パラサイトシングルの妹から実家の資産を守る法的手段は?

離婚したまま実家に居座る妹のことで相談をさせてください。

妹は若くして離婚して実家に戻りました。再婚も就職もせずずっと親に養ってもらっています。親はそれなりに裕福です。両親が妹に自立を促すことはなく、「俺は一生この子の面倒を見る」「こんなに良い娘とずっと暮らせるなんて私はなんで幸せな母親だろう」などと寝ぼけたことを言っています。妹は自立すべきだと伝えたところ、「あの子は他に行くところがないのに」「お前はひどい兄だ」と抵抗され、ただ私が悪者扱いされて終わりました。

妹も経済観念が怪しいところがあり、普段の食事の材料をデパ地下で買ってきたり、資産形成とか、貯蓄、備えの概念がありません。お金は必要な時にいつでもいくらでも用意してもらえる環境ですので、一般的なサラリーマンの妻のように、夫の収入をやりくりしてお金を管理運用する必要がありません。当然のことながら、自身の経済環境について見ていて心配になるほど無関心かつ能天気です。親も「家にはお金があるのだから」と言ってまともに取り合いません。

このままだと両親が亡くなる頃には資産が枯渇します。生活力も経済観念もない妹にお金を全額消費されたあげく、生活の面倒を見てくれなどと頼られてはたまりません。

妹が自立することはまずないような気がします。そもそも就労経験がない中高年など雇ってくれるところはないでしょう。子どもが生める年齢でもなく、自分は頑として働かず、金銭感覚も独特ですので、再婚は難しいと思います。何より親が「ずっとここにいていいんだよ」みたいなことを言ってしまっているので、妹を自立させる案は現実的ではありません。

実家の資産を守り、将来妹を養わずに済むよう、手を打ちたいと思います。法的にはどのような手段が考えられますか?アドバイスをお願いします。

ご質問主の親が自身の財産をどのように使うかは、親の自由です。娘のために浪費しようが、ギャンブルに使おうが、意思がはっきりしている限りは法的に止めることはできません。
他方で、お金が無くなった妹本人や第三者から養えといわれても、無視すれば良いでしょう。
実際に相続が開始した時点で運良く財産が残っている場合に妹の特別受益を主張できるよう、妹が親から援助してもらった金額、方法等の証拠を残しておきましょう。