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いわほり しゅうと
岩堀 修都弁護士
U&T vessel 法律事務所
明治神宮前〈原宿〉駅
東京都渋谷区神南1-5-13 ルート神南ビル4F
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インタビュー | 岩堀 修都弁護士 U&T vessel 法律事務所

ネットの誹謗中傷に強い上場企業の元法務部員。テーマパーククルーとしてMVPを受賞したホスピタリティ

かつては有名テーマパークのクルー、上場企業の法務部員だったU&T vessel法律事務所の岩堀 修都(いわほり しゅうと)弁護士。
事件現場の最前線に立っている現在は、インターネットやSNS上で飛び交う誹謗中傷被害を減らすことに情熱を燃やしています。
また、法務部勤務の経験を活かし、企業法務に力を入れているのも特徴です。
そんな岩堀弁護士のホスピタリティ溢れる人柄と弁護活動に迫りました。

01 弁護士になるまでの道のり

テーマパークのクルーとしてMVPを2回受賞。上場企業の法務部員も経験

ーーご経歴を拝見しましたが、ユニークなキャリアが目を引きます。

おそらくまず目につくのが某有名テーマパークではないでしょうか。そこで一時期アトラクション接客スタッフの「クルー」として働いていたんです。

約1万人いるクルーのなかから毎月数名表彰されるMVPを2回受賞したことがあります。
私の接客場面が運よく上司の目に留まったのか、「エンタメをつくり出すのがうまい」と、お客様を喜ばせる演出が評価の理由でした。


ーーそれから法律の世界に足を踏み入れたんですか?

その後に、大手ディスカウントストアの親会社(東証プライム上場)に法務部員として入社しました。
といっても、当時はまだ弁護士資格がなかったんですよ。
ロースクールは卒業していたんですが、訳あっていったん別の道に進んだんです。

司法試験に受かったのは、この法務部員時代ことです。
世間は本当に狭いと感じますが、直属の上司が大学のゼミの1学年上の先輩だったこともあり、仕事と司法試験勉強の両立に理解を示してくれたことも大きかったですね。


ーーその会社の法務部員だった当時は、どんな仕事をされていたんですか?

おもにシステム周りやテナントの賃貸借関係の契約書のチェックを担当していました。
システム系では、自社で新たに導入するITサービスの利用規約や、システム開発の業務委託契約書などが多かったですね。

02 得意分野とスタンス①

タイムリミットは1ヶ月以内、Twitterのログ消去を土壇場で回避

ーーそれから現在の事務所に入所されました。その経緯も教えてください。

実は、司法試験に受かった後も前職で働き続けるつもりだったんですよ。
試験を受けさせてくれた恩もありましたしね。

ただ、司法修習で事件の現場に立ち会うなかで、会社の外に出て交渉や訴訟に携わってみたいーー。
そんな思いが芽生えてきたんです。
それを上司に相談したら、「がんばってこい」と快く送り出してくれました。


ーー現場に立つようになってからは、どんな事件を扱ってきたんですか?

とくに多いのが、インターネットやSNS上の誹謗中傷などのトラブルです。
加えて労働問題や家事事件、債務整理、刑事事件、それに企業法務も含めて幅広く扱っています。

現場に立ち始めた頃に感じたのは、予想以上に責任重大な仕事だということでした。
私の舵取り次第で、ご依頼者さまの人生が大きく変わる可能性があるからです。

ただ、それ以上に強く確信したことがあります。
どんな逆境下でも、あきらめずに手を尽くせば道は拓けていくということです。

たとえば、SNS上で誹謗中傷を受けた方からご依頼をいただいたときのことです。
投稿者特定のための手続に着手しようとしたところ、あるシステムの都合で、1ヶ月以内を目安にすべてのログが消えてしまうという状況に陥っていました。

ーーそれでは発信者情報の開示などが難しくなると。

その期限を過ぎてもログを保存させておく、つまり、投稿者を特定するための手がかりを消させないためには、裁判所に手続の申し立てを行い、相手方にその旨通知がなされなければなりません。
ただ、ご依頼いただいた時点で、もういつ削除されてもおかしくないような状況だったんです。

「もう間に合わない」「無理かもしれない」と、断念することも一瞬頭をよぎりましたが、そこから一気に巻き返しました。

なんとか都合をつけてその日のうちに申立書を作成し、裁判所に提出。
さらに上申書でも、「ログを消去すべきではない特段の事情がある」「本件を最速で対応してほしい」と必死に裁判所に訴えました。
とにかくやれることをすべてやり尽くして、あとは朗報を待とうと。

そしたら、山が動いたんです。
裁判所がすぐに対応してくれたおかげで、なんとか土壇場でログを残すことができたんですよ。


ーー決死の思いが実ったわけですね。

それとは別にもうひとつ、同じように固い扉をこじ開けた事件がありました。

これもネットの誹謗中傷問題です。
厄介だったのは、ご依頼者さまを傷つけた投稿の文言が、「侮辱」に当たると判断するのは難しいのではないか、つまり、投稿者の情報を開示せよと裁判所が認めないのではないかーー。
そんな懸念があったことです。

それでも、誹謗中傷されてご依頼者さまは当然傷ついておられるわけですから、私もご依頼者さまのお気持ちに寄り添い、全力を尽くさない手はありません。


ーーそれで、どんな角度から挑んだんですか?

