企業法務の事例紹介 | 刈谷 龍太弁護士 弁護士法人C-LiA

取扱事例1

• 事業承継・M&A

事業継承による株式一本化の手続き

ある会社の創業者兼代表取締役が、高齢のため相続・事業承継を考えるようになりました。
そのとき、創業当時に一定額を出資していたAさんが株主として名前を連ねていたため、円滑な事業承継をおこなうためにAさんの所有している株式を買い取りたいとの要望がありました。
依頼を受けてAさんにコンタクトを取ってみましたが、反応がなく、こちらの提示した条件に関する話合いもできない状況でした。
そのため、会社法に定められた制度を用いてAさんの所有する株式を取得し、適正な対価を支払うことによって株式を一本化することに成功しました。

取扱事例2

• 顧問弁護士契約

譲渡担保権を実行して債権回収を図ろうとした事案

Aが持つB社（非上場）の株式を担保に借金をお願いされた企業が、その株式に譲渡担保権を設定して金員を貸しつけたものの、その後返済が滞ったため譲渡担保権を実行して債権回収を図ろうとした事案。
依頼会社は第三者対抗要件を具備していなかったため、第三者に株式を譲渡されると担保としての価値がなくなってしまう状況でした。
そこで、保全処分を経た上で、訴訟を提起し、勝訴的和解を勝ち取りました。