不動産・住まいの事例紹介 | 中村 誠志弁護士 中村法律事務所

取扱事例1

• 明渡し・立退交渉

【依頼者様のご要望の実現】相手方からの立ち退き請求への対応

依頼者：男性

【介入前】
　従前から弁護士が入って交渉をしておりましたが、正直方向性も不透明でどう進めるつもりなのか見えない段階で私のところにいらっしゃって、依頼者様もどのように進んでいるかあまりご理解されていない状況のような印象を受けました。
【介入後】
　その後、依頼者様のご要望を踏まえた私の対応方針を説明し(相当長期間の立ち退き猶予)、まず依頼者様にご納得頂きました。
　ここからが個人的に弁護士の力量が試される部分かと思っておりますが、一旦本件における利害関係及び法律関係を整理しました。
　その上で、まず相手方代理人と協議して、こちらが考えている解決案での解決がありうるのかといった提案を行いました(長期間の明け渡し猶予を認める代わりに、退去の必要が生じた場合は速やかに立ち退くといった内容です)。
　それについて、相手方代理人にとしては、乗り気になってくれたようで、相手方本人に確認してくれるとのことでした(相手方としても旨味のある提案ができたような感触はありました)。
　その後、相手方代理人から連絡があり、無事解決に至りました。

【弁護士中村の所感】
　この件については、依頼者の要望と相手方の要望をどの程度まで折り合いをつけるかといった部分が一番の悩みどころではありました。
　今振り返ると、正直こちらの依頼者の要望について、相手方の要望と折り合いをつけることができた事案でしたので、もっと早く解決できたのではと個人的には思っておりました。
　このように、必要な部分では調整した解決も可能ですので気軽に一度ご相談下さい。
　私なりの見立てをまずお話させて頂きます。