとした表情を見せてくれました。再び事件を起こすこともなく、今では、社会人となって仕事をしているようです。
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