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あそう たかひろ
阿相 貴大弁護士
ホライズン法律事務所
国際展示場駅
東京都江東区有明3-5-7 TOC有明イーストタワー7階
対応体制
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インタビュー | 阿相 貴大弁護士 ホライズン法律事務所

丁寧に最後までご依頼者様の話を。傾聴力と質問力でご依頼者様一人ひとりの幸せを勝ち取る弁護士

東京都江東区のホライズン法律事務所の代表を務める阿相 貴大(あそう たかひろ)弁護士。
ふたつの法律事務所を経験したのち独立した阿相弁護士は、養育費未払問題を含む債権回収等に力を入れる冷静さと情熱の両方を持ち合わせる弁護士です。

不動産の競売手続を通じて相手方と交渉の上、多額の養育費を獲得したことも。
また、タッチの差で預金の仮差押えに成功し、多額の債権を回収したこともあります。

阿相弁護士の考え方や事件解決に奔走したエピソードなど、これまでの活躍に注目しました。

01 弁護士になったきっかけ

きっかけは「炎の塔」。全体を見通す力で掴んだ司法試験合格

――弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。

私は中央大学に通っていましたが、中央大学には通称「炎の塔」と呼ばれる団体があります。
難関国家資格の取得を目指す学生が勉強する場所で、私もそこで勉強していました。

朝から晩まで毎日勉強する生活でしたが、まったく苦ではなかったですね。
それよりも貴重な情報を得られたり、先輩方とのつながりができて良かったです。

「炎の棟」では現役の弁護士含む法曹として活動されているOB・OGと直接と話せる機会があります。
先輩方と話す中で仕事内容の面白さや、やりがいを感じ、目指そうと思いました。

――「炎の塔」で勉強することで得られたことは何でしたか?

大学受験の時の反省から、勉強ってがむしゃらにやるのではなく、はじめに多くの情報を得たうえで、全体を見通してゴールまでの戦略を立てるほうがいいと考えていました。
その点、「炎の塔」には司法試験に合格された直後の先輩が講義等をしてくれます。
合格直後というホットなうちに最新の情報やノウハウ、成功体験を聞けたというのは、本当にありがたかったです。

――はじめに全体を見通す、というのは弁護士としても大切な視点なのかなと思いました。

はじめに事件解決までの見通しを立てるのは、ご依頼者様が依頼をするか否かの判断要素となる点を含めて、極めて大切です。
勉強を通じて得られたことが、有利不利にかかわらず、最初に事件全体を俯瞰してシミュレーションするところに繋がっていると思っています。

02 弁護士としてのキャリア

独立のきっかけは養育費の案件。当事者を冷静に解決へと導く

――これまでのキャリアを教えてください。

弁護士になってからふたつの事務所に所属した経験があります。
特にふたつ目の事務所は在籍期間が長く、先輩弁護士も多数在籍していたので、ともに事件処理をすることを通じて弁護士としてかなり鍛えてもらいました。人によって進め方や考え方のカラーが全然違うので、非常に興味深かったですね。いろいろと吸収できて、大変勉強になりました。
企業法務や相続、それに債権回収、債務整理や離婚など幅広く扱っていましたね。

中でも企業法務に力を入れていて、代表弁護士の顧問先が非常に多かったので、顧問弁護士として契約書のリーガルチェックや日々の法律相談に対応しておりました。

様々な業務を経験した後、立ち上げたのが今の事務所です。


――独立のきっかけは何だったんですか?


元々は、経営的な視点から今後の見通しを立てた結果、友人弁護士を通じて債務整理業務を主体として独立しようと考えたことがきっかけです。
ちょうどその頃、養育費の業務も始めてみないかとお声がけいただいたことから、養育費と債務整理の二軸で考えるようになりました。
もちろん、企業法務の経験も活かしたいので、理想は三軸ですね。


――養育費の案件で難しいと思うのは、どのようなところですか?

養育費の金額そのものは、両親の収入、扶養人数などである程度決まります。
しかし、当事者同士は、これまでの関係性、離婚した経緯等もあり、どうしても感情的になってしまうんです。
そのため、代理人として私が間に入って、客観的な立場で落ち着いて話を進められるよう助言しています。
意外にも、相手方も代理人が入ってよかったと思うケースもあるようです。

03 強みを活かした解決事例①

不動産の競売をきっかけに獲得した養育費1,000万円

――養育費の案件で、何か解決事例はありますか?

ご依頼者様は、もともと公正証書により元パートナーと養育費の取り決めをしていました。 
それにもかかわらず、元パートナーが養育費の支払いを拒否していたんです。
未払期間が長期にわたっていたので、未払金額が非常に高額になっていました。
他方で、相手方は不動産を所有していることが判明しました。
そのため、不動産を差し押さえて競売にかける申立てをしたところ、不動産を売却のうえ、一括で約1,100万円を入金してもらえたということがありました。
また、別件ですが、「不動産を取られるのは困る」ということで、不動産売却を避け一括で数百万円の支払を受けたこともあります。


――養育費の支払いがされないとき、どのように対処するんですか?

