歯科医の医療ミスで示談に持ち込みたい

11月11日に歯科にて抜歯の処置をされた。
当方は一型糖尿病。
虫歯だと奥歯を1本抜歯。
抗生物質と痛み止めを処方され帰宅。
翌日かなり腫れて上手く話せない状態。
抜いた翌日なので抗生物質と痛み止めを服用しながら経過観察。
その後あまりに腫れが酷く歯科に連絡してその日に診てもらうが抜歯した部分の消毒と同じ抗生物質と痛み止めを処方される。
歯科医からは今日明日がピークだと言われる。
しかし翌日また翌日と経つにつれて激痛と腫れと寒気で食事は出来ないし呼吸もするのがやっとの状態となり17日に救急車で搬送される。
総合病院だったがそこでは処置が難しいとの事で東北大学病院へ移送。
熱は40℃まで上がり痛みと呼吸苦で即入院。
抗生物質とステロイドを点滴しながら経過を診たが、1週間後の造影CTで気管切開手術が決まる。
27日に気管切開をしてカニューレ生活が始まる。
顎の下の感覚は触ってもないのと、今後数ヶ月にわたり抗生物質を投与して顔の下の炎症で固くなってしまった顎の肉を元に戻すとの事。顔の形が変わって絶望です。
入院したことは歯科医に連絡したのですが驚いているという感じで?また落ち着いたら連絡すると言ったらお待ちしてますと言っていました。
大学病院には約1ヶ月の入院とその後数ヶ月の通院が必要と言われており、手術の傷も首のとても目立つ部分です。
培養した病原菌は虫歯菌で抜歯の時に感染したもので間違いないとの事。
弁護士に頼んででも治療費と慰謝料の請求をしたいですが、示談出来れば私としては良いかなと・・・
味方になってくれる弁護士さんを探しています。
よろしくお願いします。

一般の方が考えられる以上に難しい事案と思います。

医療過誤で訴えるには、医師側に過失があったことの立証が必要になります。
カルテの開示を受け、抜歯にあたり必要な措置を取っていなかったことなどの事情がないか
確認が必要となります。

また、糖尿病という既往症により、抜歯にあたり、通常とは異なるような措置が必要だということであれば、その調査も必要となります。

医療過誤事件を扱っている事務所を探して相談されることをお勧めします。

ご承知かも知れませんが、糖尿病患者は、慢性的な高血糖状態によって起こる微小な血管障害・免疫不全の状態により、感染性に感染しやすく、創傷・挫傷の治癒が遅延しやすいことが医学・薬学の世界では知られています。抜歯直後の菌血症が一般人より起こりやすいことも知られていますが、①この知見が、通常の歯科医であれば予見し対処することが現在の医療水準で可能であるか、②当該歯科医が、糖尿病の既往歴を知っていたか、という点をまずクリアする必要があります。

また、医療過誤事案で賠償額が1千万円を超すような賠償事案の場合は、個人の支払いではなく医師賠償保険での対応が一般的ですので、保険者である損害保険会社の意向を無視することができません。
そこで、一般の方が考える以上に、「医師個人との話し合いではなく、証拠や論理が厚く、保険会社を説得できるほど勝訴の可能性が高い事案か」、という視点が欠かせません。

少なくとも手術ミスの医療過誤を何件か経験したことがあるというレベルではなく、歯科医の医療過誤事案を扱ったことがある弁護士を、現実に法律相談を受けて地道に探すよりほかにないと思います。

一型糖尿病である事は勿論あちらは知っています。抜歯後おかしいと思い予約前に再診してもらっています。その時の説明は今日明日がピークだからとの事で同じ薬を出されて帰りました。泣き寝入りしたくないです。