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ひらた のぶお
平田 伸男弁護士
旭合同法律事務所 岐阜事務所
名鉄岐阜駅
岐阜県岐阜市神田町九丁目22番地パリスビル6階
対応体制
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インタビュー | 平田 伸男弁護士 旭合同法律事務所 岐阜事務所

一審敗訴から高裁で逆転勝訴も。依頼者の「最良」を考え続ける法律家が、ベストのために意識する解決視点

中部エリアの中規模事務所として、40年以上の歴史を誇る旭合同法律事務所。
平田 伸男(ひらた のぶお)弁護士は、同事務所の岐阜事務所の所長で、現在も現役の創設者・米男氏を父に持つ二代目です。
柔和で話しやすい人柄ながら、数々の難題を解決へ導く手腕で依頼者から厚い信頼を獲得している平田先生。
「法律はあくまでひとつの基準」と、ベストの解決へ導くためには必ずしも法律にとらわれません。
柔軟な弁護スタンスで一審敗訴から高裁で逆転した実績もあります。
「父の影響は受けたが、なることを勧められたことはない」と、親の力には頼らず、あくまで一弁護士として我が道を進む平田弁護士。
パイロットを夢見ていたという少年時代からこれまでを辿りながら、その弁護哲学に迫ります。

01 弁護士になった理由

パイロットを夢みた少年時代。知らぬ間に受けていた父親の影響で法曹界へ


ーー弁護士を志したのはいつ頃だったんですか?

子どものころに憧れていたのはパイロットです。
ただ、具体的に職業を意識し始めるころになると視力が良くないとパイロットになるのは難しいということで、断念しました。
そこで「人の役に立ち、感謝されるような仕事がしたい」と考え、最初に浮かんだのが弁護士でした。
やはり父の影響があったと思います。
本当に無邪気な理由ですが、子どものころ、毎年自宅にたくさんお中元やお歳暮が届いているのをみて、「お父さんは多くの人から感謝されているんだなぁ」と誇らしく思っていましたので。


ーーお父さまというのはもしかして、代表の平田米男先生ですか?

そうです。
父からは弁護士になることを勧められたことはないのですが、知らないうちに影響を受けていたのかもしれませんね。
一番身近な社会人である父が弁護士でしたから。
それもあって、そもそも会社員になる自分をあまりイメージできませんでした。

高校、大学時代は親元を離れていたこともあり、進路についてとくに父に相談することはありませんでした。
弁護士を職業に選んだのは、あくまでも自分の意志です。
司法試験受験の際は、先輩として対策等のアドバイスをいただきましたが…。

02 得意分野と強み

社外取締役の経験も。離婚、相続を中心に相談ベースは年間400件


ーー弁護士になってからはどのようにキャリアを積まれたのですか?

修習を終えていまの事務所に入所し、12年になります。
初めは名古屋で、そして4年目からは現在の岐阜事務所の所長として弁護活動を行っています。

離婚、相続を軸に交通事故など一般民事全般に幅広く対応しています。
年間で400件前後の相談を受けており、離婚や相続などの相談が多く、これまでに多くの事案に携わっています。


ーー企業の社外取締役の経験もあるそうですね。

縁があって監査役をやらせていただいたり、社外取締役として、上場までサポートさせていただいたりした経験もあります。
証券取引所で鐘を鳴らすことにも立ち会いました。
企業案件ではほかに、債権回収などにも対応しました。


ー一弁護活動で意識していることを教えてください。

「依頼者にとって最良はなにか」を常に考え、最善の解決策をご提示することです。
相談の際、「法律ではこうなっているからこうしてほしい」というように事務所に来られる方がいらっしゃいます。
ネット情報などを参考に、ある程度見立ててくるんですね。
否定はしませんが、だからと言って必ずしもそれが本当に相談者の方にとって最良かといえばそうとは限りません。
法律にあてはまったとしても、そのこととその方にとっての「最善」とは分けて考えるべきなのです。
弁護士は法律の専門家ですから、そうした一元的な考え方ではなく、あらゆる角度から多面的に判断し、より良い解決策をご提示します。
それが役割であり、使命と考えています。

03 私にとっての法律

一審敗訴を高裁で逆転。確信した「法律は一つの基準」という思い


ーー先生にとって法律とはなんですか?

