借地返還時の注意点と解体後の法的手続きについて
私の祖母が今夏に他界し、借地を返すことにいたしました。生前、祖母から「借地を返す時は更地にして」と言われていたので、現在解体業者に年明け着工を依頼しているところです。
元々個人間でやり取りしていた契約だったのですが、代が変わって現在先方は不動産会社に委託しています。
そこでお聞きしたいのは、
1.その他土地の返還に関して必要なことは何か。
2.土地の返還という大事な話なので、個人では先方とのやりとりが心配。
3.このまま解体を進め、工事完了後に法務局と市役所に建物滅失届出をすればいいのか。
現在のところ気になっているのは以上の3点となっております。
ご返答よろしくお願いします。
ご自身で先方とやりとりをされているとのことですので、ご質問とは少しずれてしまうかもしれませんが、次の点に注意されたほうがよろしいかと思います。
1 借地権譲渡の可能性
借地権を所有者に売却できる可能性があります。契約期間が残存しているのであれば、単に返還するのではなく、譲渡の可能性を検討してみてください。
2 個人で交渉することについて
借地権の譲渡や、土地の返還の方法は個人でご対応されるのは難しいかと思います。お近くの弁護士に相談されることをおすすめします。
3 解体について
解体をしてしまうと、借地権は対抗要件を失ってしまいます(平たく言うと、その土地に借地権を設定していることを他の人に主張できなくなってしまいます。)。
そのため、解体の時期については、慎重に検討されてください。