財産開示手続や情報取得手続を通して、相手方がどのような資産をどの程度保有しているのかを確認します。
いずれも裁判所を通して行う手続きで、それらにより取得した情報をもとに財産を差し押さえたりします。
裁判所を通さない手続きとしては弁護士会照会という手続もあります。

先ほどの例のように不動産を差し押さえる場合もあれば、勤務先からの給与を差し押さえる場合もあります。
債務者が会社員の場合、会社に知られるとまずいとのことで、養育費の支払いに応じてくれる場合も多いです。


――養育費の案件で大切にしていることは何ですか?

一番大切にしているのはスピード感です。
養育費は時効があるため、早く進めないと手遅れになる場合もあります。
ご依頼者様としても早く養育費をもらいたいとの思いがあるため、早めに対処することを心がけていますね。

養育費って想いがつまった特別な債権だと思っているんです。
子どもの生活や将来のためになる大切なお金なので、本当にやりがいがありますね。日本の将来に繋がるお金というか。
感謝のメールや直筆の手紙をもらったときは、嬉しくなります。

04 強みを活かした解決事例②

タッチの差で預金仮差押さえ。執念で回収した2,000万円

――ほかの分野での解決事例はありますか?

タッチの差で預金を差し押さえたことがあり、非常に印象に残っています。

サービサーと呼ばれる債権回収会社からご依頼の案件のことです。
サービサーの担当者から、「相手(債務者)が預金を下ろしそうなので、仮差押さえ(保全)をしてほしい」というご依頼を受けました。

急いで資料揃えてを申立書作成し、ご依頼当日に裁判所に持ち込んだところ、翌日の面接を通じて何とか仮差押えが認められました。
仮差押えの効力が発生した同日に、相手(債務者)が出金の手続をしたようです。
あと1日手続きが遅れていたら差押さえられず2000万円が出金されていたと思うと、武者震いがしました。


――緊張感のある仕事だったんですね。


その時は、先輩弁護士等の協力もあり、仮差押えの申立てに全集中させていただいた結果、2、3時間で、不備のない書類を用意することができました。
申立てをしても裁判所から追完指示等があるとそれだけで遅れることになるので、仮差押えが認められるまでは不備がないか等、かなりヒヤヒヤしていました。
しかし、その手続きにより2,000万円もの大きなお金を差し押さえられたんです。

不動産の仮差押えは意外と件数・経験あるんですが、預金の仮差押えは珍しいケースでした。


――今後、注力していきたい分野があるのですか?

今後は、企業法務にも力を入れていこうと思っています。

企業法務というとリスクを先回りして分析して、経営者の判断にブレーキをかけるイメージがあるかと思います。
しかし、弁護士の役割は、経営にリスクは付きものである以上、リスクを適切に分析して、どのリスクを取るのかメリット・デメリットを提案することが重要だと思っています。
一緒に経営していくような感覚ですね。

忙しく、かつ収入に繋がる側面にばかり目が向いていて、法務の側面まで手が回っていない若手の経営者をよく見かけます。
一方、ビジネスにおいてルールは当然ありますし、書面についても一度判子を押すと、基本的に取り返しがつきません。
ただ、法律は習得に時間と労力を要すると思うので、自分で行うのではなく、弁護士等の専門家にアウトソーシングし、自らは本業・事業に集中した方が良いと思います。
なるべく早い段階で、取り返しがつくフェーズから助言・サポートしていきたいですね。

05 弁護士としての心がけ

ポイントは傾聴力と質問力。依頼者様のお話を真摯に聴く

――弁護士としてのこだわりを教えてください。

弁護士になる前は、プレゼン力であったり、相手方を説き伏せたりするイメージがありました。
しかし、実際になってみると圧倒的にご依頼者様や相手方のお話を聴く側の方が多いんです。
もちろん、ご依頼者様の要望・希望が法律的に難しいこともあります。
それでも、まずは否定せずに、最後までご依頼者様のお話を聴くことを心がけています。

誰だって話を途中でストップさせられたり、否定されるのは嫌ですよね。
ですので、まずは最後までお話をお聴きして、依頼者様のお気持ちをなるべく受け取るようにしています。

――そのために必要なことは何だと感じますか?

ご依頼者様のお気持ちを受け取るためには、弁護士自身の質問力が求められると思っています。
ご依頼者様のお話を適切に引き出す、質問・聴き方が重要で、最後まできちんとお聴きする。
今後も心がけていきたいですね。


――今実際に困っている方へメッセージをお願いします。

弁護士への相談は、敷居が高いと感じたりする方もいるかもしれません。
しかし、弁護士に相談することは意外に気軽にでき、弁護士側も早い段階で相談していただきたいと思っている、ということを知ってもらいたいと思っています。
弁護士も魔法使いではないので、過去に起きた事情を巻き戻すこと等はできません。
有利な解決を目指すためにも、早い段階で法的な観点から方針を考え、事情を積み上げていく必要があります。

まずは、お話をするだけで気持ちが楽になることもあります。
考えがまとまっていない、事情が整理できていない等でも結構です。
何か困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。
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