債権回収の事例紹介 | 後藤 敦夫弁護士 後藤敦夫法律事務所

取扱事例1

• 債権回収代行

滞納家賃の回収、および立ち退き

【事案】
賃貸マンションのオーナーさんが依頼者の事案です。
相手方はそのマンションの一室を賃借している賃借人です。
相手方はオーナーさんの度々の催促に一切返答せず、緊急連絡先である親御さんに様子を見に行ってもらっても、部屋にいるのかどうかすらわからないという状態でした。

【解決】
未払い賃料の請求及び建物明渡の訴訟を提起し判決を取得しました。
その後、弁護士立ち合いのもと、立ち退きが完了しました。

【解決の鍵】
状況からして話し合いは難しいと判断し、受任後すぐに提訴しました。
強制執行による明け渡しも覚悟していましたが、以外にも相手方が訴訟に出席したので、相手方と法廷において立ち退きの日程調整を行いました。
判決が出てから2ヵ月ほどで弁護士立ち合いのもと、立ち退きを完了しました。
明け渡しまで長期間を要すると覚悟していましたが、受任後すぐに提訴したことでスピード解決となりました。
未払い家賃については、完済まで月々分割で支払っていくとの相手方の申し出をオーナーさんが了承したため、給料差押えまでは行いませんでした。

取扱事例2

• 債権回収代行

遺産分割未了の相続財産の差押え

【事案】
名誉棄損の被害を受けた方の依頼で、損害賠償請求訴訟を提起し、支払い命令を取得しました。
しかし、加害者が任意に支払いをしてくれませんでした。
加害者はどこかに勤めている様子はなく、財産の有無はまったく不明という状況での回収事案です。

【解決】
遺産分割未了の遺産を差押えることで、賠償金の回収に成功しました。

【解決の鍵】
調査により，加害者の居住している自宅が既に亡くなっている加害者の父親名義のままとなっていることが判明しました。
そこで、相続人（加害者）の債権者として、加害者を含む相続人全員についての相続登記を行い、加害者の持分を差し押さえました。
直後、加害者の代理人から連絡があり、結果、差押費用も含めた賠償金の支払いを受けることができました。