恋人への貸金100万円未返済、連絡途絶の対処法は？
20歳大学生です。恋人に合計100万円ほど貸していたのですが、返済を約束していた日から連絡が取れなくなってしまいました。借用書などは書かせていないのですが、彼が自分で返済金額を言った上で返済意志を示しているLINEや、お金を貸してほしいと言っているLINEの証拠はあります。録音などの証拠はないのですが、訴訟を起こした場合貸金を回収することはできますか？また、無理そうな場合は泣き寝入りするしかないのでしょうか？
お困りのことと思います。
訴訟では、相談者さんの１００万円の債権を確定し、場合によっては強制執行をすることが可能になり、消滅時効も５年から１０年になりますが、「回収する」できるかは、別問題です。
相手が任意に支払わない場合、裁判の認容判決（債務名義）を基に、相手の財産（不動産屋預貯金等の動産）や、給料債権に強制執行をして取り立てていくことになります。
人の借金を踏み倒そうとするような相手は、おそらく財産を持っていることはないでしょう。
そうすると、相手の職場を突き止めて、給料を差し押さえすることが現実的だと思います。
これが、１０年間は実行可能ですので、ある程度長い目で見る必要があるように思えます。
裁判で勝てるかや、そもそも住所が分からないのに裁判ができるかについては、おそらく、大丈夫だと思います。
ラインの履歴や、相談者さんの預金口座からの引き出し履歴などで、「金銭の交付」と「返還合意」が認められたら、相手が「弁済」などの抗弁を立証しない限り、相談者さんの請求が認められる可能性は高いものとなります。
（その他、期限の到来や催告などの要件はありますが、）
相手の住所については、弁護士に事件を依頼すれば住民票上の住所は分かりますし、最悪、「公示送達」をして判決を得ることも可能です。
以上、ご参考まで。