坂井田 吉史弁護士のアイコン画像
さかいだ よしふみ
坂井田 吉史弁護士
坂井田法律事務所
岐阜県岐阜市茜部本郷3-61-8 シングルライフ茜105
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

不在の場合は弁護士より折り返しますので、事務所(058-201-6207)もしくは携帯番号(末尾1438)からのご連絡をお待ちください。

インタビュー | 坂井田 吉史弁護士 坂井田法律事務所

モラハラ夫は許さない!不利な条件でも苦しむ依頼者の味方に。全力で心を震わせながら

「心が震える事件に全力で取り組む」

そう話すのは、坂井田法律事務所の代表を務める坂井田 吉史(さかいだ よしふみ)弁護士です。

坂井田先生がいう「心が震える」とは、案件をえり好みしているわけではありません。
法律問題に困った依頼者が、自分の事件を自分事として解決したいと思っている状態を「心が震える」と表現しています。

第一印象は、話しやすいおじさん。
しかし、その笑顔の奥には依頼者を助けるという情熱を隠し持っています。

なおかつ、弁護士として冷静な判断をする知識と経験も持ち合わせています。

01 弁護士になったきっかけ

テレビドラマがきっかけで弁護士に。7度目の正直で得た安心

――弁護士を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

弁護士を目指したのは高校生のころに観た「都会の森」というテレビドラマがきっかけです。
このドラマは刑事弁護を行う弁護士の姿を描いたドラマで、弁護士の仕事ぶりをリアルに表現していました。

そのドラマを観た私は感銘を受けて、弁護士になろうと思ったのです。


――弁護士になるまでは大変でしたか?

そうですね。
私は旧司法試験時代に弁護士になっていますが、司法試験は7回受けました。
しかも6回目に不合格になったときは、妻のお腹に子どもがいたのです。

そのため、「あと1回だけ」と妻と両親に頼んでどうにか受験させてもらいました。
しかし、妻には「もう司法試験の勉強をやめて働いてほしい」と言われていました。

もちろん、アルバイトをして生活費を稼いでいましたが、いざ子どもができるとなると妻の心のなかに大きな不安が生まれたのだと思います。


――7回目の司法試験の結果はどうでしたか?

見事合格できました。
合格が分かったときには「ホッとした気持ち」になったのを覚えています。
うれしかったというよりは、安心できたという気持ちでしたね。

妻からは「おめでとう」と言ってもらえ、ようやく妻を安心させてあげられると思ったのです。

02 弁護士としてのキャリア

トラブルを経て会社員に。社会正義を貫くため再び弁護士に

――これまでの経歴を教えてください。

晴れて弁護士になれた私は、張り切って多くの案件を引き受けていました。
困っている依頼者さまを一人でも多く助けたいと思っていたのです。

しかし、そんな矢先、仕事であるトラブルに遭遇することになります。
そのトラブルがきっかけで、私は弁護士も法律も関係ない仕事に転職します。


――どのような仕事に就いたのですか?

人材派遣会社に就職して、営業として働くことにしたのです。
外国人の方が多く登録する人材派遣会社で、登録希望者の面接や、派遣を希望する企業とのやりとりをしていました。

この仕事では、弁護士としての知見が広がる経験も積みました。
労務管理をするなかで社会保険や雇用保険、それに年金など雇用に関する知識は増えましたね。

あとは、残業代の計算もしていました。
そのまま弁護士を続けていたら経験しないようなこともあったため、本当に貴重な時期だったと思っています。


――それから再度弁護士になった、と。その想いを教えてください。

実は人材派遣会社の中で出世して、最後は執行役員にまでなりました。
比較的高い給与が安定的に支払われていたため、退職の話をすると上司に言われました。
「今は安定しているけど、弁護士になってもどれほどお客がつくかわからないよ」と。

