個人再生を検討中、法テラス利用が難しい場合の対策は?
僕は知的障がい者(自閉症)で、任意整理の返済が厳しくて、今の事務所(司法書士法人YMT)を辞任して法テラス対応弁護士事務所(個人再生)をさがしてますけど、どうしたらいいですか?
僕は、徳島市内の弁護士事務所に個人再生依頼して、法テラスへ援助申込みしたけど、僕の収入が法テラスの資力基準が超過しており、利用する事が出来ませんでした。再審査の申立て(不服申立て)を検討しています。
ちなみに僕は借金300万円以上のあります。
自動車ローンもあります。
借金が300万円の個人再生であれば、再生計画3年で最低弁済額の100万円の弁済、月々3万円弱の支払が必要なところ、それは可能であるため、弁護士と相談の上、個人再生を選択されたのだと推測します。
とすると、法テラスにおいて最低毎月5000円の分割払の必要があるため、ご相談者は月々3万5000円程度は毎月支払ができる収入があるということになります。
法テラスにおける収入基準において一般にその収入要件に該当する場合に、基本的に毎月3万5000円の余剰をひねり出すことがかなり難しいことと想定され、個人再生も法テラスへの支払いも難しいのではと援助決定がでにくい反面、個人再生が可能な収入の場合には収入要件に該当しないと、事実上個人再生は法テラスの法律援助の対象となりにくくなっている現状があると思われます。
法テラスにおいて法律援助が難しいことが確定した場合には、やむをえませんので上記毎月3万5000円の費用負担が可能な事実を前提に、その金額での分割払(理想は速やかな申立と申立後の積立も考慮して毎月4万円ないし5万円程度の分割払)を前提に、法テラスの法律援助の申立をしていただいている先生とご相談されると良いと思われます。
まとめますと、法テラスの法律援助が受けられないことが確定した場合、ご相談者は今お願いしている弁護士の先生に積立も考慮した分割払方法で個人再生をしてもらえないかどうかのご相談をされると良いと思われます。