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たていし なぎさ
立石 渚弁護士
東京スタートアップ法律事務所
銀座一丁目駅
東京都中央区銀座一丁目13番1号 ヒューリック銀座一丁目ビル7階
対応体制
  • カード利用可
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  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

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インタビュー | 立石 渚弁護士 東京スタートアップ法律事務所

離婚問題や誹謗中傷、どんな立場でも相談を。先入観なく依頼者に寄り添い、納得の解決を目指す

東京スタートアップ法律事務所に所属する、立石 渚(たていし なぎさ)弁護士。
依頼者の気持ちが少しでも晴れるような解決を目指し、インターネットトラブルや離婚問題、刑事事件などの弁護活動に取り組んでいます。

学生時代は海外留学で見聞を広め、ボランティア活動にも尽力。
広い世界を見てきたからこそ、「困っている人を助けたい」という強い気持ちが芽生えたそうです。

「事件の被害者、加害者…。どんな立場でも、ご依頼頂いたからには私が味方です」
熱く語る立石弁護士の姿に、弁護士としての強い信念を感じます。
今回はそんな立石弁護士の、これまでのキャリアや今後の展望をご紹介します。

01 弁護士を目指したきっかけ

留学やボランティア活動を経て。「人の役に立ちたい」一心で弁護士に

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

実はもともと、国家公務員を目指していたんです。
高校一年生の時にアメリカへ留学をしたのですが、そこでお世話になったホストファミリーがさまざまな慈善事業に取り組んでいて。
その姿に、感銘を受けたんですよね。
「私も、人の役に立つ仕事がしたい」と、強く思うようになりました。
帰国後はNPO法人の活動に参加し、ホームレスの方々の炊き出しや物資の配布など、貧困に苦しむ人々の支援もしていました。
将来は厚生労働省に入り、生活保護などの社会保障政策に携わる仕事がしたいなと思っていたのですが…。


――そこから、弁護士へ進路変更を?

はい。国単位の仕事となると、どうしても個人の方と関わる機会が無くなってしまいますよね。
大きな政策に携われるのは、とても魅力的です。
でも私はもっと、困っている個人を直接助ける仕事がしたいなと思ったんです。
法律を使い、多方面の悩みを解決する弁護士であれば、それが実現できるのではないか。
そう考えて、弁護士への道を歩み始めました。


――実際に弁護士になってみて、いかがですか?

弁護士は、弁護士自身の精神的な強さも求められる仕事だなと思います。
トラブルに巻き込まれている当事者の方々は、皆さんそれぞれ、思うことがあるんです。
でも、解決のためにはお互いの歩み寄りも大切。
依頼者さまの感情を静め、時にはやり場のない悲しみや悔しさの受け皿にもなる。
私たち弁護士は、いつ何時もどっしりと構えていなければならないのです。
それが、依頼者さまの安心感にもつながりますからね。
私自身も、タフにとことん寄り添って。
依頼者さまの心の支えとなるような弁護士でありたいです。

02 これまでのキャリア

インターネット、離婚問題に尽力。気持ちの納得度が高い解決を

――弁護士になってから今に至るまでの歩みを教えてください。

最初に所属していた事務所は、とにかく“来るもの拒まず”のスタンスでした。
依頼者さまが困っているのであれば、少しでもお役に立ちたいという想いで依頼をお受けしていました。

特に多く扱っていた事件は、インターネットの誹謗中傷トラブル、債権回収、刑事事件などです。
本当に、どんな事件にも対応をしていました。
なかには、法的な観点から見ても、依頼者さまの期待に100%沿うのは難しいという事案もありましたね。


――見通しが厳しいな、という事案を解決するときには、どのようなことを心がけていたのでしょうか?

依頼者さまが、どこかにメリットを見出せるような着地点を探すように心がけていました。
たとえば、インターネットの誹謗中傷被害に遭った方の場合。
皆さん当然、深く傷ついてご相談にいらっしゃいます。
でも、ケースバイケースですが…。
裁判で名誉棄損が認められても、賠償金は想像以上に低額になってしまうこともあるんですよ。
となると、「自分が受けた心の傷は、こんなもんじゃない!」とご不満に思われる方も多くて。
そうなった場合、いかに“気持ち”の面で納得できる解決ができるかどうかが重要です。
判決ではなく和解で解決して、和解条項に謝罪文言を入れる。
もしくは、相手方から謝罪文をもらい、その文言をいかに依頼者さまの気持ちに沿うものにできるかなど。
心の傷をお金でカバーできないときは、このように依頼者さまの“気持ち”の納得度を追求した解決ができるように、尽力していました。


――その後は、現在所属されている東京スタートアップ法律事務所へ?

はい。前の事務所で3年ほどの経験を経て、現在の東京スタートアップ法律事務所へ入所いたしました。
引き続き、インターネット関連のトラブルはもちろん。
それに加えて、最近では離婚・男女トラブルにも特に注力しています。


――離婚・男女トラブルは、以前から興味がある分野だったのでしょうか?

