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あかはね かつや
赤羽 勝矢弁護士
U&T vessel 法律事務所
明治神宮前〈原宿〉駅
東京都渋谷区神南1-5-13 ルート神南ビル4F
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インタビュー | 赤羽 勝矢弁護士 U&T vessel 法律事務所

バーテンダーから転身した異色のキャリアと弁護哲学。複雑な相続や男女問題に強い交渉人

バーテンダーから転身した異色の経歴が光る、U&T vessel 法律事務所の赤羽 勝矢(あかはね かつや)弁護士。 
西東京エリアの事務所に長く勤め、移籍した現在は相続や不動産を中心に幅広い事案を扱っています。
何よりも目を引くのは、タフな交渉や徹底調査への強いこだわりです。
お客をもてなすバーテンダーのように、悩める依頼者を笑顔とやさしい心で温かく迎え入れます。

01 原点とキャリア

バーテンダーを10年、転機は常連客の一言。西東京エリアの事務所から移籍

ーーどんな経緯で弁護士になったのか。まずは、その点からお聞きします。

大学を卒業した後、10年ほどバーテンダーとして働いていました。
ともにお酒好きの親友と東京・三鷹でバーを開業し、その後開店した福生市と高田馬場の、3店を経営していました。

その頃に、常連のお客様から「君は弁護士になるべきだ」と何度も勧められたんですよ。
私が法学部出身だったことや、人当たりのよさなどが理由だったようです。確かに、法学部に進学したときから漠然と意識していた職業でした。
それで一念発起し、司法試験の勉強に専念することにしたんです。
試験は合格率が3〜4%といわれる予備試験に合格し、法曹界に足を踏み入れました。


ーー弁護士になってから、10年近く経ちますね(2023年12月現在)。

最初に、23区内の法律事務所に入所し、その後西東京エリアの法律事務所に入所しました。吉祥寺を拠点に、3代にわたって約70年続く老舗の事務所です。
そこで個人・企業案件を問わず、さまざまな事件に携わりました。

とくに多かったのが相続と不動産のご相談で、男女トラブルや労働事件、交通事故、消費者問題や、自治体の顧問業務なども担いました。

事務所の所長は名の知れた敏腕弁護士で、指導はやや厳しいな面もありましたが、その分みっちり鍛えられましたね。

02 得意分野と強み

親族間での約束の反故-タフな交渉で納得の解決へ

ーー現事務所に移籍した今は、おもにどんな事件を受けているんですか?

男女問題や労働事件、交通事故など、幅広く何でもお受けするのが基本方針です。
なかでも当事務所としてとくに注力している分野のひとつに、誹謗中傷をはじめとするネットやSNS上のトラブルがあります。

その解決実績は数百件超に上り、何度も投稿削除や発信者の特定などを実現してきました。
芸能人やインフルエンサー、スポーツ選手など著名人の被害相談を積極的に扱っているのも特徴です。

加えて私自身は、相続や不動産問題を最も得意としています。


ーーいずれも以前の事務所時代から、場数を踏んできた領域ですね。

とくに相続は、親族間の感情的な対立が激化することが多く、一筋縄ではいかない難しい問題です。
だからこそ私は、なるべく話し合いや交渉でうまく着地点を見出すことを大切にしています。

協議が決裂して訴訟までもつれると、何年も長引いてしまうケースが多々あります。
それに最後まで争っても、残念ながら結果が保証されるわけでもありません。
それよりも、早い段階で落とし所を探る方がお金も時間もかからず、ご依頼者さまのメリットは大きいはずです。

たとえば以前、裁判では不利になることを見越して、その前段階の交渉で決着を図った事案がありました。

お父さまの遺産をめぐる2人の息子間の争いで、相手方が兄、私のご依頼者さまは弟という構図です。
ご依頼者様はお兄さまから1/2ずつの割合で遺産を分割すべきだと主張されたことに納得できず、私のもとにご相談にいらっしゃいました。


ーーなぜ1/2ずつの分割に納得できなかったんですか?

実は、それ以前にお母さまが亡くなっていて、そのときにある約束をしていたそうなんです。

それは、お母さまの遺産はお兄さまが多めに受け取る代わりに、お父さまが亡くなったときはその遺産をご依頼者さまが多めに相続するというものでした。
ですが、お兄さまが突如態度を一変させ、お父さまの遺産を半分でわけるよう要求してきたんです。

ご依頼者さまは約束を反故にされたわけで、納得がいかないのは当然ですよね。


ーーその後、どう対応したんですか?