いかにその言葉が卑劣なものなのか、例えばネットスラングで侮蔑する言葉として用いられているものなのかとか。
この場で具体的に明かすのは難しいのですが、その言葉が日常で使われている場面等を想像してみて、なんとかアイデアを捻り出して主張した結果、それが侮辱に当たると裁判所に判断されたんです。

03 得意分野とスタンス②

企業法務にも注力。法務部で培ったビジネス感覚とスピード対応

ーーどちらも力強いエピソードでした。モチベーションはどこから生まれるんですか?

弁護士は、ご依頼者さまの「剣」であり、「盾」であるーー。
これが私の信念なんです。

ご依頼者さまが抱えておられる不安や怒り、葛藤などのお気持ちを汲み取って、法的な主張に変換し、代理人として相手に切り込んでいく「剣」であること。
また、相手からの攻撃をご依頼者さまに代わって徹底的に防ぐ「盾」であること。
それが弁護士が果たすべき役割だと、常に自分自身に言い聞かせながら、一つひとつの事件に向き合っています。
誹謗中傷をはじめとするネットやSNS上のトラブルは、当事務所が最も得意とする領域のひとつです。
これまでの解決実績は数百件に上り、発信者の特定・損害賠償請求や、投稿の削除などの実績が豊富にあります。
芸能関係やインフルエンサーの方など、著名人からのご相談を多く受けているのも強みです。

また、私は平成5年生まれでインターネットのコンテンツの発展と共に育ちました。
インターネット独自の雰囲気や言葉遣いに十分に理解があります。
システムエンジニアの経験はないですが、前職では現場担当者と打ち合わせを重ねながらシステム関係の契約書を山ほどチェックしてきましたので、ITへの抵抗感も全くありません。
このようにインターネット・ITへの理解があるところも、十分に活かせていると思っております。


ーーその前職との関連でいうと、企業法務とも親和性がありそうですね。

前職では、重役の稟議決裁に回す前に、法務部の承認が必要でしたので、営業活動と非常に近い位置で仕事をしていました。
ビジネスの世界で求められるスピードや感覚は、身に染みて理解しているつもりです。

コンプライアンスという言葉は一般的になりましたが、法務部がない、弁護士と顧問契約を結んでいないという中小企業がまだたくさんありますね。
契約書も作成せずに口約束だけで取引をしていたり、契約書があっても内容が不明確で意味がなかったりというケースもよく目にします。

確かに、中小企業の経営者の方々が弁護士へ毎月の顧問料を支払うことを負担に感じるお気持ちはわかります。
ただ取引相手とトラブルになった際、取引について法務チェックをしていないがために多額の損害が生じてしまう恐れがあります。
また、取引関係そのものが下請法や独禁法といった強硬法規に違反していた場合、行政から勧告等の措置を受けてしまい、取引先だけでなく消費者の信用も失ってしまう恐れがあります。

そうしたリスクを摘むためにも、法務部の外注として顧問をお任せいただき、契約書の作成・チェックをはじめとする予防法務とともに、社内外でトラブルがあった際にもぜひ私を頼っていただきたいですね。

04 悩んでいる人たちへ

壁をつくらず、歩み寄る。クルー流のおもてなしと「PIA」の精神

ーー最後に、依頼者に伝えたいこと、メッセージをお聞かせください。

おそらくみなさんのなかには、弁護士という肩書に身構えたり、「堅苦しい」とか「冷たい」といった印象をお持ちの方が少なからずいらっしゃるはずです。
ただ、私はそんなことを一切感じさせないように、ご依頼者さま、ご相談者様が打ち解けやすい雰囲気づくりを常に心がけています。

その根底にあるのが、「PIA」(ポジティブ・インターアクション)です。
これは某テーマパーククルーのおもてなしを表す用語で、お客様に対して一人一人にあった「素敵な洋服ですね」「ここがお勧めのスポットですよ」などとポジティブな言葉をかけるコミュニケーション、接客方法を指します。


ーーその経験が今に活きているんですね。

もちろん、法律事務所はテーマパークのように、楽しむための場所ではありません。何かお困りごとがなければ、一生縁がないという方も多くいらっしゃいます。
ご依頼者さまはお辛いご状況の中、勇気を振り絞って、そんな未知の世界の弁護士にご相談くださったわけです。だからこそ、ご依頼者さまとはざっくばらんなやりとりも交えながら、信頼関係を築いていけるようにしているんです。

残念ながら、全ての事件が100%ご依頼者さまの望む結果になるわけではありません。ですが、どんな状況でも私がご依頼者さまの味方となり、「頼んでよかった」と思っていただけるよう、最善を尽くします。
肩の力を抜いて、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
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