離婚・男女問題の事例紹介 | 稲垣 孝宣弁護士 稲垣総合法律事務所

取扱事例1

• 調停

【調停離婚】【財産分与】【婚姻費用】会いたくない・話したくない夫との離婚

依頼者：50代女性

【相談前】
依頼者は夫と別居し、離婚はしたいけれど、夫とは会いたくないし、話もしたくないような状況で、漫然と時間だけが過ぎて、約5年経過していました。

【相談後】
まず、依頼者は夫から婚姻費用を受け取っていなかったため、婚姻費用分担調停の申立てを行いました。婚姻費用が決まると、満足な財産分与を得られるように、相手方の財産についてきちんと開示してもらい、その分与額に納得して離婚できました。

【コメント】
配偶者と会いたくないし、話もしたくないという方は非常に多いです。このような方の場合、弁護士に依頼し、交渉を代理してもらったり、調停の申立てをしてもらう必要があります。また、弁護士に依頼することで、婚姻費用や財産分与、さらに忘れられやすい年金分割など正当な財産的権利について、満足に受け取ることが可能となります。本件は新型コロナの影響で調停期日がスムーズに入らなかったこともあり、約1年半かかりましたが、弁護士に依頼しない場合、より長期化したり、金銭について満足に得られなかったかもしれません。

取扱事例2

• 慰謝料請求された側

【不倫慰謝料減額】請求額500万円から100万円に減額成功

依頼者：40代男性

【相談前】
不倫相手の夫の弁護士から500万円の慰謝料を請求する内容証明が届いたことで、あまりにも高すぎて支払えないとご相談に来られました。

【相談後】
相手弁護士との交渉に関し、全て弁護士に依頼することができ、安心して、しかも妥当な金額と考えられる100万円で和解ができました。

【コメント】
不倫の慰謝料については、100万円～200万円で解決する事案が多く、これを超える高額な事案は少なく、300万円を超える事案は極めて稀だと考えられます。つまり、500万円の請求は明らかに高額なものと言わざるを得ません。しかし、このような高額な請求について自分で相手の弁護士と減額交渉をすることは精神的にも専門技術的にも困難だと思います。そこで、弁護士により、その事案の減額ポイントを適切に聴取し、これを主張することで、減額和解をすることが安心した状態で可能となります。少なくとも300万円を超える不倫慰謝料の請求がされた場合には、ぜひ、一度弁護士にご相談ください。

取扱事例3

• 調停

【円満調停】実家に戻った夫とやりなおすことに成功

依頼者：30代女性

【相談前】
数日前まで二人でテーマパークに遊びに行く等、結婚して5年円満な夫婦生活をしていたところ、突然夫が実家に帰って、夫の弁護士から「離婚したい」との連絡が届きました。

【相談後】
夫ときちんと話ができてなかったので、直接手紙のやり取りを行うとともに、円満調停の申立てを行いました。

【コメント】
離婚調停については知っておられる方も多いかもしれませんが、夫婦関係の修復を目的とする円満調停という制度を利用して、お互いが夫婦生活の中で我慢できなかったことややり直すうえで不可欠なルール作りについてサポートすることで、約半年後には、同居生活を再開することができました。