厄介なことに、お母さまの相続時の遺産分割協議書には、その約束の内容が明記されていなかったんです。
仮に裁判になれば、厳しい情勢になることが予想されました。

だからといって、すぐに白旗を上げるわけにはいきません。
必死に探し出した数少ない証拠を積み上げながら、交渉でお兄さま側を説得しようと試みました。
たとえば、お母さまの相続の際に作成された兄弟間の覚書です。
そこには、特定の土地をご依頼者さまが相続すると書かれていたんです。

裁判で決定打にすることは難しい証拠ですが、それらを根拠に粘り強く交渉を続けたところ、土壇場で合意が成立。
裁判に至ることなく、当初の約束通りご依頼者さまが遺産を多めに取得するかたちで解決できました。

03 事件解決のスタンス

とことん調べて、糸口を探す。別居日を争った財産分与も交渉で決着

ーー先ほどの交渉案件は、粘り強さや執念がとても印象的でした。

もちろんそれも大事な要素ですが、それ以上に私が大切にしていることがあります。

それは、とにかく調べて、調べて、調べ尽くすことです。
分厚い書物や膨大な資料、過去の判例などに目を凝らし、嫌というほど調べ、事実を整理する。
そうすると、少しずつ解決の糸口や手がかりがくっきりと浮かび上がってくるんですよ。

これは、前事務所の所長から学んだことでもあります。
キャリアを重ねても、とことん調べる姿をそばで見ていました。
ご依頼者さまの期待に応えるために、弁護士として欠かせない資質やスタンスだと思っています。


ーーそして、その徹底調査が交渉のカードにもなると。

相続に限らず、私はそんな風にしてできる限り交渉や和解での解決にこだわってきました。

ときには強く出たり、逆に引いたりと、緩急を交えながらうまく折り合いをつける。
徹底調査とともに、そのあたりの駆け引きや見極めは場数を踏んで磨いてきた自負があります。

先ほどの相続の案件も、相手方には当初、主張を取り下げる気配がまったくありませんでした。
それでも「やるしかない」と意を決して、証拠を示しながら根気強く交渉を重ねたことで固い扉をこじ開けました。

離婚問題でもつい最近、財産分与をめぐる争いを話し合いで丸く収めたばかりです。


ーーどんな事件だったのか、詳しく聞かせてください。

争点になったのは、夫婦が別居した日をいつに設定するかでした。
それによって、受け取る財産分与の金額が大きく変わってくるからです。

私が代理人を務めた奥さまと、相手方の旦那さま。
別居日をめぐって双方の主張に大きな隔たりがあるなかで、私は過去の判例などを根拠に相手方に譲歩を迫りました。
こういうときは、うまく駆け引きしながら相手がしぶしぶ納得できそうなギリギリのラインを攻めるんです。

すると読み通り、最後は相手方がこちらの提案を飲んでくれたんですよ。
その結果、ご依頼者さまが相当金額を手にすることで終えられた事件でした。

04 依頼者への思い

「話していて落ち着く」。バーの接客で磨いた笑顔と安心の法律相談

ーー交渉や駆け引きには、バーテンダーの経験が役立っている面もありそうです。

そうかもしれませんね。
バックグラウンドや個性の豊かなお客様と毎日顔を合わせ、会話に花を咲かせていました。

まるで人生そのものを勉強しているようで刺激的でしたし、何よりお客様が楽しく飲んで、笑顔でお帰りになる。その姿を見るだけで、いつも幸せな気持ちになっていました。

当時、常連のお客様から人当たりのよさを評価していただいたように、今はご依頼者さまからたびたび「話していて落ち着く」などと言っていただけます。
そのおかげか、以前の事務所に勤めていた頃から、初回相談からご依頼につながる受任率が高いと他の弁護士からよく評価されていました。


ーー確かに、なんでも受け止めてくれそうな安心感があります。

私がご相談を承る際に心がけているのは、ご依頼者さまのお話を絶対に否定せず、事実を丁寧に聞き取ることです。
そうやって聞き役に徹しながら、固い信頼関係でつながるようにしています。

そのつながった手を決して離さず、最後は笑顔で旅立っていただく。
そんな風にひとりでも多くの方の人生を後押しできるように、これからも力の限りを尽くしていく覚悟です。
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