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すずき けんた
鈴木 健太弁護士
リトラス法律事務所
銀座一丁目駅
東京都中央区銀座1-13-12 銀友ビル9階
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インタビュー | 鈴木 健太弁護士 リトラス法律事務所

勝ち目が薄くても、社会に足跡を残す。大型事件や憲法訴訟も手がける代表弁護士の信念

大手法律事務所の経営企画や中堅事務所の支店長を経て独立した、リトラス法律事務所の鈴木 健太(すずき けんた)弁護士。
とくに刑事事件に強く、メディアを賑わせた大型事件や憲法訴訟などにも果敢に挑んできました。
交渉も得意としており、約1,000万円もの債権回収を友好的に解決したことも。
ときには時間も採算も度外視し、徹底的にリサーチして結果を出すーー。
その固い決意と覚悟は、どこから湧き上がってくるのでしょうか。

01 原点とキャリア

15ヶ国以上を歩き、途上国の法整備に興味。大手事務所で経営企画に従事

ーーなぜ弁護士になろうと思ったのか。その理由をお聞きします。

きっかけは学生時代、発展途上国を中心にバックパッカーとして15ヶ国以上を旅して回ったことです。
世界各地の貧困の実態を目の当たりにして衝撃を受けるとともに、芽生えてきたのはそれを「解決したい」という思いでした。

そんなときに、日本がカンボジアの法整備支援活動を行っていることを知ったんです。
法整備支援とは、途上国の立法や法曹の養成、法教育を支援する活動です。
それに弁護士らが関わっていることを知り、弁護士になろうと心に決めました。


ーーその後、どんなキャリアを歩んできたんですか?

まず、大手法律事務所に事務員として入社しました。
ほどなくして任されたのが、経営企画の仕事です。

私が主導したプロジェクトには、たとえば教育プログラムのマニュアル化があります。
また、相談時のヒアリングの仕方を分析し、受任率の向上にも貢献できました。
債務整理や交通事故、離婚問題のマニュアル作成にも携わりましたね。

その間に司法試験に合格し、都内にある中堅の事務所で弁護士としての一歩を踏み出します。
支店長として経営にも参画した後、現事務所を開業しました。

02 得意分野と解決事例

刑事事件に強く、破産法違反で逮捕も不起訴へ。AV新法の違憲訴訟も

ーー現事務所は、おもにどんな事件を扱っているのか教えてください。

離婚・男女トラブルや相続、債務整理、刑事事件、不動産問題、インターネットの誹謗中傷、さらに企業法務なども含めて幅広いご相談をいただいています。

私個人としては、なかでも刑事事件を得意としています。
それ以外にも、ニュースになるような大きな事件も何度も担当してきました。


ーー具体的にどんな事件を担当してきたんですか?

最近の例でいうと、2022年6月に成立した「AV新法(AV出演被害防止・救済法)」の違憲訴訟があります。
職業選択の自由に基づき、違憲性を主張して争っている裁判です。

また、あるリゾートホテルの破産手続きをめぐる事件もありました。

債権者への配当を不利になるようにした容疑で、親会社の役員や子会社の代表らが破産法違反で逮捕されたんです。
私は子会社の代表の弁護を担当し、周囲の予想に反して不起訴を勝ち取りました。


ーーなぜ不起訴に持ち込めたんですか?

まずは、取り調べの対策です。
犯罪の成否については依頼者様の微妙な話し方のニュアンスで犯罪成立させるよう検事が誘導する可能性があるため、そのような誘導がなされないように依頼者様と綿密な打ち合わせをしました。
同時に、検察にも起訴を断念するよう必死に働きかけたんです。
先輩弁護士にも協力依頼をし助けて頂きました。

それと詳しくは明かせませんが、相手の弁護団との交渉の末に、ある決定打を打てたことも大きかったですね。

この事件もAV新法の違憲訴訟も、結論がどちらに転ぶか見当がつかない事案です。
私はそんな難題にも、果敢にチャレンジしてきました。

03 弁護士としての信念

勝ち目が薄くても、徹底的に闘い抜く。書籍代が着手金を超えることも

ーー結果が読めない事件は、弁護士にとってもリスクがあるはずです。それでも挑むのはなぜですか?

