離婚・男女問題の事例紹介 | 髙橋 俊太弁護士 エクリ総合法律事務所

取扱事例1

• 親権

別居した配偶者が面会交流した子をそのまま連れ去ってしまったので、監護者指定・子の引渡しの審判を申し立てたところ、監護者に指定され、子の引渡しが認められた事例

【相談前】
私の不貞が発覚して、相手方が実家に帰ったことで別居が開始したのですが、別居開始から2か月ほど経った頃に、相手方から子と面会交流させてほしいと要請がありました。受渡しの日時場所なども決めていたのですが、相手方が約束の時間になっても現れず、そのまま子を連れて帰ってしまいました。警察沙汰にもなるなど不安しかありませんでしたが、何としてでも子を連れ戻したいと思い、髙橋先生に相談しました。

【相談後】
髙橋先生から、すぐにでも監護者指定・子の引渡しの審判を申し立てるべきだという助言をいただき、依頼をしました。緊急性を要するということで優先的に対応してくださり、依頼から比較的短期で申立てをしていただくことができました。相手方も様々な反論をしてきたので、主張も立証も膨大となり、長期戦となりましたが、最終的に、面会交流の日程調整の際のメッセージのやり取りの中で相手方が嘘を付いていたことを立証することができ、子を連れ戻すことができました。本当によかったです。

【弁護士コメント】
お子様が連れ去られてから戻ってくるまで、約10か月もの期間を要しました。その間、依頼者の心中はさぞかし不安であったと思いますが、弁護士と二人三脚で主張立証の準備を行った結果、無事に勝つことができました。相手方は不服申し立てをしましたが、高等裁判所も原審判の結論を支持しました。
最大のポイントは、相手方の連れ去りの違法性を立証できたことですが、そのためには膨大なやり取り・メッセージを依頼者と力を合わせて丹念に確認していったことが大きかったように思います。依頼者と弁護士との協力関係の大切さを実感した事案です。

取扱事例2

• 離婚すること自体

不貞配偶者からの離婚請求が裁判上認容された事例

【相談前】
私の不貞が原因で別居に至り、子も私と同居している状況なのですが、相手方がなかなか離婚に応じてくれませんでした。協議はもちろん、離婚調停でも1回の期日で不成立になってしまいました。別居してから数年が経過しており、私としては復縁する気もないので、どうしても離婚したいと思い、髙橋先生に相談しました。

【相談後】
離婚訴訟では、相手方も全面的に争ってきましたが、別居からの期間経過、子が私と一緒に生活していて問題なく育っていること、相手方の状況などを髙橋先生に丁寧に準備書面にまとめてもらいました。訴訟は紛糾し、相手方は和解にも応じようとせず、尋問手続も行いましたが、最終的に勝訴することができました。私については有責配偶者に該当し得るということでしたが、そうであっても本件の実情からすれば離婚が認容されるべきという判断であり、大変納得のいく内容でした。なお、相手方は控訴しましたが、控訴審も一審判決を支持し、離婚が確定しました。

【弁護士コメント】
いわゆる有責配偶者からの離婚請求という有名な論点が問題となった離婚訴訟です。過去の多くの裁判例を調査しながら、例外の3要件に該当する事情を丁寧に主張立証したことで、無事に勝訴することができました。特にこちらのケースでは、子と被告の面会に原告が寛容であり続けていたこと、被告側の経済状況が安定していたこと、原告と被告の復縁が全く現実的なものではない関係で離婚を認めない理由が考え難いことなどを丁寧に主張立証していったことがポイントだったと思います。

取扱事例3

• 調停

無断で子を連れて出て行った相手方から離婚調停を申し立てられたが、調停で円満に話し合った結果、調停を取り下げてもらい、復縁して元の生活に戻ることができた事例

【相談前】
私の同意なく、相手方が子を連れて出て行ってしまって愕然としていたところ、相手方の代理人弁護士から内容証明郵便が届きました。事実に合致しない言いがかりばかりが書かれていただけでなく、離婚調停を申し立てる予定ということも書いてあって強い不安を覚えましたので、髙橋先生に相談をしました。

【相談後】
髙橋先生には調停の対応について全面的に受任していただきました。相手方の言い分の問題点等を淡々と指摘し、関連証拠を提出しながら相手方が軟化するのを辛抱強く待ち続けました。そうしたところ、数回の期日を経て、相手方の考えに大きな変化が見られ、調停を取り下げてもらうことができました。その後、子どもも一緒に戻ってきて、元の生活に戻ることができました。
髙橋先生には、本当に細かいところまでフォローしていただき、大変感謝しております。メールでのやり取りもとてもスムーズで、綿密な連携をしてくれて、私はとてもやりやすく感じていました。

【弁護士コメント】
ご家族に対する愛情がとても深い依頼者であり、円満な復縁をご希望になっていること自体に説得性があった事案でした。一方、相手方に若干の問題があるように見受けられるところがあったので、そのあたりを主張立証しつつも、円満復縁を目指す以上、強く言いすぎないというさじ加減が難しいところではありました。調停期日での対応だけでなく、相手方の代理人と面会交流の内容等を調整する過程で柔軟なやり取りをすることができたのもひとつのポイントだったように思います。

取扱事例4

• 不倫・浮気

不貞配偶者と不貞相手を共同被告にして訴訟提起をし、適正な和解ができた事例

【相談前】
私の配偶者が不貞をし、しかも、不貞相手の子を妊娠しました。あまりにもショックが大きく、悲嘆にくれながら、髙橋先生に相談しました。

【相談後】
髙橋先生には、私の話を親身になって聞いていただきました。まずは交渉を依頼しましたが、相手方代理人の提案する示談額が低額で、到底受け入れられるものではありませんでした。そこで、髙橋先生ともご相談をし、２人を被告にして訴訟提起をすることにしました。髙橋先生には、様々な裁判例の調査などもしてもらい、その上で、裁判で主張をしてもらいました。そうしたところ、裁判官にも私の思いが届いたのか、私が納得できる内容で和解をすることができました。

【弁護士コメント】
相談当初、依頼者様は相当落ち込んでおられましたが、それも無理もないといえる事案でした。依頼者様のお気持ちの面での解決のためにも中途半端な和解は適切ではないと考え、相手方の代理人に対しても強気で交渉をしました。結果的に交渉では解決できませんでしたが、依頼者様が納得できる内容で裁判上の和解が成立し、ご満足いただくことができました。弁護士として、依頼者様の気持ちの切り替え・新たなスタートのためのお手伝いをすることができたように思います。