ただ、私は社会正義を守る仕事をもう一度してみたいと思ったのです。
そのため、安定した地位を捨ててまで弁護士に復帰したいという気持ちになりました。

幸い妻は「自分が思うようにすればいい」と言ってくれたため、決断できたのです。

03 解決事例①

高齢者の遺産分割協議。依頼者の年齢に合わせて丁寧な対応を

――解決事例を教えてください。

ある方から相続の相談を受けました。

依頼者さまは5人兄弟で、そのうちの一人が遠方で亡くなられたのです。
その方に配偶者や子どもはいなかったため、相続人は依頼者さまを含む残されたご兄弟でした。

戸籍謄本や印鑑証明など必要な書類を集めて、最後には被相続人の資産(預金)を分割して遺産分割協議を解決したという事例があります。

借金もありましたが、無事に解決できました。


――孤独死というのは、これからますます増えそうですね。

そうですね。
今でも多いという印象があります。

今回のように賃貸物件で孤独死された場合は、賃貸契約の解除や掃除など、通常の相続以上にすることがあります。
依頼者さまもご高齢でなかなかフットワーク軽く動ける方ではなかったため、こういったことも含めてサポートしました。


――そういったサポートも弁護士業務のうちなのですか?

基本的には弁護士業務の範疇を超えていると思っています。
弁護士事務所によっては追加で料金が発生することもあるでしょう。

しかし、私は内心「まぁしょうがないか」という気持ちで、追加費用をいただかずに対応いたしました。

04 解決事例②

心が震えるからこそ全力で。モラハラ夫から子どもを取り返す

――ほかに印象的な解決事例はありますか?

ある女性から「もう一度子どもと一緒に暮らしたい」と相談を受けたことがあります。

依頼者さまの旦那さまはいわゆる「モラハラ夫」で、侮辱するような言葉を依頼者さまに日々浴びせていたそうです。
しかも、お子さまの前で夫婦喧嘩をすることもあったようで、お子さまも辛い思いをしていたでしょう。

そんな日々が続く中で依頼者さまの我慢が限界に達して、ものにあたってしまいました。
旦那さまがその件で警察を呼んだことで、依頼者さまは子どもを家に置いて別居せざるを得ない状況になってしまったのです。


――依頼者さまに非があるとはいえ、辛い状況ですね。

実は私のところに来る前にも、複数の弁護士に相談したそうです。
しかし、弁護士からの回答は「受任できない」とのことでした。

逮捕されていないとはいえ警察沙汰になっていることを鑑みると、監護権を得られないかもしれないと思ったのでしょう。


――坂井田先生は、依頼者さまからそのことを聞いていたのですか?

もちろん、聞いていました。

依頼を断った弁護士の言い分も理解できました。
しかし、だからといって諦めることはないと思ったのです。

あらためて依頼者さまに「旦那さまに子どもを取られるかもしれない。それでもいいんですか?」とお聞きすると答えはNoでした。

その瞬間、私の正義の心が震えて全力でやろうと思ったのです。


――最終的にはどうなったのですか?

結局この件は家庭裁判所で審判を受けることになりました。
その中で調査官が依頼者さまの主張を汲むような判断をしてくれたため、子の監護権を無事獲得でき、再びお子さまと一緒に暮らせるようになりました。

05 弁護士として心がけること

とにかく依頼者の話を聴く。弁護士を身近に感じてもらうため

――弁護士としての大切にしていることは何ですか?

とにかく依頼者さまのお話を聞くようにしています。
特に時間が決まっている市民法律相談などの場では、弁護士に話を遮られた経験のある方もいるかもしれません。

しかし、私は辛抱強く、依頼者さまが納得できるまでお話を聞きます。
実際、初回無料相談が数時間にわたったこともあります。


――今後、目指していきたい弁護士像はありますか?

一般的に弁護士への相談はハードルが高いと言われています。
しかし、私はそのハードルを下げていきたい。

そして、多くの人から身近に感じてもらえる弁護士になりたいと思っています。

また、会社員時代の経験を活かして労働問題にも取り組んでいきたいですね。


――最後に坂井田先生からメッセージをお願いします。

「話してすっきりしました」や「来てよかったです」と言われると、こちらもうれしくなります。

相談というより話をするだけでも構いません。
「こんなこと相談してもよいのか?」なんて思わずに、お気軽に来ていただければと思います。
電話でお問い合わせ
050-7586-9473
時間外

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。