難しい事案に臨むには、一定のノウハウや組織力が必要です。
ただ、勝算が薄いからという理由で大手の事務所に断られるケースは少なくありません。
そんなときに、藁(わら)にもすがる思いで私を頼ってくださる方がたくさんいらっしゃるんです。

その期待に応えるために、ときには採算度外視でお受けすることも珍しくありません。
着手金をいただいても、準備のために購入した書籍代がそれをはるかに上回ることもあります。

弁護士になったからには、誰でも解決できるような事件をやるだけではなく、判例になるような難しい訴訟、歴史に残るような事件で結果を出し、社会を前進させたい。そんな思いが根底にあります。


ーー難しい事件に対して、戦略や準備としてはどんな点を重視していますか?

徹底的にリサーチし、徹底的に闘うことです。

学生時代の恩師から教わった教訓があります。
「弁護士は多くの事件を扱うため、どうしてもひとつの事件にかけられる時間は限られる」というものです。
つまり、どんな弁護士でも、どこかで手を抜く瞬間があるはずなんです。

その隙を突くには、時間を度外視してでも調べ尽くし、負けないように理論武装しなければなりません。
関連書籍を片っ端から購入し、すべての文献を読み込む。
結論が予想できない事件であればなおさら、徹底した準備が欠かせません。

「これで負けたら仕方がない」というところまで、徹底的に追い込むこと。
それが、私を頼ってくれた依頼者さまへの責任だと思うんです。


ーーすさまじい気概と執念ですね。

一言でいえば、オタクなんだと思いますね。
やると決めたら、最後までやらないと気が済まない性格なんです。

趣味の資格取得もそうです。
7種の運転免許に、小型船舶操縦士1級/特殊、貸金業務取扱主任者、宅地建物取引士、行政書士、海事代理士、海事補佐人。
現状これだけの資格を取得しており、今ほかにも勉強しているものがあります。

04 事件解決のスタンス

詐欺でだまし取られた約1,000万円。相手の警戒心を解き交渉で決着

ーーどんなことも手を抜かない。先ほどのお話から、それがよくわかります。

ここまでは激しくやり合うようなお話をしてきましたが、実は交渉や協議で友好的に解決することの方が多いんです。

たとえば、ある債権回収の事案を担当したときのことです。
投資詐欺のようなかたちで、約1,000万円もの大金をだまし取られた方の代理人を務めました。

相手は出資法違反で逮捕されたんですが、依頼者さまは釈放されたタイミングで回収に出たいとおっしゃっていました。
ただ、相手の手元に現金がないことが明らかだったため、本来なら回収が困難な状況だったんです。


ーーどんな手を打ったんですか?

ひとまず訴訟を提起し、相手を呼び出すことにしました。
そして、いざ相対した法廷の場。
相手は到底納得いかない様子で、大声を張り上げていました。

肝心なのは、その後のことです。
法廷の外で「ちょっとお話よろしいですか?」と私から声をかけたんです。
「依頼者さまはかなり怒っています」「今のあなたの生活状況はどんな状況ですか?」。
そんな言葉をかけながら、じっくり会話を重ねました。

すると徐々に打ち解け、最終的に相手が折れて分割払いでお金を返してもらえることになったんです。
現時点まで約2年間、相手は滞りなく返済し続けてくれています(2024年2月現在)。

相手との距離を縮め、心の壁を取っ払う。
そのために大切なのは、なだめるようにやさしく話しかけること。
そして、丁寧にメリットやデメリットをご説明し、譲歩と納得を引き出すことです。
「刑事告訴するぞ」などと半ば脅すような態度では、火に油を注いでしまいますからね。


ーー最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

事務所名のリトラスは、LINK(リンク)とTRUST(トラスト)をかけ合わせた造語です。
依頼者さまとしっかり手をつなぎ、信頼関係を築き、問題をスマートに解決する。
そんな意味合いが込められています。

これからも人とのつながりや縁を大切にしながら、目の前にある一つひとつの事件に決して手を抜かず、常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう努めていきます。
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