セクハラのクレーム対応について

クレーム対応についての相談です。
整骨院を経営しています。
最近は体だけでなく精神的に病んでいる方が多く、精神的なサポートも積極的に行っています。

中には安心させるために、精神的に追い込まれている人に対して、全力であなたを受け入れ、支えていきますという気持ちを伝えるためにハグをする場合もあります。
もちろん、男女や年齢に関係なくです。
また誤解やトラブルがないように、
ある程度信頼関係が築けていること。
必ず「お願いがあります。ハグさせてもらっても良いですか?」と尋ね、変な気持からではなく、あなたを思う気持ちからという理由を説明させてもらっています。
今まで、これで数年やってきていますが、感謝されて通院を続けてくれる人はいても、トラブルになったことはありませんでした。

今回は、33歳の女性のお患者さんで、ケガのこと、家庭の悩みなどで精神的に参っている方でした。
すでに気づかれているかもしれませんが、セクハラを受けたと言われています。
この方を全力でサポートすると決め、ハグして良いか尋ねたところ、下を向いているのでそっとハグしてあげました。
その際に、なぜハグするのかという質問も受け説明もさせていただきました。
ただ、彼女からの質問がハグの前だったか後だったか、今となっては記憶が定かではありません。
また帰り際にも、「何でここまで相談にのってくれるのですか」と質問受けているので、私は意思が通じていると思っておりました。

後日改めて電話があり、「急に抱きつかれてびっくりした。あのハグはどういうことなのか?」という質問を頂きました。私は(気が動転して)お忘れになっているかもしれませんがと述べて、きちんとお尋ねしたことと理由を改めて説明させていただき、私の意思がきちんと伝わっていなかったこと、驚かせてしまったことを詫び、勘違いしないでくださいとお伝えしましたが、納得はされていない様子でした。

さらに数日後、ご主人から、「妻があなたからいきなり抱きつかれたと言っている。こちらも争いたくないのでいくら払ってくれるんですか」という電話を頂きました。
改めて説明させていただきましたが、ご主人は、いやらしい気持ちで抱きついたという前提で話をしおり、私の話に聞く耳を持っていただけませんでした。

昨日、「いくら払うつもりなのか」と再度電話があり、
お互いの認識がずれていて話がかみ合わないので、互いに争いたくないということなので、説明して納得できるところは納得して頂き、認識が違っている部分がどこななか明確にするために、一度お会いして話ししましょう。
と提案して、明日会うことになりました。

私としては、相手がセクハラだと感じればどんな理由であろうとも責任を取らなくてはいけないと思っています。
いくら説明したとはいえ、本人が覚えていない以上、きちんと伝えきれなかった点、下を向いていたのを同意したと思い込んでハグした点、について瑕疵があると思っています。
ただ、やましい気持ちで、しかもいきなりハグした点については同意するわけにいきません。
当然補償の金額についても折り合いがつかないのが目に見えています。
金額に納得いかなければ、セクハラで訴えて悪い評判を立てられることも考えられ、それは絶対に避けたいところです。
相手に良かれと思ってやったのに、こうなってしまい精神的の本当に参っています。

そこで弁護士さんからのサポートお願いしたいと思っています。
よろしくお願いします。

交渉による解決を目指すべきですが、対応を誤らないよう、お早めに弁護士へ直接ご相談されることをお勧めいたします。

民事・刑事ともに争いになる可能性があります。
仮に、先方にいくらかの示談金を支払うとしても、示談の際には、示談書を締結し
刑事上の処罰を一切求めないとする文言を入れた方がいいでしょう。
示談書を交わす必要がある事案と思われますので、専門家へ相談した方が良いでしょう。