物事を判定するひとつの基準になるものです。
ただし、決してそれが全てではありません。
逆にいえば、解釈の仕方によって、より良い解決策につながることもあれば、その逆にもなりうるということです。
ある事案を担当した際、私はそのことを確信しました。


ーーどんな事案だったのですか?

全国展開するある団体があり、その支部にあたる組織が、不当に権利を侵害されているとしてその地位について争った裁判がありました。
私は一審で敗訴した後を引き継ぐ形で受任し、高裁にのぞんだのです。
訴状を精査すると、法的な論点で見落とされている箇所がありました。
私はそこを補完し、高裁で主張したのです。
高裁では思惑通りそれが認められ、逆転で勝訴しました。
まず一審の敗訴を分析し、次にそこに穴がないか探りあて、そこを突いたことが奏功したのです。
法律はロジックの組み立て方や解釈を誤ると負けにつながり得るし、一方で勝利を手繰り寄せる武器にもなり得るということを改めて認識させてくれる事案でしたね。


ーー弁護士としてはまさに会心の勝利ですね。

一審でなぜ負けたのかをとことん精査し、知恵を絞って打った手が、裁判官に認められたわけですから達成感は大きかったですね。
同時に、法律はあくまでも一つの基準ということを思い起こさせてくれました。

この経験によるなによりの収穫は、「諦めてはいけない」という弁護士として一番大切な姿勢を再認識させてくれたことですね。

04 弁護士としてのモットー

敷居をまたぎやすい法律事務所を目指して。依頼者との距離が近いほど「最良」の結果に近づく


ーー依頼者との距離感や温度感で意識していることを教えてください。

常に最良の解決を見据えるようにしています。
最良というのはその場しのぎではないということです。
弁護においては、都合よく法にあてはめることで解決することも可能です。
しかしそれは解決には違いありませんが、必ずしも「最良」の解決とは限りません。
私が考える最良の解決は、その後の人生においてもハッピーになるような解決です。
それを手繰り寄せるために重要になるのは、まず依頼者の方が何を求めているかを知ることです。
密にコミュニケーションを取りつつ、俯瞰して依頼者の方の人生においていい結果なのかを考え抜きます。


ーー依頼者の方の協力も不可欠ですね。

経験則から申し上げられるのは、早めにご相談いただくことが、より良い解決の近道になるということです。
たとえば離婚ですと、別居前に相談に来ていただければ、財産分与で重要になる資産等の調査もしやすくなります。
交通事故でも早めにご相談いただくことで選択肢が増え、より有利に交渉を進めることが可能になります。

多くの依頼者はトラブルが表面化してからご相談に来られるのですが、その時点でハンデを背負っているような状態です。
もちろんリカバリーもできますが、少しもったいない気がします。
弁護士に相談するからといって別段大袈裟に考える必要はないのです。
それよりも問題を放置する方がマイナスになります。


ーー最後に中長期の目標をお聞かせください。

岐阜に根を張って7年になりますが、この地で「法律相談といえば『旭合同法律事務所』」といわれるようになりたいですね。
それは単に名前を知ってもらうことだけでなく、より気軽に足を運べる法律事務所としてです。
法律事務所はそれくらい敷居が低い場所でないと、十分にその役割を果たせないのではないかと私は感じています。
相談すべき、あるいはしたいのにされずに埋もれている潜在的なトラブルを少しでもすくい上げ、解決へ導けるようにしたいですね。

そのためにはこちらから歩み寄るくらいの姿勢で一つひとつの事案に親身なって向き合い、地域の方にとってより身近な存在になれるよう、信頼を積み重ねていかないといけません。
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