刑事事件の事例紹介 | 鈴木 誠人弁護士 豊橋法律事務所

取扱事例1

• 不起訴

ご依頼後24時間以内に身柄解放。示談成立し不起訴処分。

依頼者：男性

【相談前】
旦那さまが、性的な事件で逮捕された、と警察から連絡を受けて、奥様がご相談にお越しになられました。

別の法律事務所（刑事弁護専門、と広告しているYouTubeで非常に有名事務所）に相談に行ったとのことでした。

ただ、その弁護士は、眠そうに話を聞いた上に、弁護士費用がざっくり200万円掛かると言われて、他の弁護士の意見を聞きたいということでご相談にお越しになられました。


【相談後】
まずは接見に行って、事件の全貌を把握する必要があることをお伝えしました。

仕事への影響を非常に心配されていたので、早期の身柄解放に向けての活動についてもご説明をしました。

費用については、料金表に基づいて説明の上、事案の正確な内容が分からないので概算として、起訴されない場合には、約70万円程度とお伝えをしました。

ご依頼をいただいて、早速警察署へ接見に行き、強制わいせつの事案であり、本人も非常に反省しているが、被害者とは、面識もないとのことでした。

そのため、捜査機関を通じて示談交渉を持ち掛けるとともに、検察官と裁判所に対して、早期の身柄解放を求める意見書を提出しました。

結局、検察官は勾留請求を行ったものの、裁判所が勾留請求を却下し、ご依頼後２４時間以内に身柄を解放させることができました。

釈放後、示談交渉を継続し、無事に示談が成立しました。

示談が成立したことを検察官へ報告し、不起訴処分となりました。


【先生のコメント】
刑事専門と広告している事務所が、親身になって対応してくれるとは限らないようです。
弁護士費用も、私が頂いた費用よりも、３倍くらいだったようです。

早期にご依頼をいただけたことで、身柄解放に繋がったものと思います。
刑事事件は非常にスピードが重要です。

一刻も早いご相談を、強くお勧めします。

取扱事例2

• 詐欺・受け子・出し子

オレオレ詐欺の事案で保釈、示談成立により執行猶予獲得

依頼者：男性

【相談前】
お子さまが、オレオレ詐欺の容疑で、他県で逮捕されたという内容のご相談でした。

事件の内容が分からない以上、今後どうなっていくのか、ということが見通せない状況でしたが、まずは接見に行って、どういう状況なのか聞いてほしいとのことでした。


【相談後】
ご依頼当日に接見に行きました。

ツイッターでの闇バイト募集に応募して、オレオレ詐欺に加担してしまったとのことでした。

複数の都道府県で事件を起こしていたことから、捜査が長期化することが見込まれました。

ご本人様、ご家族様としても、現行犯逮捕だったこともあり、争う意向ではなかったことから、早期の身柄解放・執行猶予判決の獲得を目標として弁護活動を行うことにしました。

具体的には、捜査機関に協力的な姿勢を見せ余罪も含め全面的に自白をし、関与した全ての事件について、早期に捜査を終えるように求めました。

また、並行して、金銭的な被害を与えた方に対しては、示談交渉を行い、示談を成立させました。

そして、すべての捜査が終わった段階で、保釈により、身柄解放を行いました。

裁判の中では、示談が成立したこと、今回の事件の原因の分析と、ご家族を含めた再犯防止策を具体的に示したことで、執行猶予付き判決となりました。


【先生のコメント】
昨今、社会問題化している特殊詐欺（強盗）事件です。
裁判所も、非常に厳しく、組織の末端で利益も得ていない方であっても、実刑判決となることは珍しくありません。
そのため、慎重に弁護方針を検討する必要があります。

早期にご相談いただけたことで、他県にお住まいのご家族と連携し、一貫した弁護活動を行うことができました。