誤支店への口コミ投稿で名誉侵害、賠償請求の可能性は?
以前勤務していた職場に関する経験をもとに、インターネット上に口コミを投稿しました。ただし、誤って勤務していた支店ではなく、同じフランチャイズの別支店に投稿してしまいました。
投稿は約2か月間掲載され、その後誤投稿に気づき削除しました。
削除後、3か月後ぐらいに、プロバイダからIPアドレス開示に関する通知が届き、削除済みであることから「開示しない」と回答しましたが、裁判所の命令により先日開示されたとのことです。相手側は名誉権侵害を主張しており、開示通知に添付された資料にその旨が記載されています。
・投稿内容の概要:
自分の勤務経験や体験に基づく批判的評価が中心(約9割)
一部はポジティブな評価や、利用者に向く場合について触れている(約1割)
特定の個人を攻撃する意図はない
投稿先は誤っており、勤務していた支店のことではない
相手側の主張:
投稿内容に誤りがある(支店が違う)
名誉権侵害の申し立て
相談したいポイント:
①損害賠償請求や刑事責任の可能性はどの程度あるか
②過去の削除や投稿先の間違いを考慮した場合、現実的に相手が裁判で請求できる金額や判決の可能性
①開示請求は通常、後続の損害賠償請求を見据えて行われますので、損害賠償請求がなされる可能性は高いです。
投稿内容次第ですが、刑事事件化する可能性は低いと思われます。
②過去の投稿削除や、投稿先の間違いは和解交渉の材料になり得ると考えられます。
金額については投稿内容次第ですが、通常40万円~100万円程度でしょう。
ご心配であれば、現時点のうちに弁護士へ個別相談しておくのも一案かと思います。
①損害賠償請求や刑事責任の可能性はどの程度あるか
→発信者情報開示は損害賠償請求のために行なわれることがほとんどですので、今後、相手方本人又は代理人から、損害賠償請求に関する連絡があるでしょう。相手方の意向によっては、相手方が刑事告訴し、刑事事件化することもあり得るでしょう。
②過去の削除や投稿先の間違いを考慮した場合、現実的に相手が裁判で請求できる金額や判決の可能性
→投稿先の間違いや削除はあまり影響しないでしょう。記事を拝見していないので、相手方が請求できる金額は不明ですが、ご記載の事情のみを前提とすれば、数十万円程度の賠償が判決で認められることが多いでしょう。