そうですね。離婚・男女トラブルは、悩んでいても泣き寝入りしてしまう方が非常に多いんですよ。
やはり夫婦、そして男女の感情が絡むトラブルは、他人に相談し辛いと思ってしまう。
弁護士が入れば解決できるかもしれないのに、凄く勿体ないなと。
私自身、ずっと歯がゆい思いをしていたんです。
更に、配偶者から暴力やモラハラを受けているのに、誰にも言えずに苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。
私は、そのような方々が人生を諦めることなく、弁護士と共に戦うというスタイルをスタンダードにしたいんです。

また、離婚・男女トラブルは、同性に相談したいという方も多いかもしれません。
女性弁護士である私がこれらのトラブルに注力することで、悩める女性の希望の光になれたらいいなと思っています。

03 解決事例

誹謗中傷を一言一句分析。権利侵害性を訴え、賠償金を獲得

――印象深い解決事例を教えてください。

インターネットの誹謗中傷被害に遭った依頼者さまのケースを、ご紹介します。
SNSに不名誉な書き込みをされてしまった依頼者さま。
書き込んだ人に対して損害賠償を請求したいと、ご相談にいらっしゃいました。
書き込みの内容というのは、ご自身と、ごくわずかな知人しか知らないような内容だったんですよ。
身近な人に書き込みをされたという事実に、依頼者さまは非常にショックを受けられていましたね。


――どのように手続きを進めたのでしょうか?

まずやるべきことは、開示請求です。
アクセスログの保存期間は3ヶ月程度と短いため、とにかくスピードを最優先して対応しましたね。
そして、無事に相手を特定できたのですが、相手は、なんと依頼者さまと仲の良い友人だったんです。
依頼者さまは、怒り、悲しみの感情が入り混じり、非常に混乱していましたね。
この気持ちを少しでも解消するにはどうしたらいいのか。
依頼者さまに寄り添ってお話を聞くのはもちろんですが、弁護士としてやるべきことも忘れずに。
次のステップ、訴訟手続きへと移行しました。


――訴訟で心がけていたポイントを教えてください。

書き込みをされた依頼者さまが、どれだけの被害を被ったのか。
損害賠償請求をするには、裁判官にこのような権利侵害性を認めてもらう必要があります。
そのために私は、実際の書き込みの内容を1単語ずつ、1文ずつ分析したんです。
単語の指す意味や、文脈から読み取れる事実など。
徹底的に調べ上げ、この書き込みがいかに依頼者さまの権利を侵害するものだったのか。明確に示した書面を作成し、裁判で訴えかけました。
そして、無事に裁判官にも名誉棄損を認めてもらい、賠償金に加え、加害者からの謝罪文も獲得できたんです。

インターネットトラブルのなかでも、明らかに名誉棄損に該当するという誹謗中傷は、意外と少ないんですよ。
依頼者さまは「名誉棄損だ!」と思っている書き込みも、弁護士からすると、そうとも言い切れないものが殆どです。
でも、誹謗中傷の内容をしっかり分析して的確に訴えれば、今回のように権利侵害性を認めてもらえる可能性はあります。
諦める前に、ぜひ相談していただきたいですね。

04 今後の展望

弁護士を身近な存在に。全ての依頼者に平等に接し、絶対的な味方でありたい

――最後に、今後の展望を教えてください。

展望は、大きく2つあります。
まず1つ目は、弁護士に気軽にアクセスできる世界を作っていきたいということです。
弁護士への相談って、一般的にかなりハードルが高いと思うんですよ。
私も自分が志すまで、弁護士になんて会ったこともありませんでしたし。
でも、世の中にはいろんな法律トラブルが溢れています。
もしトラブルに巻き込まれたときに、当たり前に弁護士に相談できるような。
そんな世界を作るために、私自身の行動や依頼者さまへの対応方法も、常に見直していきたいですね。


――2つ目の展望はどのようなものでしょうか?

2つ目は、どんな依頼者さまにも、フラットに接する弁護士であり続けたいということです。
これは、ロースクール時代の先生に言われたことなんです。
たとえばお医者さんって、病気を治すのが仕事ですよね。そして病気は、一般的には“悪”とされています。
でも弁護士は、必ずしも悪とだけ戦えばいいというわけではありません。
誹謗中傷をした側、された側。犯罪の加害者、被害者など…。
どちらの立場の弁護人にもなり得ます。
でも、どのような立場の依頼者さまでも、ご依頼いただいたからには絶対的な味方として戦う。
それが、弁護士の仕事なんです。
ですので、これからも自分の物差しで善悪を判断したり、思想を押し付けたりせずに。
物事を多面的にとらえて、“依頼者さまのメリットは何なのか”を真剣に追求し続ける弁護士でありたいですね。
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