刑事事件の事例紹介 | 中村 誠志弁護士 中村法律事務所

取扱事例1

• 薬物犯罪

【不起訴処分】取り調べ対応でが功を奏し、処分保留判断

【相談前の状況】
特にご家族が従前の弁護士の対応に不満があったようで(やっていること自体はそれほど問題があるように思えませんでしたが、あまり依頼者・ご家族と一緒に動いているというような印象は受けませんでした)、知人の伝手から一度連絡を頂き初回接見の末、私と対応することになりました。

【解決への流れ】
その後、ご本人ご家族とも私をかなり信頼してくれたようで、ご本人は毎日接見要請ご家族はお電話を頂くといった様子でした。警察の方の理解もあり基本夜の対応でしたが、取り調べの対応方針、それがなくなると将来のことなどの話までしていたのを今でも覚えております。
ご家族についても、本人の様子をメインにお話し、本人との方針の共有などを行っておりました。途中から、検察官取り調べの段階には、毎度私と確認してからしか応じないと本人が言うので接見して欲しいと検事から連絡があるほどでした。その中で、何を話すべきか本人と伝え、それを理解した段階で接見を終えるということを繰り返しておりました。その結果、不起訴処分で終わりました。

【弁護士からのコメント】
処分後、ご家族から涙ながらの連絡があり、本人からも連絡がありました。その際によく来てもらったおかげですと言って頂きました。
結局お互いがどの程度信頼関係を形成できるかが刑事事件では肝だと思っております。刑事事件の依頼者様には、特に私には正直になって欲しい、私も正直に話すからと伝えることが少なくありません。今でもあのような結果になった理由を整理できていない面もありますが、私の中で信頼関係が生んだものと思っております。
今後も刑事事件の依頼者とは信頼関係をきづかなければいけないと実感した瞬間でした。

取扱事例2

• 痴漢・性犯罪

【性犯罪における示談交渉】被害者に配慮しつつ、迅速な対応を心がけています

依頼者：４０代　男性

【相談前】
　いわゆる性犯罪が問題となった事案で、依頼者様はその事実自体は争いがなく、本当に申し訳ないことをしてしまったといった状況でした。
　可能な限り、被害者の方と交渉を行うこと、今後被害者の方と関わらないことを約束できるかといったお話を当初しておりました。

【その後の状況】
　そこから、被害者の方との連絡についても、私の立場上、細心の注意を払う必要がありますので、担当の検察官にどのような手段をとることが可能であるかを確認し、その点を調整して頂き、具体的な方法等は、相談者の信頼している方を経由してお話することができました。
　一貫して、経緯について、ご相談しながらかつ方針についてもご納得して頂き進めていたこともあり、依頼者様には満足して頂き、そのことも頻りに口に出して頂いておりました。
　ただ、条件面で折り合いがつかず、結果示談はできませんでしたが、間に入っている方からよく動かれますねと言われたのが印象に残っています。

【中村よりの所感】
　刑事事件は、期間制限があるものですので、迅速に動くことが大前提であると考えております。
　その上で、いかに被害者と調整して、示談できることが肝要であると考えております。特に性犯罪は被害者の処罰感情の大きい場合がありますので、いかに調整できるかが弁護士の能力と考えております。
　お困りの方は、一度ご連絡下さい。